2012年8月20日 Ai Kawashima Concert 2012
My Room 〜8月20日 10回記念〜
@渋谷公会堂(東京)

・演奏曲目

ガラスの心
シャングリラ
未来への道
どんなときも
3年後の都会(まち)で…
旅立ちの朝
海辺の手紙
525ページ
天使たちのメロディー
10 最後の夕日
11 瞳を閉じて
12 夏を待ちわびて
13 Never stop singing!
14 twelve seasons〜4度目の春〜
15 見えない翼
16 ジャングル
17 My Love
18 旅立ちの日に…
19 「…ありがとう...」

・レポートその1(BLUESさん)

ついにこの日がやってきた。


…10年前の2003年8月20日。
最初の渋谷公会堂公演のレポートの書き出しはこのコトバだった。
あの頃は、あいちゃん本人、学生スタッフ諸氏、
そして路上の軍団は同じ目標として
この日の渋谷公会堂公演の成功を目指して1年間共に歩いてきて、
まさにイチファンの想いとして
「ついにこの日がやってきたか」
というキブンに他ならなかった。


あれから10年と言う月日が流れ、
「10回目の“8月20日”」を同じ渋谷公会堂で迎えられるとは
2003年には想像もしたことがなかった。
長くて短かった、この10年。
奇しくも去年、会社から切られることを言い渡されて
丸1年後、職業訓練校が始まる日が8月20日とはね…(^^;)
これもなにかの「必然」なのかな(笑)


そんなわけで、2012年は学校が終わってから渋谷へ赴いた。
いつものCenturyの面々と挨拶を交わしていると
あすかちんが手を振っていたが、キレイになっちゃって
しばし誰だかわからず(笑)
さらに路上を一緒に見てた、あすかちんと同じ歳の
ななほちゃんが妹さんを連れて登場。
なんと「あたし、結婚するんです!(^^)」と言うぢゃないの(笑)
「BBS軍団」の名付け親で当時高校生だった
あいちゃんと同じ歳のこんちゃんも9月に結婚するし…
いや〜、おめでたいことこの上ないのだが、
10年前一緒に渋公であいちゃんのコンサートを観てた若い仲間は
みんな結婚するってのに、当時1人モノだった私や某氏は
未だに浮いた話の一つもなく(笑)
祝福のキモチももちろんあるけど、置いて行かれた感じでもある(笑)


2人とも、おめでとう(^^)


10年目はけむさんが取ってくれたチケットで入った。
隣はけむさんとしろひげさん、しろひげさんの向こうに
10年一緒に歩いてきたNGCさん。
Nさん、しろちゃんと3人で
「今年は、来そうだよね。2003年の“再現”が」
と語っていた(笑)
なんでしょう、こう… ある種の「予感」がしてたというか。
6月の「eggman」のときのレポにも


2ヵ月後の「10回目の8月20日」、
過去9回居合わせてきたファンとしては
2003年の「渋公の再現」とまでは行かないまでも、
『ガラスの中の私』や『シャングリラ』や『最後の夕日』
…と言った滅多に歌わない珠玉の名曲たちを聴きたい。
そんなふうに「密かに」思っている(笑)


…とこんな「寝言」に近いことを書いているんですけど(笑)


18:43、10年前同様、「ガラスの中の私」のオルゴールに乗って
ステージのスクリーンに路上時代のスライドが流れる。
「短かった10年。
この場所で歌い続けるよろこびを身体中で感じている。
毎年この日は思ってる。
世界一のコンサートにしたいって
精一杯歌うから 10回目の今日を
一緒に見守ってほしい」
そういう独白が流れて、スクリーンの扉が開く。


「My Room 8月20日10回記念」


スクリーンが上がっていくのにシンクロするように、
流れてきたイントロ。ターコイズのライト。
10年前もこのイントロで感じたあの「緊張感」。
コウヘイ君が奏でるピアノの音に導かれて、
10回目の8月20日、1曲目は10年前と同じ
『ガラスの中の私』
あいちゃんが纏っているのも、10年前を彷彿とさせる
白いワンピースである。。。
「ああ もろいガラスの心」のサビに、こう…
10年分の重み、想いが乗っかっているかのようなその
会場を包みこむような声。
10年前は「はかなさ、刹那さ」を感じたが
今夜はそれを感じさせつつ、10年の「キャリア」を感じた。
素晴らしい。
これが、聴きたかったんだ。


ステージでは2曲目のイントロが鳴っている。
3人で顔を見合わせた。
「“再現”だね、間違いない(笑)」と(^^)
10年前もリストの2曲目だった
『シャングリラ』
この曲を初めて聴いたとき、17歳が書いた曲だとしばし信じられなかった。
絵を観ているかのような歌詞の描写、
そして重く響くメロディー。
今でも川嶋あいの屈指の名曲だと思っているのだが
「そうか… 10年経って、今あいちゃんがコレを歌うと
こんなにドラマチックなのか…」
と下の方から何かこみ上げて来るものがあったね。。。
というか、鳥肌立ってた(笑)
10年前を再現したかのようなサポートの面々、
あのときベースを弾いてたながじぃのギターソロが胸に痛かった。


あの日と同じように、ここでMC。
「こんばんは 川嶋あいです!
一番大切な8月20日にこんなに集まっていただいてありがとうございます!
CCレモンから渋谷公会堂に名前が戻ったこの場所で歌えること、感無量です。
世界一のコンサートのしたいので、みなさんよろしくお願いします!」


3曲目のシンセのイントロ。
10年前は「数少ない私のノレる曲です!」と紹介した
『未来への道』
アレンジを替えてシングルのカップリングになった頃は
結構歌ってたけど、これもまた数年ぶりに聴く(^^)
会場の手拍子に合わせて、あいちゃんも軽くステップ。
右・左のギタリストがソロでバトルしてたね(笑)
これ、10年前もこんなアレンジだったっけ?
(DVDを観ろって話w)


会場のノリはそのまま川嶋あい初期のライブのオープニング・ナンバーへ。
『どんなときも』
この曲も、何年ぶりに聴いたんだろう(笑)
ひょっとして、会場には「初めて聴いた」って人も多かったかもね。
やっぱり、個人的にはライブハウスでちゃんとあいちゃんを聴いた
「最初の曲」なので、そりゃぁ思い入れも違いますよσ(^^)
勝手に「川嶋あいのテーマ曲」とか言ってたこともあったしw
しかし4曲目まで10年前と同じだと、
「どこまで続く?この“再現”」とロートルたち(笑)


そしてまた同じところでMCを入れる。
ここまで一緒か(笑)
ロンドン五輪の話題から…
「人は人からしか学べませんね」と。
やっぱり友人でもある卓球・福原愛ちゃんの団体戦を観て
「北京の悔し涙の先にあった銀メダル」と感動したことを語る。
そして…
「11年前、名もなき歌手が楽しそうに歌っているのを見て
わたしも路上で歌ってみようと思いました。
今日は(その彼は)来てくれているのかな…?」
そんなMCで歌った曲は
『3年後の都会で…』
隠れた名曲として、ファンの間では人気は根強いけど
当時は発売されたばかりのシングル「天使たちのメロディー」
に収録されていたので、まだCDを聴かないでコンサートで聴いた。
なので10年前の自分のレポ読むと
「素直なラブソング」とかズレた感想を書いている(笑)
この曲は、もっと奥が深い。改めて思ったよ…
17歳が書いた曲としてはやっぱり目線が大人だと思ったし。
ながじぃのギターソロ、よかったなぁ…


続いて10年前のコンサートのタイトルにもなった
『旅立ちの朝』
もっとも、10年前は曲名を言ってくれなかったけどね(笑)
この曲は、当時ママさんが
「この歌詞、よく出来ていると思わない?
あいちゃんって、天才だよね」
と良く言っていたのを想い出すんですわ(^^)
確かに歌詞がドラマみたいな流れで、映画撮れそうですね(笑)
ライティングがすごく曲に合っていて、
「視覚効果」で鼻の奥がちょっと「つん」となったっす(^^;)


「みなさん、何か気が付きませんか?(^^)」
あいちゃんが言う。21列目からではあまり表情は読み取れないが。
「ここまで5曲歌いましたけど(いや6曲ですw)、
今日は私自身の『原点回帰』ということで
10年前の最初の渋公でのセットを“再演”しています!」
10年前はここで上京したきた頃の話をしてたんだけどね。
10年後、そのセットを実際“再演”するとはねぇ…
期待はしてたけど、これは嬉しいねー(^^)
2003年の渋公公演を知らない人たちは、どう感じていたんだろう。
「10年前のメンバーもね、ちょっと歳をとって大変ですけどw
可能な限り集まってもらいました!」
ああ、やっぱながじぃの隣のコーラスの女性は
ゆっきー(中島ユキノ)だったのか…


7曲目、これもずっとナマで聴きたかった。
『海辺の手紙』
『シャングリア』を昇華させたかのような歌詞、
流れるようなメロディー。
やっぱり、路上で売っていたミニアルバム6枚は
川嶋あいという輝く才能の「宝石箱」なんだよ。
…この曲を久しぶりに聴いてて、そのつややかな声に包まれて
大げさでなく、そんな風に感じていたかな。


と、美しい曲に半ば「うっとり」していると
今度はテンポのある曲にチェンジ。
…あまりに懐かしくって、しばし曲名忘れたくらいだったが(汗)
『525ページ』
シングル『天メロ』から外され、でも時折ライブで歌われる
当時から「幻の曲」だったわけですが(笑)
そういえば、この曲がようやく陽の目を見たとき
「渋谷ジャック」って「525」ってプリントされたTシャツ着て
渋谷練り歩く、PV撮影もする。
…みたいなことやってたねぇ(笑)
それにしても。
…曲名も一瞬思い出せず、何年もライブでは聴いていないのに、
この時期の曲までは
相変わらずうわの空でも一緒に歌えるのはなんとも(笑)


そして。
10年前はこのあとのMCで「告白」をした。
「10年前、ここでのMCで、大事な告白をしました。
『I WiSHのAIです』と。正直罵声とか驚きで迎えられると思ってましたが
意外にも『知ってるよ』みたいなリアクションで嬉しかったです。
でも、やりのこしたわけではないんですけど
客席の『え〜っ!!』っていう声がなかったのはそれはそれで…(笑)
なので、みなさん、ちょっと練習してみましょうかw」
と客席と「告白」「えー!」の練習。
…なんだなんだ、これは(≧∇≦)
でも「11月に神戸のフルマラソンに出ます!」と
本当に会場を驚かせていた(笑)
さらに「健康診断でわかったんですが…」と振った上で、
「プロフィールには血液型A型と書いてたんですが
実は3年前にAB型だと、判明してました。
これがなかなか言い出すタイミングがなくって…(汗)
あたしと相性占いでA型で占ってた方w、
A型の血液型の本をくださった方、ほんとにすみません(笑)」
そんな「告白」で場内を笑わせて…
「10年前、『今日からまたスタートです』と言って
次の曲に行きましたが、AB型の川嶋あい、今日からスタートです!」
って(笑)


MCの間にバイオリンのまるちゃん率いる弦楽四重奏の面々が登場。
10年前、ストリングスが入ったアレンジに感動した
『天使たちのメロディー』
今夜も美しく、ストリングスが鳴る。
どうですか、路上でキーボードひとつで弾き語りしてた
この曲、やっぱり、こんなに美しい曲だったんですよ。
10年前、「天使が渋公に降りてきた」とか書いているけどね。
あの時のフラッシュバックではないけど、
この夜の『天メロ』も、美しい響きだったね…。


そして、これも佳曲として私の中ではランクの高い曲、
『最後の夕日』
もうライブマニアを漁っていつ聴いたのが最後なのか
それを調べるのも止めたほど久しぶり(笑)
このセットでは2ndからの曲はこの曲だけだったせいか
このストリングスが入った『最後の夕日』には
すごくに胸に来るものがあるんだよね。
この曲も「ああ、今あいちゃんが歌うとこんな感じなんだ…」
って思う曲だった。
エンディングでゆっきーのコーラスをフィーチャーし
あいちゃんは一礼をすると衣装替えに消えた。
ゆっきーも「ユキノ」ちゃんになってから、
なかなかタイミングが合わずにナマでライブに行けないのだが…
相変わらず、いい声ですなぁ(^^)


さて。
まるちゃん他、ストリングスの4人を紹介する。
10年前はこのあとはダンサーのおねいさんと
「ダンスパート」だったわけだが…
おお。当時のような白と黒のダンサブルな衣装ww
「今日はですね、『原点回帰』ということで
10年前のセットリストで改めて自分が
新しい気持ちで『ひたむきに歌ってた』のを思い出しました。
10年前のこのあとは『ダンスコーナー』だったんですよ」
というコトバに、場内は一部失笑(^^;)
「え、なんですか、今の微妙な笑いは?(笑)」
とあいちゃん。
いや、まぁ、10年前あの場にいた人しかわからんでしょう、
あの「微妙な笑い」の意味はw


そのあと、疲労骨折で世間様を騒がせた話w、
ファンからもらった「ツマミ」を食べているうち
コレステロールが溜まり、ジムで解消したので
ファンのみなさんのせいでもある、という話ww
「日本チャチャチャ」的な「かーわしま・アイ!」で
ライブの定番を作りたかった、という話、
この辺は流させていただきますw


で、ダンスのおねいさんが4人登場(^^)
11曲目『瞳を閉じて』
あの頃あいちゃんはBoAとかカバーして踊ってたからなぁ〜
そして、ダンサーのおねいさんが1人ズレてる!
ってこんちゃんがずっと笑ってたっけな(^^)
まぁ、なんかあいちゃんのダンスも相当久しぶりに観たが、
『瞳を閉じて』ってライブで聴くとこんな感じだったんだね。
こんなに「視覚効果満点」な曲なんだから、
もっとライブでも歌えばいいのにw
続く『夏を待ちわびて』でもそうね。
アルバムがずっと出てないからアレだけど、
ツアーやって、アンコールで日替わりでこの辺りの曲を歌ったら
これは結構面白いんじゃないかと思うんだけどね。
もちろん、あいちゃんのダンス付きで(≧∇≦)
ここでダンスのおねいさんが引っ込むのも10年前と同じ。
そして、これだぁ(笑)
『Never stop singing!』
この3連発はやっぱ強烈だった(笑)
メンバー紹介を挟みつつ歌われる。
『見えない翼』『My LOVE』といった、最近のあいちゃんの
「勢いのある曲」とは一味違う
「路上の自由さ」が生み出した爽快なナンバーだと思っている。
ミニアルバムに収録された楽曲のタイトルを歌詞の中に散りばめ
英語でリフレインする、というそれまでなかった
「川嶋流ロックンロール」だったからね(^^)
最近、これらの曲を歌っていないのは実にもったいないw
ま、たまに聴けるのがいい。
…って言ってるファンの人もいたけど。


さて、10年前のリストをなぞるのなら、次の曲で終わり。
「ラストソングです」に「えー」の客席(笑)
「あの日から10回目、CCレモンホールが渋谷公会堂に戻り
その場所で歌えること。
心の底からわきあがる喜びで満ちています。
あの時はすべてが手作りで。
でも、そのときからずっと思っていたころがあります。
『8月20日をどう超えよう』と…
『原点回帰』として歌ってきましたが、
スタッフ、当時から応援してくださったファンの方…
みんなちょっと歳をとっちゃったけど、本当にあたたかくて。
『何を超えようとしてたのか?』
暖かいこの空間で、そう思ったんですね。
10年前、音楽業界的には何も知らないで始めましたが
『明日への扉』を開きました。
6月の(eggman)ライブで『原点回帰』を目標にしました。
道端から出て来たので、道端に戻ってもいい決意です。
…私の背中は、今かっこよくないかもしれない。
でもここで新たな目標を宣言します。
紅白に、出ること。
武道館で歌うこと。
そして… (どんな場所であっても)歌い続けること。
宣言したので、いつか達成します。
…そんな道端で多く歌った曲です
『twelve seasons〜4度目の春〜』」


そうMCで想いを語って、本編最後の曲へ…。
『12個の季節』ではないので、歌詞のあの部分は
『明日を信じて…』に収録された『twelve seasons』のまま。
「12個」と同じ曲なのに、なんだろうこの懐かしさは。
至極不思議な気分だった。
…ノスタルジー?
とも違うかな… 
まぁ、『天メロ』と同じくらい路上で聴いたからね…


20:25、あいちゃん静かに退場…


アンコール・コールに包まれて約4分後、バンドのメンバー登場、
クラップのリズムに乗ってアンコール1曲目は
『見えない翼』
うむ、さすがアンコールまで“再現”はやっぱりなかった(笑)
あいちゃんはピンクのトロピカルな服にデニムの短パン、ブーツ姿。
客席もみんな立っちゃって見えないので、あたしも立った(^^;)
ステージでは「新曲歌っていいですか!」とあいちゃんがコール。
「ジャンプ」とか「チャンス」とか聞こえたのだが
情報では『ジャングル』というのが正解?らしい(^^;)
ちょっと『一秒の光』っぽいかな?
アンコールはタオルマフラー振り回す
『My LOVE』へ。
考えたらこの曲で場内がヒートアップしてるとき、
あたしは大概、冷めて場内見渡してるなσ(^_^;)


「10回目、来年の10周年、歌えることの喜び、それが宝物です」
と言ってMCへ。
「ちょっと悩みがあってですね」のコトバに
「えー!」の客席の声。
「最近いつものファンの方があまり来てくれなくなったと思ったら…」
と先日のeggmanのときと同じMCを(^^;)
「僕らがいるよー!」の声に「そうですね、ハハハ」と乾いた笑い(笑)
「携帯の待ちうけまでその秋葉原から出て来た団体の人になってるそうで
…で、考えたんですけど、あたしを携帯の待ちうけにしてもらうために
今日は特別に撮影会にします!www
みなさん、携帯だしてください!」
おいおい、すげぇこと言い出したね(≧∇≦)
携帯ではなくデジカメ持ってたからそっちで撮ったけど…
遠いし、暗いし、あいちゃん動くし… 
で全然まともに撮れなかった(^^;)
まぁ前の方に座ってた方はラッキーでしたね。
そういえば、バイオリンのまるちゃんを撮ってる人がいたっけねーww


そんな「サプライズ」のあと。
「10年前の出逢いに感謝しています」と繰り返す。
「そのとき想ったことを言おうと、何を言うかは決めてませんでした。
でも、ありふれていますが、このコトバをみなさんに贈ります
『ありがとう』」
一瞬、客席も「えっ?」って空気が流れたけど、歌ったのは
『旅立ちの日に…』だった。
この曲には、Centuryのママさんが中心になった
「サプライズ」が用意されていた。
まぁまたmixi中心に団体の垣根を越えて準備してたそうで
mixiやってないあたしはまったく関わっていませんけど。
桜の花びら型に切られた和紙に、メッセージを書き込んで
合唱しながらその花びらを振る。。。
…自分がたずさわってないのに、花びらがゆっくり揺れるのを観てたら
なんか「じん」と来た。
歌詞は見なくても歌えるけど、声が詰まった。
ステージから観たあいちゃんは、何を想ったんだろう。
サプライズに携わった方々、ありがとうございました。


20:59、いつもどおり三方へ深い挨拶をしてあいちゃんは引っ込む。
そして、また4分後…
再度のアンコールに応えて
今度はエメラルド・グリーン? の大人っぽいドレスを着て登場。
ここでのMCも
「10回目に集まっていただいてありがとうございました」
という感謝のコトバ。
「今日は私の大切な人の命日です。
夢を応援してくれた人が、夢を叶えたときにそばにいない。
心は行ったり来たりです…
でも。
人生で一辛かったこの8月20日が、今一番うれしい日になっています。
もし天国があるのなら、今すぐにでも母や父に会いに行きたい。
そう思うこともあります。
控え室から、ファンのみなさんが並んでいる姿とかを見てました。
みなさんがいるから、私は哀しみから解き放たれました。
ありがとうございます。
みなさんの大切な人にありがとうを。
ここに集まってくれたみなさんに『…ありがとう...』」


19曲目、今年も8月20日はこの曲で終わる。
『…ありがとう...』


…この曲については、毎年のことだけど
涙でよく観えないので書けない。
書く必要もないけどね。。。
10回目の、渋谷公会堂での『…ありがとう...』は…
たぶん、1番前で、お母さんもお父さんと一緒に聴いてたよね。


21:15
割れぬばかりの拍手の中、約2時間半のコンサートは終わった。
今年もありがとう。10年、お疲れ様でした。




終演後、今年もギリギリで会場へ入ったので
NGCさんと、最後にお母さん・お父さんの位牌にご挨拶。
年を追うごとにご挨拶するファンの方は増えてますが
「なんか正座までするのは違うよね…」
とNさんと言って、失礼ながら我々は立ったままでご挨拶した。
「10年ありがとうございました」と…


コンサートのグッズは、収入がないので(笑)
見送るつもりだったけど、いろんな人から
「写真集にbさん写ってる」とか言われたので
「ああ、そう?」と写真集だけ買うことに(^^;)
まぁ10回目の記念だから、いいかな。
外に出たら、ママさんとかが
「あんたを探してたのよ!」
と、あたしはいきなり輪の中に引っ張り込まれww
路上時代のメンツを中心に記念写真を撮ってもらった。
この人たちとももう10年付き合っているんだなぁ(笑)
十六夜会長や、結婚が決まっているこんちゃん、
路上でストーブ差し入れした一九さん、
暮れに子供が生まれるいっかそ氏、
ひろなおさん、あすかちん、ななほちゃん、
そして今のCenturyの仲間たち。


川嶋あいが路上で歌ってたからこそ出逢った
大切な人たちなんだぜ (^^ゞ




そのあと、ちょっとだけ呑みに行きましたが、
10回目の渋谷公会堂が無事に終わってよかったですね。
こんな日に、吉永社長にご挨拶できなかったのは残念だが…。


個人的には、ひところ
「次は武道館で…」
とクチにしてたのに、言わなくなってたから、
この夜改めて「武道館で歌いたい」と意思表明してくれたのは
「…やっと言ってくれた」
って感じだったかな(笑)
武道館への思い入れは某所で以前語ったことがあるけども、
「川嶋あいの武道館公演を観るまでは死ねん!」
って思いましたよ(^^)


10年前、リクルートスーツを着て
渋公で出迎えてくれたマネージャーのハナちゃんもいない。
アンコールで台車を押してた学生スタッフ・Pさんもいない。
初代マネージャー・まるちゃんが泣きながらチラシを配っている、
…そういう風景はない。
(ヤスさん・福ちゃんはお見かけしたが、忙しそうだったので
ご挨拶は遠慮した)
でも、川嶋あいは走り続けている。
早く、新しいアルバムが聴きたいな。


そう思わせる10回目の8月20日、
原点回帰の夜でした。


来年まで、さようなら。

(2012.08.22掲載)