海辺の手紙

・NGC

きれいなメロディーにのせて語られる失恋の物語
別れた彼への思いが切実に伝わってきます
海辺に立ちながら別れた彼を思い出している女の子
そして時が移ってもなかなかふっきれない様子が
ドラマを見てるような感覚で映像化され伝わってくる
そんな素敵な歌に仕上がってます

・BLUESさん

あいちゃんの曲としては初めてアコースティックギターの音で幕開けするオープニン
グナンバー。
静かな16ビートに乗って物語り風に曲が進んで行きますね。
「シャングリラ」で聴かせてくれた「風景を詠う」部分をさらに昇華させたかのごと
くせつないストーリーが展開されて行くこの曲は、最初に聴いた時のイメージでは
「おお、なんて難しいメロディーラインなんだ…」
という印象で、「なかなか覚えられない…(^^;)」というのが素直な感想でした。
しかしサビ部分での「数え歌」風の歌詞が次第に耳に残る様になり、やがて全体像が
鮮明になるに従って静かな16ビートが優しいボサノバタッチの曲に聴こえ出し、囁く
ように歌う部分とサビでの高揚とに惹き付けられ、またしても「川嶋あい」にヤラレ
タ1曲となりました。
「二度と離れないように 愛に手錠をかけて」
なんてカッコイイフレーズなんでしょう! こういうコトバをさり気なく使うなんて
あいちゃんすごすぎです。おじさんたちの年齢になると恥ずかしい方が勝ってしまっ
てなかなか使えない言葉です…。
生で聴く事が出来たのが渋谷公会堂でのステージで、でしたが、ライブテイクも申し
分なく素晴らしい出来栄でした。間奏のマンドリン(?)は何で置き換えられていた
のか覚えてませんが。。。
こんな曲も書けるんですね…。
ドラマチックで、完成された素晴らしい曲だと感じます。
こういう曲は、路上で再現するのは難しいでしょうね。
…とか書いてると路上で歌ってたりするかもしれない(笑)

進化するソングライター「川嶋あい」。変わらないその姿をこの曲でみた気がしました。