2009年1月17日 第5回川嶋あい神戸フリーライブ「ONE LOVE」
@西神戸センター街(兵庫)

・演奏曲目

どんなときも
Dear
大丈夫だよ
カケラ
太陽電車
しあわせ運べるように

・レポート(温泉博士さん)

住居から50kmも離れていないのに、
所要があって230kmも移動してからの参加になりました。
商店街の中に出来ている列の最後尾到着は17時24分です。
ぎりぎり間に合いました。

このライブは川嶋さん自身、自分と同じような境遇の震災遺児を知り、
自身の生い立ちまで発表に至った経緯(光文社:女性自身:’05)もあり、
自身の夢の途中に緊急帰国をしてまで参加を決断してくれたものです。
(語学勉強のため、NYに留学中)
過去には、「私の歌が少しでも、希望を見つけるきっかけになれば・・・」
とも話しています。

商店街は約半分が埋まっていました。
また、昨年は雪の舞う中での耐久戦でしたので、寒さの記憶しかありませんが、
当日はさほど寒くなかったというか、暖かかったです。

17時46分には、短く黙祷です。
思わず、川嶋あいさんの「寒い路上で歌うことに意味があると思う。」
という言葉が脳裏に浮かびました。

その後、川嶋あいさんの姿は後方からでは確認できませんでしたが、
震災レクイエムでもある、次の歌からライブは始まりました。

EX1 「しあわせ運べるように」(合唱)

川嶋さんは今年も震災復興LIVE前に、兵庫区の明親小学校で
『命の授業』をしてきたそうです 。
その小学校の音楽教師がこのレクイエムの作者なんですが、
その先生が指揮を執られていたみたいです。

次に再び「しあわせ運べるように」の合唱がありましたが、

川嶋さんの声は聴けませんでしたので、いなかったのでしょう。
しかし、2番までと思っていたその歌詞は3番もあったんですね。
(後に知ることとなりましたが、中国語で歌唱していたみたいです。)

そこから私は『ここまで来て川嶋あいの勇姿を観ずには帰れない・・・』
と思い、一目でも観ることが出来る場所を探すために散策を開始しました。

1814〜オープニングアクトで砂川恵理歌さん
一粒の種?他

1822〜LGYankees

1852〜Metis

1922〜かりゆし58

20時01分、kouheiさん登場、そしてすぐさま20時01分34秒。
今年初めて 川嶋あい が視界に入りました。
よく確認出来ませんでしたが、
ジーンズに膝くらいまであるブラウンのブーツ、上衣は白のコートです。

1 どんなときも

私が震災復興LIVEに参加するのは3回目ですが、
この曲だけは5年間変わらず歌ってくれています。
幾多の経験をしてきた川嶋さんだからこその自分へ、
そして神戸の人達への癒えない心を綴った究極のメッセージソングです。

歌唱が終了すると、いきなり「hello!」と・・・ (笑)
今年、初めて耳にした川嶋あいさんのMc?です。
幸先の良いスタートです(笑)
久々に目にする川嶋あいさんはこの時笑顔でした。

2 Dear

何故か一昨年は歌唱していませんが、この作品も神戸では定番となってきています。
大正筋のお茶屋さんの主人は、この曲が痛くお気に入りですが、
この日もステージ左前の方で聴き入られておられました。

「4月8日発売の新曲です」
春の楽しみが、また増えましたね。

3 大丈夫だよ

昨年6月にカンボジアに行ってきて、自身が建てられた学校の話。
世界の貧しい国々に、学校を建てていきたいという話。
カケラを歌唱する際に前説でこの話をいつもされますが、聴く度に考えさせられます。

4 カケラ

私が感じるに、この作品は澄んだ青空に響き渡るイメージですが、
どんな状況下でも川嶋さんの声は拡がりを感じさせてくれます。
この日の耐久戦で寒さと疲れを感じていた人も、
そのメッセージは受け取られたのではないでしょうか。
私はこの日、久しぶりに口ずさんでみました。
2番の『うつむいたまま 見えない真実 伝えたくて・・・』
歌詞の一部を間違えちゃいましたね。

5 太陽電車(かりゆし58とのコラボ)

本物を聴くことが出来ました。
最後に出演者全員がステージ上に集合して、

EX2 しあわせ運べるように

この唄は何度聴いても素晴らしいです。
親しみやすいメロディーに、「過去を風化させず生きていこう」
というメッセージが詰まっています。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/2983/siawase.htm
何げに自慢しちゃいますが、このCDを3枚も持っています。
第2回のLIVEでは、楽譜を印刷して50枚ほど商店街の方に渡しました。
http://www.tac-net.ne.jp/~futtoes/siawasehakoberuyounikasi.htm

LIVEの終演は20時47分

LIVE終了後は大分気温も落ちてきていましたが、
新長田駅まで徒歩で移動して『ろうそくの灯り』を10個ほど灯しました。
当時はもっと寒かったのでしょうね。
そして食事は、いつもの「よじま」です。
正直、25人の人にはびっくりしました。
土曜日という好条件も手伝ってか、遠方からも沢山の人が
川嶋あいを見つめ直すために参加されました。

(2010.07.12掲載)