2006年12月23日 川嶋あいクリスマスコンサート2006 〜もう1つの約束〜
@C.C.Lemonホール(旧渋谷公会堂)(東京)

・演奏曲目

天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
時雨
「さよなら」「ありがとう」〜たった一つの場所〜
雪塵-ホワイトダスト-
冬物語〜winter story〜
絶望と希望
In your eyes〜Merry X'mas〜
(歌:中島有紀 作詞:中島有紀 作曲:コウヘイ)
クリスマスソングメドレー
 ・サンタが町にやってくる
 ・赤鼻のトナカイ
 ・きよしこの夜
見えない翼
グレープジュース
10 snow dream
11 crying
12 旅立ちの朝
13 雪に咲く花
14 Dear
15 12個の季節〜4度目の春〜
16 もう一つの約束
17 long and deep X'mas

・レポートその2(やまとさん)

=始めに=
今回のレポ用手書きメモを後で見ると、
川嶋の発言が結構早口で書くのが追いつかず、
しかもかなりの部分が自分で書いたのに読めない…。
***部分は、メモ判読不能でかつ思い出せない部分ですm(_ _)m。
という訳で、今回も発言部分は大意・概略です、あしからず(T_T)。

=開演前=
Century の懇親会が終わり、数グループに分かれて会場へ移動する。
16:45 到着。
僕にとってここは『I Wish Final』以来2回目だ。
あの日は大雪の後の氷雨でめちゃ寒かったけど、今日は寒くないなぁ。
既に約200人が集まっているぞ。
会場入口外の右側でグッズの先行販売が行われている。
始まってからだと混むだろうから、並んだ。
EUROご夫妻がご一緒だ。
僕はカレンダー・Tシャツ等を購入する。
朝寝坊してドタバタしたのでFC会員証を忘れた…ポストカードが貰えず痛恨の極み!
17:15 開場予定時間だがまたしても開かない。
つばさコンは予定通りに開場することなんて滅多にないんだけど、
今日も開場したのは 17:37 だった。
この時点で並んでいるのは約600人。
開演予定時間までに入りきるんだろうかと心配になる。
17:53 列の最後で入場する。
あれ、中にグッズコーナーが無いよ?じゃあ外なんだ?

ホール内はリニューアルで、なんだか綺麗になっていました。
今日、僕はX'mas eve-eve という事でサンタキャップを被っているのですが、
スタッフさんはみんな被ってるんだけど、お客さんのサンタスタイルが少ないですね。
見回したところサンタキャップは3人。
去年の三鷹はイブだったので多かったですが、みんな25日の名古屋でするのかな?

川嶋のサンクチュアリである渋谷、その中心地・渋公。
名前は変わってもやっぱりここは渋公。
川嶋としてあの<8・20>から3年半ぶりにこの地に立つ。
お帰りなさい、みんな待ってたよ。
今宵、渋公に天使が再び降臨する。
一段と大きく逞しく美しくなった天使が、
路上から巣立って日の本全てを包み込む天使となって帰ってきた…。

=ライブ=
18:05 1ベルが鳴る。
18:16 照明が落ちて幕が開く…。

バンドメンバーは左方にKOUHEIさんだけがいる。
センターやや後ろに川嶋が立ちイスに腰掛けている。
両肩がふわっとした白のワンピースに白い靴、左側頭に髪留め。

 1.♪天使たちのメロディー(SingleスローVer.)♪
   <1st Mini Album, 1st Single, 1st Concept Album>
♪てんしたち〜の はなうたよ〜…♪ 歌い出しはアカペラから。
KOUHEIさんのハモンド伴奏でしっとりとスローVer.だ。
まさに天使降臨に相応しい曲。
この曲で始まるとは!…早くも川嶋ワールドに引き込まれていく。
至福の時が始まる…。

 2.♪時雨♪
   <4th Mini Album, 2nd Concept Album>
KOUHEIさんが横を向いてピアノ伴奏。
今夏の『サンキュー』ツアーではメドレー曲の一つでしたが、
フルでは昨秋のギルティー・FC公演以来ですね。
路上時代の名曲。この曲もしっとりと染み入る曲です。

 3.♪「さよなら」「ありがとう」〜たったひとつの場所〜♪
   <5th Single,1stAlbum>
KOUHEIさんはまた前を向いてハモンド伴奏。
KOUHEIさんの隣にギターさんが入ってきて、アコースティックギターが加わる。
この曲は昨春の『12個』ツアー以来ですね。
アコギが入ってほぼオリジナルのアレンジ。
柔らかさが増した感じ。

一息入れて、川嶋がセンターに出てくる。スタンドマイクが用意される。
「メリー・クリスマス!川嶋です。」
「*****、歌を届けたいと思います。」
「最後まで楽しんで下さい。」
「それでは、切ない冬の曲を2曲…。」

 4.♪雪塵−ホワイトダスト−♪
   <2nd Album>
3人目のバンドメンバー:ドラム・パーカッションさんと4人目のベースさんが右方に入る。
ドラムさんはシンセドラム(の一種?長方形の箱をパーカッション風にあちこち叩くもの)、
ベースさんはウッドベースだ。
コーラスをギターさんが歌ってた。
って、ゆっきーはまだ?
この曲は『サンキュー』に続いてですね。
ベースの響きがほんのりと、切ないねぇ。

 5.♪冬物語〜winter story〜(ラテンVer.)♪
   <3rd Mini Album, 2ndConceptAlbhum>
お待たせ、コーラスのゆっきー登場!
僕はなぜか右側の席になる事が多いのでいつもゆっきーをよく見てまして…
『あっ、目が合った!』などと独りよがりするのですが、
今日は左側なのでゆっきーが遠い…。
この曲はこの1年を通してよく歌われました。
『サンキュー』では川嶋初ダンスもあって、
いわば今年を象徴する曲になりましたね。
ビシッとラテンのリズムに乗せて手拍子が沸き起こる。
4曲続いてしっとりとした後に、しかも少しずつ音が重なってきて、
最後にゆっきーが入ってフルメンバー。
なかなかの演出だねぇ。中盤は盛り上げかな?

「クリスマスには、奇跡が起こる。そう信じてた幼い頃…。」
「16才の時のクリスマス、目黒のクリスマスライブ。」
「そこには満員の412人のお客さんがいました。…クリスマスの、最高の思い出です。」
「皆さんにとって、私は皆さんのサンタでありたいです。皆さんは、私のサンタです。」

 <拍手!>(…川嶋が言うと、なぜか素直に聞こえる台詞だなぁ。)
「次の歌は、私を象徴する歌です。皆さんが信じた道を、諦めないでほしいです。」

 6.♪絶望と希望(スローVer.)♪
   <6th Single, 1st Album>
この曲は、オリジナルのハイVer.と今回のようなスローVer.がありますが、
路上千回達成後の新生川嶋を代表する曲だけあって、
どんなアレンジにも負けない強い曲だと思います。
まさに、“私を象徴”する曲ですね。

川嶋が袖に下がっていく。
そのままバンドさんは残り、センターに鉄琴が置かれる。

 7.♪ 題名不明 ♪
鉄琴メインパート〜ギターメインパート〜ゆっきーヴォーカルパートと流れていく英語の歌。
アップテンポの元気ハツラツって感じの曲なのだが、さて何の曲かわからない…。
〔-先取りBBS-及び-LIVEMANIA-によると、♪In your eyes 〜Merry X'mas〜♪という曲
(詞:中島有紀,曲:コウヘイ,歌:中島有紀)で、今回用の書き下ろし曲との事です。〕

客電が明るくなって1F中央横通路の左扉が開いて誰かが…サンタ姿の川嶋が!
緑色基調のサンタガウンで、手にはお馴染みのサインボール入りバスケットが。
元気いっぱいの笑顔でボールを投げながら、中央横通路を左端から僕の前を通って右へ進み、
右側縦通路で曲がってステージへ進む。
僕の席は中央通路より1列後ろの左寄りだったので、手を伸ばせば届くところを通過…。
ビックリしてボーっとしてました。
通りすぎてから正気に戻り…ってもう通りすぎちゃったらボールは飛んでこないし、
そもそも近すぎたし、ふむやられたァ!
そんなこんなの盛り上がりの中、みんながボールをキャッチしようと立ち上がり、
川嶋がステージに着いた時には会場8割が立ち上がっていました。
ステージでは川嶋がサンタガウンを脱ぎ捨て、赤のワンピース姿に!

 8.♪サンタが街にやって来る〜赤鼻のトナカイ〜サンタが街にやって来る♪
   <X'mas Song>
クリスマスソングメドレーの時間です!会場はオールスタンディングになり、
手拍子シャンシャン!川嶋とゆっきーの掛け合い風に歌は進む…。
X'mas,For-oh!

 9.♪聖しこの夜♪
   <X'mas Song>
静かなムードに曲調が代わり“Silent Night”。
照明も暗くなり、ステージバックには星空が。
客席は、今日始めての本格的なペンライト/サイリウム振り。
ほとんどの色がブルー。
みんなサンキューペンライトを買ってくれているんだね。
もしくはそれに合わせてブルーのサイリウムを使ってくれている。
1回・2回・3回とリフレイン。実は小声で歌ってたんだけど…
いつ「さあ、みんなで!」って行ってくれるか待っていたんだけど。
4回目を終え、『みんなで、ラララで歌いましょ〜う!』と川嶋から煽りがあり、
5回目はみんなでラララ合唱となる。

「えーっ、この中で、イブを彼氏や彼女と一緒の人!」
 <…パラパラと手が上がるが、少ない。>
さあっと会場を見回した川嶋。
「皆さん、もてないんですねぇ…。」
(ううっ、だからここにいるんじゃないか!?)
「私、明日は、5年ぶりのオフです!」
(えーっ、あっ、そうなんだねイブは。)
「さて、私の予定はどうなっているでしょうか?実はもう決まってるんです。」
「ねぇ、聞きたい?聞きたい?」
(ん?引っ張るなぁ。何なんだろう?)
「実は、…なんと、宮内姉さんとあーや姫と一緒に鍋で〜す!…あぁ、切ない。」
「誰か、空いてる人がいたら、宮内姉さんを誘ってくれませんか?」
 <…パラパラと手が上がるが、少ない。>
(ううっ、宮内姉さんがわからない僕…。)
「よかったら声をかけてあげて下さ〜い。」
(明日空いてる事は空いてるんだけど…。)
「愚痴っぽい話になってしまいました…。」

「うちのスタッフに○○っているんですけど。」
「ここでコマーシャルをして下さいって頼まれてるので…えーっと。」
「*****。」
 <宣伝の原稿を持って、FCの紹介とグッズの宣伝を時に詰まりながら読む。>
「*****。あの、○○はグッズの所に、いると思うので…。CMコーナーでした!」

「ここで私の仲間たちを紹介しまっす!」
 バンドのメンバー紹介が始まる。
ギター・ベース・ドラム・ゆっきー・KOUHEIさん・ストリングス(この順番だったと思う)と続き、
最後にゆっきーから
「ヴォーカル、かわしまっ あいっ!」
このMCの間にステージ後方上段にストリングのお姉さんたち(弦楽四重奏)がスタンバイしていた。
(全く気付かなかった)
さらにその後ろには真っ赤な緞帳が。

「さあ、ここからはストリングも加わって…、いくよぉ〜!」

10.♪見えない翼♪
   <9th Single, 2nd Album>
『サンキュー』ツアーを彷彿するノリになってきたぞ。
『チャンチャン・チャチャチャ』もみんなバッチリだ。

川嶋が右に動いて
「みぎ〜っ、盛り上がってるぅ〜!」
 <右側:うぉぉぉ〜>
次は左に動いて
「ひだり〜っ、楽しんじゃってるぅ〜!」
 <左側:うぉぉぉ〜>
センターに戻って
「まんなかぁ〜っ、それじゃいくよぉ〜!」
 <全体:うぉぉぉ〜>
「ぐれ〜ぷ…じゅ〜〜〜すっ!」

11.♪グレープジュース♪
   <10th Single>
うーん、ノリノリじゃん!おやっ、川嶋とゆっきーが振り付けしてる…シンクロしてる…
あはっ、かっわい〜い!ホントに息が合ってる2人だなぁ。
ん?これって見せ場?

「みなさ〜ん、『あいのり』見てますか?」
 <「はぁいっ or 見てるぅっ」と、かなりの返事。>
実は、僕は先日、オープニングの ♪My Love♪ 部分をビデオ撮りで見たのが初めてで、
1回も通しで見た事がありません。
この番組は僕に合わないもので…。
「I Wish さんが ♪明日への扉♪ 歌ってましたけど、♪My Love♪ どうですかねぇ。」
「ここで、恒例のマーケティング・リサーチをやってみたいと思います。」
「 ♪明日への扉♪ がよかったと思う人?」
  <パラパラと拍手…少ない。>
「 ♪My Love♪ がいいと思う人?」
 <パラパラと拍手…なぜか少ない…笑いが起こる。>
「えーっ、今の感じだと、9:1で ♪My Love♪ の方ですね。」
 (相変わらず川嶋算だ!)
「 あの♪明日への扉♪ は90万枚売れたんですよ。という事は、9倍だから、
 ♪My Love♪ は810万枚売れるんですねぇ!…」
(やはり川嶋算だ…ちょっと引いゃったかなぁ!? )
「次の曲は、♪My Love♪ のカップリングになる曲です。」
 <会場から「えぇぇぇっ!」と声が。>
 (みんな ♪My Love♪ を密かに期待してたんだね、もちろん僕も。)
「(苦笑しながら)この業界、いろいろと規制があるもんで…」
「このカップリングは、今年ハマったスキーをイメージして作りました。」
「ここがゲレンデだと思って聞いて下さい。」

12.♪Snow Dream(新曲)♪
   <11th Single♪My Love♪カップリング予定>
うん、爽やかでストレートな曲だ。
『 SKY JAM 』のタイアップ付くのかなぁってふと思う。

「*****、*****。」
「*****、小話でしたね。ダメですねぇ、*****。」
 
「さて、ここから少し長い話になるので、皆さん、座って下さい。」
みんな、着席する。
川嶋からのメッセージの時間だね。…静かに川嶋が語り始める…。

「アフリカにエチオピアという国があります。」
「そこで、ボランティアをやっている人と、お話をしました。」
「毎年、一つの村でエイズの検査をすると、必ず5%いるんです。」
「なぜ、エイズになるか、わかりますか?」
「売春です。それも、(日本円に換算して)たった200円です。」
「最初は、『何で?エイズの危険をわかってるはずなのに?』って思ったんですけど…。」
「生きていけないんです。」
「目の前の、生きることのために、先の危険よりも、仕方ないんです…。」
「抱えきれない人の欲望は、悲しみの連鎖反応を生みます。」
「私たちは、何が出来るのでしょう?考える事から、…少しでも行動したい。」
「悲しみよりも、優しさの連鎖が生まれるように…。」
「この場所から、優しさの連鎖を。心から。変えてゆけますように…。」
「…そんな思いを込めて作りました。『 Crying 』。」

13.♪Crying(新曲)♪
KOUHEIさんのピノだけで歌われる。
『流れ星』と『…ありがとう...』を組み合わせたような、メッセージ色の強い曲。
弱冠二十歳の女の子なのに、君は本当に心の深い、芯の強い人なんだね。
ちょっと重いかもしれない…。
でも、その思いを僕たちは受け止めなくちゃいけないんだよ。
君は、ずっと抱き続けているのだから。僕たちも、分かち合わなくては…。

「さっきの『 Snow Dream 』も『 Crying 』も、来年CDになりますので、よろしくです。」
「冬の、カップルの歌を2曲。」
「もしかしたら、*****。」
「*****、*****。」
「この曲は、私の中でも大好きな曲です。」

14.♪旅立ちの朝♪
   <1st Single>
ステージバックが、“朝(ブルー)”に変わる。
この曲は、今春の『恵比寿卒コン』以来だね。
あの<8・20>のテーマ曲でもあるこの曲。
心に染みこんでくる…。

15.♪雪に咲く花♪
   <1st Album>
ステージバックが、“薄暮(オレンジ)”に変わる。
続けてこの曲、昨年の『三鷹クリコン』以来。
ストリングが入って大きく拡がっていく。
実は大好きな曲なんです。もう限界かなぁ…ウルウルしてきた…。

「…3年前の8月20日、このステージに立ちました。私の大切な日です。」
「あの日から、新たなスタートを切りました。」
「『 I Wish Final 』でも立ちました。」
「渋公最後の日にも、立ちました。」
「ここは、*****。」
「新たなここで、新しい名前を刻み込んでいきたいと思います!」
「皆さんにたくさんのありがとうを込めて、この曲を歌います。」

16.♪Dear♪
   <8th Single, 2nd Album>
ストリング入りVer.だ。
『 Crying 』の後、『旅立ちの朝』『雪に咲く花』ときて最後に『 Dear 』ですか!
ううっ…僕の、僕たちの気持ちがよくわかっている選曲じゃん!
ダメだ、ウルウル。川嶋ワールドにすっかり包み込まれた…。

バンドのみんなを呼んで横一列に並び、手を繋いで一緒に深々とお辞儀をする川嶋。
まずみんなが袖に下がり、最後に川嶋が下がって行った…19:54。

<アンコール>
幕が下り、客電が明るくなるに連れてアンコール・コールが聞こえてくる。
「かーわしまっ!かーわしまっ!」どんどん大きくなる。
「かーわしまっ!かーわしまっ!」どうやら『カワシマ』コールで定着したみたいだね。
「かーわしまっ!かーわしまっ!」…19:58。

幕が再び開いて、バンドメンバーが入ってくる。最後に川嶋が現れる。センターへ。
黒のドレスに真珠の首飾り。

A1.♪12個の季節〜4度目の春〜♪
   <5th Mini Album, 2nd Single, 1stAlbum>
川嶋からの振りが無かったせいか、一緒に歌ってる人はほとんど無かったようです。
僕は小声で歌いました。そしてペンライト左右振り。なんか川嶋も揺れてない?

「このX'mas コンサ−トのタイトルは『もう一つの約束』。」
「*****。」
「逢いたい人に逢えない切ない人々の思いを*****。」
「私の逢いたい人には、もう逢えません。」
「でも、スタッフやファンの皆さんが、私を前に進ませてくれました。」
「上京する前、15才のクリスマスイブを一緒だった母に、捧げたいと、思います…。」

A2.♪もうひとつの約束♪
   <10th Single>
KOUHEIさんのピアノとギターさんのアコギのみの伴奏。
今秋の目黒で歌われたが、僕は行けなかったので初めてだ。
シンプルなアレンジなだけに、よりヴォーカルが出てくる。
…お母さん…逢いたい…。うん、逢いたいよね…僕も…。

KOUHEIさんとギターさんがいつの間にか消えて、センターやや後ろにキーボードが。

「明日はイブ、そしてX'masです。」
「皆さん一人一人それぞれに、ハッピーなX'mas が訪れますように願っています。」
「今年もあと少し。この一年は濃い〜っ一年でしたけど、聞いてくれた皆さんに、感謝します。」

A3.♪long & deep X'mas♪
   <3rd Mini Album, 2nd Concept Albhum>
最後に川嶋弾き語り。
ライブで必ず弾き語りを入れてくれるのが、川嶋のポリシーなのか、嬉しいですね。
路上から旅立った今であっても、あの頃を忘れない思いなのでしょうか…。
ステージのセンターやや右の最後部に“街灯”があったのですが、ここで明かりが灯りました。
黄昏が夜になり、星が瞬き、聖なる夜が訪れる。川嶋という名の天使に導かれて…☆†☆†☆。

ステージが明るくなり、川嶋が前に出てくる。
右で、左で、センターで深々とお辞儀をする。
元気一杯の笑顔で手を振り、下がっていく−−−−−。
20:20 終了。

=終演後=
昨年のクリコンより、シンプルにかつグレードの高くなったライブだったと思います。
すると山口Pのブログに、『今回の構成は、川嶋本人が一人で考えた云々。』とありました。
うーん、20才の川嶋。歌い始めて5年。
何というか、成長したというか、少し艶っぽくなったっていう感じ。
路上時代の曲、今の曲。弾き語り、フルバンド。
…いいねぇ、お疲れ様、Good Job!
夏のメモリアルコン+1 Day は一部に意見が分かれるところがあったけど、
今回のクリコンはみんな満足してくれたんじゃないかなって思う。

渋公に帰ってきた天使。
その清らかな声に導かれて、至福の聖夜を過ごさせて頂きました。
欲望と煩悩と憎悪と打算と裏切りと金としがらみの中で日々生きている僕たち。
でも、忘れちゃ行けない事があるって、流されちゃいけないって、川嶋は思い出させてくれる。

爽やかな、春・卒コン。熱く燃えた、夏・メモリアルコン。清楚な、冬・クリコン…
今年は川嶋三大コンをクリア出来ました。
夏・メモリアルコン+1 Day からは、ライブレポも書かせて頂きました。
僕にとっても、濃い〜っ一年でした。
…川嶋、ありがとう。そして皆さん、ありがとう。
来年は、NHK紅白に出場して、その後に渋公でカウントダウンライブしようよ。
ねぇ、皆さん!

Special Thanks : 全てのライブに関わった皆さん。
Forever Thanks : Miyuki N.

(2007.01.13掲載)

・レポートその1(BLUESさん)

今年も1年、終わるのだな。。。
毎年、川嶋あいの「クリスマス・コンサート」を前にすると、そう思う。
2002年の目黒から、豊島、青年館、三鷹と数えて5回目のクリスマス・コンサート。
今年の会場は、あの「渋谷公会堂」だ。
現在「C.C.Lemonホール」と名を変えてはいるが、
その「場所」が特別な場所であることには、変わりない。
5回目にしてこの「場所」で演る。
ということは、あいちゃんにとっても非常に特別なことであるに違いない。
(根拠のない言い切り・笑)

自分にとっては、今年で言うなら8月20日以来の「川嶋あいのコンサート」であるが、
ひと月前に職場を異動になり、
突然環境が変わって忙しくなって当日も4時半まで仕事をしていた。
なので、Centuryのコンサート前親睦会も初めて欠席した。
そういう状況下で自分で取った席もあまりよろしくなく、
なかなかテンションがあがらなかったのだが…
4年前、目黒の時も仕事が忙しくとてもコンサートに行ける状態ではなかったのを
変則夜勤することで代休を取って観に行った。
当時のスタッフのマルちゃんに
「アレー!? なんでブルースさん、いるんですか?」
などと驚かれたものだが(笑) …何故かそんなことを思い出していた。

「目黒の時と同じように、シンプルに、ただ単純に、『川嶋あいの歌』を楽しみたい」

そんな自分の欲望の表れだったのかもしれない。。。
4ヶ月もあいちゃんのコンサートから遠ざかっていたくせに、
路上時代の延長を求めるなんて…
なんと勝手な想いだろう(^^;)

あいちゃんだっていつまでも路上時代と同じことをしてるわけには行かないのは、
よーく心得ている。
が、渋谷に向かう山手線の中で、ちょっとだけ。。。ほんのちょっとだけ、
「クリスマスに『天メロ』なんか聴けたら、たまらんのだが…」
と妄想していた。。。(笑)

渋谷でCenturyの親睦会の終わったたっちゃん達と合流したのち、渋谷公会堂へ。。。
開場までのながーい時間を、Centuryの方々とだべって過ごす(笑)
EUROさんご夫妻がたまたま近くにおられたので、しばし談笑。
思えば、EUROさんの奥様には去年の三鷹市公会堂でグッズを買う長い列で
声をかけていただいて、初めてご挨拶をした方であり、
その列の先で物販してたのが、スタッフの柴っち。さんである(笑)
この1年で、EUROさんご夫妻も、柴っち。さんも、自分には大事な存在となった。

さて、待ち時間が長すぎるので寒くなってきて、NGCさんが
「bさん、寒いし、カレンダー買いたいからもう中に入ろう」
というので、入場待ちの列に並び、そのままグッズ購入の列に並んだ。
結局、あと10数人、…というところで開演を知らせるブザーが鳴り響き、購入を断念。
…が、いざ席に着いてみれば、アカリが落ちるまでにさらに10分近くを要し…(^^;)
カレンダー買ってくればよかった┐(´-`)┌

そんなドタバタを経て、ようやく場内のアカリがゆっくり消えた。。。
18:17、いよいよ「特別な場所」渋谷公会堂でのクリスマスコンサートの幕開けだ。
緞帳が上がって、まばゆいライトの中から聴こえてきたのは。。。
なんと『天使たちのメロディー』ではないか!(≧∇≦)
今年のFCスキーツアーで聴いていたとはいえ、
これは妄想してただけにそうとう嬉しかった。
やはり、クリスマスにぴったりの曲だと思う。。。
白い髪飾り、白いドレス。またしても私はあいちゃんに
ビリー・ホリディをダブらせながら、
そして2003年の同じこの「場所」での「告白」のあとの『天メロ』も想い出していた。
コウヘイくんが奏でてるのはマキシと同じ旋律の様だが、
エレピのサウンドは、『この場所から…』に収録されているテイクを彷彿とさせ、
さらに私のノスタルジーを増長させる(笑)
いささか量が多すぎの感じもしたスモークの中、
座ったままであいちゃんは『天メロ』を歌う。
まさに「原点からのスタート」な今年のクリスマスコンサートだった。

そんなロートルの心を知ってか知らずか(笑)、
続く2曲目も路上時代歌いつづけた『時雨』である。
2003年の渋谷公会堂公演の時、この曲は歌われることはなかった。
まぁ、それは当日のセットリストから見る選曲上、仕方なかったのだろうが、
渋谷公会堂で『時雨』を歌うということは、
あいちゃんにとっても意味のあることだったんじゃないか。
今思うにそんな風に思えてくる。
大きな会場で、コウヘイくんのピアノだけをバックに、あいちゃんが歌い上げる『時雨』。
2曲目なので、まだ「あいちゃんの声に包まれる」感覚はないが、
それでも曲のもつ叙情性は充分で、圧倒的な存在感で迫ってくる。
曲終わりで拍手が早いのがちょっと興醒めだったが、いい感じだ。。。

さて。今度はアコギの静かな調べに導かれて、『たった一つの場所』へ。
もともと曲が持ってる味わいをそのままに、アコギ+キーボードをバックに歌う。
せつない歌詞が、そのままの情景を持って表現される。
シンプルなアレンジがハマっている。ハモンドのソロもいい。
ここまで3曲、静かに、しかし重くなく、素晴らしい流れだ。

あいちゃんは水を飲み、ようやくゆっくり立ち上がった。
「Merry X'mas! みなさんこんばんわ! 川嶋あいです!
 今年もこのクリスマスという時期に歌えることを幸せに感じながら
 みなさんに歌を届けたいと思います。
 最後まで楽しんで行ってください!
 では、切ない曲を2曲続けて聴いてください」

あいちゃんの静かな、でもココロに芯を感じるMCを挟んで、
4曲目『ホワイトダスト』。
2ndアルバムでも好きな曲のひとつだが、ウッドベースの低音に乗せて、
パーカッションが入ってくる。
なんというか、こう。。。静かなリズムのうねりに、
あいちゃんの歌がスリリングに乗ってじわ〜っと胸に来る感じ。
前3曲の流れにこの曲が入っても違和感なし。いいねぇ(笑)

この流れの中、「さぁ、次はどう来る?」と思っていたら、
5曲目は『冬物語』だった。
この1年の間にすっかりコンサートの定番曲となった様ですな(^^)
出だしは「あれ?静かなアレンジにしたの?」と思っていたのだが、
思っているうちにダンサブルなリズムへ。
気がつくとコーラスのゆっきーもステージに加わって、サウンドに厚みが増していた。
そう、コウヘイくんのリズミカルなピアノとゆっきーのマラカス?に乗って、
揺れるあいちゃん。
今年の『冬物語』はこんな感じで来たかー! って思った(笑)
基本的には今までのコンサートのラテンな雰囲気そのままで。
ま、あいちゃんのコンサートでのひとつのハイライトなんですな、すでに(笑)
シングルのカップリングでいいから、早くこのアレンジでCD出してね(^^ゞ

2曲歌い終わってMC。
「クリスマスには、奇跡が起こると思っています。
 …16歳のクリスマスに私は目黒区民センターというとことで、
 初めて大きなワンマンコンサートをしました。
 412人の方が集まってくださいました。それが…
 私のクリスマス最高の思い出です。
 …私がみなさんのサンタになりたいです。
 そして、みなさんが、わたしのサンタです」
こんなMCに場内から拍手が。。。
最初の目黒に(上で書いた様な状態で)コンサートに行った412人の中の一人としては、
「最高の思い出」
とあいちゃんが言ってくれることが嬉しかったね。。。
本当に、川嶋あいというアーティストは、原点を忘れない人間なんだな、
と改めて思った瞬間でもあったけど。

「自分で選んだ道をあきらめないでほしいです」というMCのあと、
「私を象徴する曲」として披露してくれたのが『絶望と希望』。
ゆったりと、歌詞というよりは「言葉」を噛みしめるように歌っているように感じた。
そして、今までもそうだけど、ゆっきーのコーラスがかぶることで曲に表情が広がる。
コウヘイくんのちょっとジャズっぽいソロも良かったね。
やっぱり、曲の芯=メロディがしっかりしてる曲はどんなアレンジを施してもいいものだ。

あいちゃんは曲終わりでステージ袖にひっこんだが、
ステージでは鉄琴でクリスマス風?(笑)なメロディーを紡ぐ。
そこにアコギのソロがつながり、そして、ゆっきーのソロへ。。。
「先取りBBS」でけむさんが書いておられるが、私もこの曲良くわからなかった(^^;)
『Have Yourself A Merry Littel Christmas』
という曲なんですな。。。 勉強になりましたm(_ _)m
しかし、確かにこういう曲を歌うのは、ゆっきーならでは。ですな。
さすがです。関心しました。
この曲を皮切りに、『クリスマス・メドレー』へ突入!(笑)

会場の左側のドアが開き、場内が明るくなって、あいちゃん登場(笑)
なんかを投げながら、近くまで来たけど、
そのままステージまで走って行ってしまった(´ε`;)
『サンタが街にやってくる〜赤鼻のトナカイ〜サンタが街にやってくる』
クリスマスレッドのワンピース姿のあいちゃんは、ステージでゆっきーとユニゾン☆
楽しそうだな〜(*´ェ`*)

そして、『きよしこの夜』へ。。。
フルコーラスで歌ってたから『クリスマス・メドレー』には
メモ取ってる段階では入れてなかったんだけど(笑)
どーもこれも『メドレー』扱いだったのかしらね(^^;)?
ちょっとジャズっぽいアレンジの『きよしこの夜』は
ステージのライティングも星空を模して雰囲気充分。
客席も青いサイリュウムがゆっくりと揺れる。
「ラララでみなさんも一緒に歌いましょう!」
ってあいちゃんの煽りで会場も一緒に合唱。
数年前の青年館コンサートでは、アンコールの最後を飾ってたことを思い出す…。

『クリスマスソングコーナー』を終えて、MC。
「明日クリスマスイブですが。。。彼氏、彼女と過ごす人〜!
 (会場を見渡して)…。。。 みんなもてないですねぇ(笑)
 私ね、明日、5年ぶりのオフなんです! 何をするか? 聞きたい? 聞きたい?(笑)
 実は、もう予定決まってるんです! なんとー!(引っ張るなぁ。。。笑)
 宮内ねぇさんと、あーや姫と、鍋でーす!!!(場内爆笑)
 何が嬉しくて。。。ねぇ。。。(笑) まぁ愚痴みたいなのでやめましょうね。
 さて、本題にもどりましょう」
というあいちゃんのMCの間に弦楽四重奏の方々が登場。
あいちゃんは、スタッフさんから頼まれたという公式ファンクラブの告知を(笑)

バンドのメンバー紹介を経て、8曲目(?)
「バカ騒ぎしていきましょう!」と『見えない翼』へ。
前半の「静」と後半の「動」って切り替えだなぁ。いきなり躍動的(笑)
しかし、ギターのお兄さんがレスポールでソロを決めまくってたけど、
昔から個人的にはあいちゃんのサウンドには、
ストラト系シングルコイルの音の方が合ってる気がするんだけどなぁ。。。(´ε`)
そんなことはどうでもよく、ステージではコウヘイくんが
ピアノとキーボードとのチェンジで忙しそうだった(笑)
ちと残念なのは、こういう曲にストリングスが入っても、
コンサートではあまり目立たない、というところか…(^^;)

続く曲は「楽しんでますか〜!」と『グレープジュース』。
ドラムのフィルインから歌に入っていく。
コンサートが始まって1時間、あいちゃんもバンドもエンジンがかかってきたか(笑)
なんだか知らないけど、可愛らしいステップ踏みながらあいちゃんが歌ってる(^^)
その後ろでゆっきーもシンクロ☆ おお、かわいいではないか (=^^=)
これも今日のコンサートの見所のひとつだな、と勝手に納得(笑)

「みなさん、『あいのり』観てますか〜?」の声に場内「観てるよ!」と大反応。
まったく『あいのり』を観ない私は無反応(笑)
「“I WiSH”さんってグループがね、『明日への扉』って歌を歌ってましたけどね。
 どうですかね? 『My LOVE』は?
 ここで恒例のマーケティング・リサーチをしましょうか。
 『明日への扉』が良かった人〜(まばら)
 『My LOVE』がいい人〜(またまばら・笑)
 …なんかね、微妙ですね(笑)
 さて、今日はですね、その 『My LOVE』のカップリングになる曲をね
 (場内「えー!!」の声)
 すいませんね、この世界いろいろキセイがね(笑)
 今年、私がスキーにハマって書いた曲です。
 ここがゲレンデだと思って聞いてくださいね!」

そんな紹介で10曲目『スノードリーム』を披露。
ココ最近の川嶋あいのストレートなサウンド。
なるほど、確かにゲレンデで流れててもいい感じの楽曲である(笑)
スピード感があって、スキーを実際滑って体現した感覚が
しっかり曲に表現されてるなと思った。

「がんばって小話するんですけど、ダメですね。来年またがんばります」
って言ったあと「長くなるので座ってください」ってみんなを座る様に促す。
「エチオピアでボランティアをなさってる方とお話をさせていただいたんですが…
 エイズで亡くなってる人がたくさんいるそうです。」
と、エイズで人が亡くなってる状況をあいちゃんは語る。そして。。。
「抱えきれない欲望は、深い哀しみの連鎖反応を起こします。
 私は… 優しさの連鎖反応を作りたいです。
 そんな想いで新しい曲が出来ました。
 この場所から幸せの連鎖が起こることを祈って、『crying』」

この日初披露された新曲は、『Ark』+『流れ星』+『大切な約束』
…そんなイメージだった。歌詞が重いですな。。。
「キミの声がかなしすぎる」と歌うあいちゃんは、「声」で納得させている。。。
曲が新し過ぎてストリングスのアレンジは間に合わなかったのかな?
ちょっともったいないな、と思ったが…
「来年、なんらかのカタチでCDの音源にします」
とあいちゃんは言った。

「それでは2曲のラブソングを聴いてください。
 人を愛するキモチを歌った曲で私も大好きな曲です。
 『旅立ちの朝』」

朝をイメージさせる、淡いブルーのライトの中で歌い出す。
春に恵比寿で聴いた時とはまたちょっと違った雰囲気だ。
ここでこの曲か。。。 新旧の曲をうまく折衷させているねぇ
今日はまだあいちゃんの「声に包まれる」って感覚は体感してしないが、
この曲から伝わってくるあいちゃんのその「キモチ」って言うモノが。。。
すごく胸を熱くする。

続く『雪に咲く花』ではストリングスがばっちりハマって素晴らしいアンサンブル。
これはこの日来れなかったひろともお父さんに是非聴いて欲しかった。
…と言うか、路上で歌ってたコが、素晴らしいバンドとストリングスを率いて、
こんなキレイな曲を、この、渋谷公会堂で歌っている。
…あいちゃんのお母さんもどこかで観てるんだろうか。 そんなことが頭をよぎり…
この姿、お母さんにも観せたかっただろうな…
そう思ったとたんに、『旅立ちの朝』でこらえていたものが溢れてきた…

目が涙でイッパイになって来たところで、あいちゃんがMCを。。。
「3年前の8月20日、私はこのステージに立ちました。
 今振り返ってみてもとても大切な日です。
 新たなスタートもココでした。I WiSHの解散もココでした。
 『渋谷公会堂』という名前は失くなっても、場所は残ります。
 これからも、この場所で名前を刻んで行きたいと思います」

…「『渋公には神がいる』と言われている場所で、
 川嶋あいはすでに一度「歴史」を刻んでいるのですよ
 すごいことじゃないですか」
と某所で書いたことがありますが、あいちゃんはそれを読んだのか?
…と妄想してしまいました(^^;)
まぁあくまで妄想ですが、目黒のクリスマスコンサートに言及するMCがあったり、
今回のあいちゃんは「原点回帰」の意識が強かったのかもしれない、そう思ったね…。

そんなMCの後に、『Dear』だなんて。。。ダメだ。。。
MCに導かれて『Dear』のイントロが鳴ったときに、私の目から涙が落ちた…。
ココロを見透かされた様な気がしてた。
そして同時に、
「ココ(ステージ)は私の生きる場所。そこ(客席)はみなさんの場所」
と言われたような気もしてた。
それは、アーティストとして一人立ちしたことを物語るわけで。

なんにしても、ここまでの3曲は「おじさんをどんだけ泣かせたいんだ!」
って感じだった(^^;)
なんせ『Dear』にストリングスが入ったのがすごくイイ。
1年前、三鷹で聴いた時から非常に好きな曲だったが、
あの『アメイジング・グレイス』を聴いたコンサートから
すでに1年経っていたんだと改めて再認。
ほんとにこの1年、早かった。。。

気がつくと「ありがとうございました!」と
メンバーと手を取り合って万歳!してるあいちゃんがいた。
19:55 …気が付けばそんなに時間が経っていたのか(^^;)
しばしの「カワシマ!」アンコール・コールのあと、あいちゃん再登場。。。

というか、ステージではすでに『12個』のイントロが鳴っている。
黒っぽいドレス(?)で、実にシックに(笑) まぁもうすぐ21歳ですから(^^)
まばらに揺れる青いサイリュウムの中で、あいちゃんも揺れる。
せっかくだからストリングスを配したアレンジも聴いてみたかったが、
まぁいいでしょう。
長いことステージで歌われ続けてたこの曲は、
目黒の時にはまだ発表していなかったんだよね…。
そういう曲が今あいちゃんの「代表曲」としてステージを飾っている。
ある種の「歴史」を感じる(笑)

深いお辞儀のあと、静かに語る。。。
「コンサート・タイトルの『もう1つの約束』は
 ドラマの主題歌に使っていただきました。
 …私がいちばん会いたい人はには、もう、会えません。
 だけど… スタッフや、ファンのみなさんが私に前を向かせてくれました。
 15歳の上京前最後のクリスマスに一緒にいた、母に捧げます」
そういうMCを前に、『もう1つの約束』を披露。。。
去年、三鷹で聴いた『大切な約束』の別アレンジなわけだが、
シンプルなアレンジで歌われるこの曲は
曲の持つ重み、意味、伝えたいこと。。。
壮大なアレンジの『大切な約束』とは違った雰囲気でそれを客席に投げかけてくる。
改めて思う「声」の良さと、美しいコトバ。
そこから思うのは、やっぱり寂しさっていうものは、
そう簡単に振り切れるモノではないんだよね。。。

コウヘイくんとギターのお兄さんが引っ込み、いつの間にかキーボードが。。。
「私にとって今年は濃い1年でした。みなさんに感謝します。
 来年も川嶋あいをよろしくお願いします」
と頭を下げる。そっか、あいちゃんにとっても「濃い1年」だったんだ…。
「私のクリスマスソングを心を込めて歌います」

4年前の目黒の時と同じ、ラストソング『long and deep X'mas』。。。
ステージ上に置かれた街灯は何に使うんだ? と思ってたけど、
ここでアカリを入れたか…。
夜空の様なライティングの下、あいちゃんは弾き語る。
…ああ、路上でどれだけ聴いてきただろう。
4年前と違うのは、会場が『渋谷公会堂』だということ。
そして。。。川嶋あいという人間は、
路上で歌ってた「歌手を目指す女の子」ではなく、
すでに「アーティスト」だと言うこと。
あの時のビデオがあったら観てみたい(撮影はしてたはず?)。
今のあいちゃんとは経験値も風格も違うだろう。
キーボードでちゃんとソロを弾いてるあいちゃんを観て、そんな風に思っていた…。
星空のようなライティングが、曲終わりで瞬く中で、歌は終わった。。。

20:20、いつも通りのLONG & DEEPなお辞儀を繰りかえし、
そして会場に手を振って、あいちゃんは『渋谷公会堂』のステージを去って行った。。。

場内にアカリが灯って、隣のビレッジさんと
「いいコンサートでしたね」と言っていたら、
前列のカップルの女の子の方が、
コンサート中にビレッジさんが渡したサイリュウムを
「ありがとうございました!」って差し出した。
ビレッジさんは「いや、いいから(笑) 記念にどうぞ」って苦笑いをする(笑)
するとそのコは「え、いいんですか、ありがとうございます」って
サウリュウムを引っ込めて、彼氏に向かって
「すごく感動した。ここ何年かでいちばん素敵なクリスマスだった。
 ありがとう、また観に来たい」
って、泣きながらそう言った。 彼氏も半泣き状態で、黙って頷いてた。
…それを観ていた私も、ビレッジさんも、ひろゆきくんも、胸が熱くなっていた。
あいちゃんてアーティストは、初めて観た人間、
それも同世代をこんなにも魅了するんだと。。。

あの大きな会場の中で、そういう人が実際いた。
やっぱり、川嶋あいの音楽っていうのは「世代を超えた」何かがあるんだと実感した。
今年も、素晴らしいコンサートだった。。。

会場を出たら、グッズ販売の列にトリエさんがいたので、
カレンダーの購入をお願いする(笑)
ポスカまでもらっちゃって、すみませんでしたね〜(^^;)
「bさん、FC会員のポスカ、もらってきました?
 ちなみに、受け付けはbさんの好きな柴っち。ですよ(笑)」
とからかわれ(笑)
「なにー? アメリカから帰ってきてたの?」と飛んで行く(バカ)
会員証を見せて
「その節(8月20日)はどうもでした。
 帰って来てるって知らなかったので驚いたです」
と御挨拶。またすぐにアメリカに戻るらしいけども、
いつ見ても爽やかな笑顔でした(^^)
アメリカでもがんばってくださいね。

その後、外でメガホン持って物販案内してたヤシマさんにも御挨拶。
「楽しんでいただけましたか?」と聞かれたので
「今年も泣きました」と言ったら大笑いされた(^^;)

わんちゃんちのゆずタン・あいタンも御機嫌だったし、
trashさんとこのオコサマたちも御満足?だった様子。
まさに「世代を超えた」。。。と言う言葉がピッタリだった。
来年、また川嶋あいは前を向いて進んで行くんでしょうな。

久しぶりに会った仲間と飲む酒が、
この上なく美味しく感じた今年のクリスマスだった(笑)
最後に、チケットの件であちこちかけあってくれた
ママさんに深く感謝しながら、このレポを閉じさせてもらいます。

(2006.12.26掲載)