時雨

・BLUESさん

「川嶋あい流歌謡曲」という御本人の触れ込みもあり、その叙情的な詩の世界=風景
詩のような世界観がモノクロの写真のようで、歌詞から感じるものはまさしく70年代
の日本の歌謡曲によくみられた感じのある雰囲気ですよね。
でも、イントロで流れるピアノのソロなんかはイメージで言うとキャロル・キングあ
たりの曲を彷佛とさせるラインであったり、サビに至る部分でのメロディーの起伏な
んかはさすが、と思わせるモノがあります。
ほんの少しですけど、1stの「ガラスの中の私」を呼び起こすメロディーもあったり
…。
現在(03.04)路上でもメインの曲として歌われていますが、こういう曲は静かなホー
ルでグランドピアノの弾き語りでじっくり聴きたい。
曲は洋楽のテイストでありながら、詩は純日本風。歌詞を英語にしたら、充分「洋楽」
としても通用しちゃいそうです(笑)。
アルバムの頭を飾るにふさわしいのではないでしょうか。