雨になる

・BLUESさん

個人的な思いとして、この曲は「明日を信じて…」の「Ark」の続編、
と位置付けているのですが…。
何しろ出だしの歌詞からして印象的。
「神様 人はどうして生まれてきたの? 誰かを愛し愛されるため?」
こんな問い掛けで始まるなんて…。ホントにすごい17歳(当時)ですね。
そして2コーラス目で歌われる
「消えない矛盾が増えていき 何が正義かわからなくなる」
現実的な部分の世の中の核心をついてるなぁ、と思いましたね。

はずかしながら、自分も17〜18歳の頃、この様なことに悩んだ事がありました。
もちろん結論なんかは出ずにこの年になるまで来てしまったわけですが
(歌詞の中にも「答えは出てもまた悩むだろう」とあいちゃんが歌ってますが・笑)、
まったくもって川嶋あいからはいろいろなことを教えられます。
こんな18歳がいるなんて、この日本、まだまだ捨てたモノではないな、と(笑)
何しろ、太古の昔、生命の母なる海を生んだのは「雨」ですから、
あいちゃんの歌う
「いつか私達は雨になり 広い世界降り注ぐでしょう」
というのはかなり象徴的なコトバだと感じます。
最後の2行で歌われてるコトバには感動しますね。。。
「前見て歩くよ」… 川嶋あいの決意でもあるのでしょうね。

(2004.7.3掲載)

・NGC

2003年の豊島公会堂でのクリスマスコンサートで
「次の曲はわたしの大事な曲になりました。」
「世界のどこかでは戦争が起こってます。」
「どうして人は憎みあったり争ったりするのでしょうか?」
ではじまる、川嶋あいのライブ史に残るであろう長い長いMCの後に
静かに聞き入っていた観客の中、初めて歌われた曲。

その一年前まだ公式サイトにチャットがあった頃
あいちゃんが同じような事を言っていました。
「人はなぜ生まれてくるのだろう?」
「飢餓や貧困、戦争はなぜなくならないのだろう?」
短いながらも純粋に語ってくれました。
いつの時代も世界中の大多数の人が平和を望んでいるのに
飢餓や貧困そして戦争はなくならない・・・
ちっぽけな自分に何ができるのだろう?
その思いが1年後「雨になる」になったんですね

「川嶋あいの世界」の1つの大きなテーマの序章的な存在として
川嶋あいを代表する曲になるでしょう。
1人でも多くの人に聞いてもらいたい
そして彼女の叫びを感じ取って欲しいそう思います。
それがあいちゃんの大きな大きな夢を実現させる一歩になると思うから
「世界中の1人でも多くの人に自分の曲を・・・」

(2004.2.29掲載)

・kazu_2さん

2003年の豊島公会堂でのライブで初披露された曲。
冒頭のあいちゃん自身のMCで、現在世界中で戦争が起きている。
その中でどうして人間同士が争わなくてはならないのか。
こうしている間にも、生きることが精一杯の人がいたり、
食べるものもない人たちがいることを知って、
心が痛んだ…というようなコメントのもと歌い始められました。

歌詞を読んでみると、単なる反戦歌というだけではなく、
もっと大きな人間同士の愛を歌った曲に聞こえてきます。
みんなの愛を雨にして、大きな大河に広げていって
世界を包んでしまおう…という壮大なテーマの曲です。

将来のあいちゃんの代表曲になることでしょう。

fin

(2004.2.23掲載)