同級生

・いちゆきさん

ダ〜〜〜リ〜〜ン♪ 
という爽やかなフレーズが心地よいほど耳に残るこのナンバーは、
小・中学生をターゲットにした少し甘酸っぱい片思いの物語です。

季節は春、まだまだ純粋な少年が隣のクラスの少女に恋をしました。
少年にとって少女は女神様なのです。
きっかけは何だったかわからない、
それでも、少年の想いはどこまでも遠く果てしない、
一つ壁の向こうの少女への想いで授業も耳に入らないほど…。
だけど、想いが強すぎてふとした機会にも勇気が無くて話かけられない、
目が合っただけで固まっちゃうくらいなのです。
心の中で、自分の想いを少女に叫ぶ毎日。
そして、少年は誓いました。
いつか君に思いを告げ、そして幸せにすると・・・。
だけど、それはまだまだ先の話かな?
それまで、2人は普通に同級生なのです。

多くの人が1度は経験した事のある、
こんな締め付けられるような思い出、
気持ちだけが先回りして、なかなか先へと進めないもどかしさ。
これらを、少しアイドルポップ仕様に気持ちよく歌われています。
大好きな女の子を女神様として、
本人には決して言うことの出来ない想いを叫んでいるサビの部分。
それまで、音声で曇らせた声で歌っていたところから、
一気にあいchan本来の透き通る歌声を弾き出すように歌われていますね。
これがあいchanの良さをさらに引き立てている気がします。
少しもどかしさがあり、切ない思い、
そして、まだ恋にあどけなさの残る青春の一コマを描いた、
フレッシュなナンバーですね。

(2005.09.15掲載)