「…ありがとう...」

・ビレッジさん

2003年7月25日。
渋谷・宇田川町のRight-on前であなたを横目で見ながら通り過ぎ、
背中ごしにだんだん小さくなっていくその清らかな歌声を聴きながら、
あなたを知りたい気持ちはだんだん大きくなっていった。
今でもはっきり覚えています。
それから8月21日。Firstマキシシングルに出合い、心奪われた歌。

最初聴いたとき、ただただ泣きました。なぜ?
確かに涙脆くなった。でも、そのせいじゃない。悲しいからでもない。
こんなにも心が込められた歌を聴いたことがない。
オペラも好きでよく聴きに行く。ポップスも好きだ。
でも、こんなにも心を揺さぶられたことはない。
声がキレイだからか?それとも違う。
ではなんだ・・・

それは、「生きる」という、
単純だけれども最も大切なことを理屈抜きで感じさせてくれる歌だからだ。
「精一杯、生きてみせる」
と誓った彼女の決意にわたしの心が一つに重なったからだ。

誠実に、率直に、素直に、優しく、そして精一杯生きるという
あたりまえのことに、この歌はいつも引き戻してくれる。
純粋じゃなきゃ決心できない
無垢じゃなきゃつくれない
素直じゃなきゃ伝わらない
優しくなきゃ歌えない
そして
精一杯じゃなきゃ続けられない

8月20日。彼女はこの歌をこの日だけ歌うのだろうか。
彼女がこの日に心を込めて歌いつづける限り
わたしも心を込めて聴き続ける

(2004.8.27掲載)

・BLUESさん

渋谷公会堂公演では1回目のアンコールの締めで歌われた美しい曲。
ステージでもあいちゃん自身が語っていた様に
あいちゃんの「最愛の人」に捧げられた曲でもありますね。
アコースティックギターの優しい音色から、独り言の様に歌へ入っていく…。
「旅立ちの朝」とはまったく違うあいちゃんの独白を聴いてるかのごとく、
聴く毎に胸が締め付けられ涙が出て来ます。
メロディーが美しい、というだけではなく、
その「声」から伝わってくる「気持ち」がわたしの琴線をどうしようもなく揺らすのです。
こんなに自然な唄い方、
素直な気持ちを綴ったコトバにとてつもなく心を揺さぶられます…。
CDの帯に書かれたこのコトバ。。。
「涙ってこんなふうに流れるんだね」
というのをそのまま実践するカタチになってしまいました…。
言う事がありません。
あいちゃんの様な素晴らしい女の子・アーティストに出逢えて本当によかったと、
この曲を聴いて心から思いました。
「ありがとう」

(2003.10.13掲載)