2007年2月3日 川嶋あいコンサート2007 in 下関市菊川ふれあい会館
@下関市菊川ふれあい会館〜アブニール(山口)

・演奏曲目

旅立ちの日に…
空色のアルバム
優しい雨
冬物語〜winter story〜
マーメイド
見えない翼
525ページ.
My Love
snow dream
10 12個の季節〜4度目の春〜
11 crying
12 Dear

・レポート(ころりんさん)

みなさんこんにちは。
久々に『ころりんの超主観レポ』です。
いや、今回のライブがあまりにもよかったもので……(^^ゞ

今夜の会場は、下関市菊川町のふれあい会館(アブニール)。
北九州市とは関門海峡を挟んで隣町。
家からは車で高速使って約1時間。
下関市の一番東端のほうなので、まわりは基本的に田んぼが多くって、
昔はともかく、今の川嶋がなぜこんなところで
と思ってしまうくらい田舎の町興しホールです。

ところで、私事ですが、昨年2回ドイツに旅行に行きました。
ドイツの鉄道(国鉄)は、日本と違って改札がありません。
みんなきちんと目的地までの切符を買って、そのまま列車に乗ります。
(もし車内検札でみつかったら、すっごい罰金をとられるそうです)

で、今日のふれあい会館なのですが、6時40分くらいに会場に入ろうとすると、
あれあれ? こんなの初めて。 チケット見ないの?改札が無いよ?
チケットもってたら切符切らなくて良いの?
そのまんな素通りでロビーにはいると…入れたよぉ!
荷物ノーチェックはたまにあるけど、チケットノーチェックは初めての体験(^_^)
そしてこれも初めて。
ロビーで地元で作ったパン売ってる。

ロビーの正面で地元の共同作業所『野の花工房』さんのパン。
パンの対面、裏正面で川嶋グッズの販売。
どうみてもパン販売がメインですけど(^_^)
いいなあこれ。地元のイベントみたい。
せっかくだから、スイートポテトとアンパンを購入しました。
パンのついでに(^^♪川嶋基金のポストカードを5枚購入

結局、1階席はホールの入り口に改札があったみたいですが、
2階席はノーチェック。
ほんとに良いのかな?そのまま階段上っていくと何事もなく席につけてしまいました。
(なんておおらかな会場だろ(^^♪ もう、この時点で、この町大好き(*^_^*) )
まるで無名時代の川嶋のコンサートに舞い戻ったよう。
(そうだよ、本当は、お金があったってなくったって、
 川嶋の歌が聴きたい人はみんな集まってくればいいんだよ。)

今日の席は2階席の一番後ろ。
ホール全体を見渡せる良い席なのですが、ステージのスピーカーも小さくって、
久々に川嶋の声がしっかり聴けそうな予感。
いつもの客層と違って、
(川嶋あいって知らんけど、うちの町にくるみたいやから見に行ってみる?)
って感じの町の近所のおばちゃん連れがたくさんいるようです。

定刻 7時になりました。
黒のノースリーブに黒のミニスカート。
黒のブーツに黄緑のひざあてのシックなCHIYOちゃんの登場。
3分の1くらいが ええっ 川嶋どこ?っていう感じで、
3分の1くらいが CHIYOちゃん知ってるよ って反応。
あとの3分の1は、これが川嶋あいかぁ ポスターと似てないねって反応かな。

CHIYOちゃんが ソングフォーユーとディスティニーを歌う間に今日の編成をチェック。
ピアノとドラムとギターとキーボード。今夜はアコースティックライブのようです。
MCではCHIYOちゃん高校合格の報告。よかったね(*^_^*)

CHIYOちゃん終わって 7時15分。
ステージの照明が暗くなりました。
ほの暗いステージ左から、白いドレスを着た女の子がゆっくり歩いてきて
だまってキーボードの前に座ります。
後ろから照らす5本の証明が、スモッグを映して5つの光の逆三角形をつくるなか
(1曲目)旅立ちの日にのメロディーが流れ出します。
会場のすべてが川嶋の口元に集中しているかのような緊張感。
こんなにまじりっけのない透明な旅立ちの日にを聴いたのは久しぶり。
ステージの光は上からスポットであいちゃんを包んだまま全く動かない。
今、この会場で動いているのはあいちゃんの両手と口元だけ。
すべてがとまった会場のなかで、
たった10本の指とひとつの口からとても澄み切った旅立ちの日にが紡ぎだされました。

ステージが赤くそまると、(2曲目)空色のアルバム。
再びすべてがとまります。
時間さえも流れないような、静まり返った会場の中、ステージ上方に青い光がともると、
あいちゃんの上を、まるで空の雲のように、
スモッグがゆっくりとゆっくりと東の方に流れていきました。

MC 下関のみなさんにご挨拶。今日は最後までよろしく願いします。
 次の曲の紹介
『世界中にたった一粒の雨が降ったときに
 それが希望の光になることがあります
 生きているすべての人の頭の上に
 暖かい雨が降り注ぎますように
 悲しい思いを洗い流してくれますように』
(3曲目)『やさしい雨』
私にとっては初聴かな?
声を伸ばすフレーズが多いからでしょうか広がりと情景を持った曲だと感じます。
バックステージはほの暗いまま。
天井からそそぐ5本の光がステージの木の床を黄色く照らし、
まるで夜の砂漠の上で歌ってるように見えました。

ここで川嶋はいったん退場。
バンドメンバーが入って、真っ赤なステージで情熱的な音楽を奏でると、
赤いワンピースに着替えた川嶋が再び登場です。
(4曲目)冬物語。
パーカッションがはいった、12月の福岡国際会議場と基本的に同じアレンジだと思うけど
こっちのほうが、音が落ち着いていてずっとずっと聴いてて心地よいなぁ…
…・・あれっ? 今日 ゆきちゃんコーラスはいってないやん
今気づいた。軽いショック

(5曲目)マーメイド
ライトのいたずらで、時々グランドピアノの側面に、歌ってるあいちゃんの後姿が映ります。
映っては消える後姿が儚くて、しばらくピアノに映る川嶋の姿を追いかけていました。

MC 下関の話題。下関といえばふぐです。
   ふぐネタで引っ張るのかと思ったら、ふぐ食べた人〜の確認でおしまい。

1 下関では2〜3回しかライブをしたことがないこと。
2 KRYにとてもお世話になったこと。
3 光市にはスタッフの実家があったり、結構縁があるということ。
4 下関では今回が2〜3回目のライブになること
5 みんなで、『ぶち もりあがっていくけねー!』
  『ええかね〜』『よかとよ〜』
今回MCよかったですよ。 『ええかね〜』でおばちゃん大喜び。ファン増えたね(^_^)
では次は『応援ソングです ぶち元気だしてください(6曲目)見えない翼』
曲開始の拍手がそのまま音量をあげて手拍子にかわりました。
おおっ 川嶋の声が聴こえる。
ライブではスピーカーからの低音しか聴こえないことが多いのに、
今日は川嶋の声がはっきり聴こえる。
それに、さっきのMCでのってきたおばちゃんたち(も含めた会場みんなの)手拍子が一体になって……・・
スピーカーの音がないと、手拍子がこんなによく聴こえるんだ。
こんなに会場と一体感のあるライブは久しぶり。

楽しいっ! ここにいるの楽しいっ!

だって、今一番後ろの席にいるんだけど、
一番うしろから一番前まで。
左のほうから右のほうまで、会場ほとんど手拍子してるもん。
俺も少しレポート休んで、一緒に手拍子させてもらおっ。

(7曲目)525ページ
さっきよりちょっとゆっくり目になっても、かわらないあたたかい手拍子。
でも、少しもったいないかな。
さっきの調子なら、さらにもうワンステップテンポあげてもみんなついていってたと思う。

MC 『私からみんなへバレンタインデーのプレゼント。
 あいのりの主題歌を『山口県で初披露しちゃいます!』
 (大拍手)
 といっても、全国では披露してるので、中国九州地方発披露です。
 (8曲目)マイラブ』
両足を肩幅にしっかり踏みしめたあいちゃんが、力強い声で歌います。

『それでは、もう一曲初披露します。
 今回のCDは3曲入りで、
 このマイラブが、『恋』
 今から歌う曲が『夢』
 最後に『愛』がテーマの曲があります。
 川嶋あいのシングルのなかでも革命的なものになっていると思います。
 それでは、この場所が粉雪のまうゲレンデだと思ってきいてください
 (9曲目)スノードリーム』
この曲でまた会場の手拍子にのって軽やかに弾みます(^_^)。

MC ラストソングです。卒業ソングを歌います。
   3年間には12個の季節があります。4度目の春は卒業です。

(10曲目)12個の季節。

今夜のライブがとってもよかったので、ラストのこの曲は集中して聴きます。
この曲の出来次第では、私にとって鹿児島での「はしらんか」を超えるライブになるかも。
聴きながら、鹿児島での12個の季節の超名演を思い出していました。
惜しくも今日は喉の調子が120%では無いようでしたが、
それでも鹿児島に次ぐくらいの、100%名演だったと思います。

歌い終わり退場するあいちゃんの姿を追いかけるように、
拍手はそのまま勢いを増してアンコールの手拍子に。
会場全体がもっともっとあいちゃんの歌を聴きたがっているのがとても自然に伝わってきます。
やはり、名演奏はよい客がつくるものだと感じます。

アンコール

MC 『愛をテーマにした曲』
  『世界中の人々がもっともっと幸せになれますように』
  『争いではなく、人を思いやる心をもてるように』
  『明日生きるのが精一杯の人に対して、何ができるのか
   行動にするのは難しい。だけど、考えることはきっとできます』
  『そういった人たちがいるということを思うことから始めたい』
  『悲しみの連鎖より、やさしさの連鎖を作りたい』
  『言葉をじっくり聞いて、感じてください(1曲目)クライング』

ピアノとチェロの物悲しくもすこしすがすがしい調べ。
最初のピアノとチェロのメロディーだけで、悲しみと希望が聴こえます。
希望…希望なのかな…いたわりと言ったほうが良いのかもしれない。
でも、とっても惜しいことに、チェロのマイク音が少し厚く膨らませすぎ…。

クライングのあとの拍手はとてもとても長いものでした。
歌い終わったあいちゃんが、のどを潤している間もずっと拍手が止まらない。

MC 『今日は本当にありがとうございました』
  『ここで生きていられるのは、歌っていられるのは、お世辞でもなんでもなく、
   全国で応援してくれるみんながいるからです』
  『今日はまた、いつもよりも大きく、みんなの存在を感じました』
(あいちゃんの言葉 本当だと思うよ)

  『大好きなみなさんに、魂をこめて贈ります (2曲目)Dear』

最後にこの暖かい会場に贈るにふさわしい曲です。
川嶋の今日最後のメッセージ みんな手をとめて静かに受け止めてました。
そして強い光が4人の黒いシルエットを描き、ライブは終了です。

ライブ終了後は、今年成人式を迎えた、豊北町と菊川町の女の子から花束の贈呈。
豊北と菊川って、去年下関市に吸収合併された町だったっけ?今日は何のイベント?

帰りにロビーに下りたら、いいねえ、まだパン売ってます。
もちろん帰りも買いましたよ。今度はチーズパン(*^_^*)

(2007.03.18掲載)