2006年7月12日 Oriental Muse In Tokyo2006
@東京厚生年金会館大ホール

・演奏曲目

旅立ちの日に…
見えない翼
Dear
12個の季節〜4度目の春〜

・レポート(BLUESさん)

そのイベントは、『Oriental Muse In Tokyo2006』というチャリティーだった。
どうやら「世界の子供にワクチンを」ということが目的らしい。
主旨も、イベント名もaiBBSで読んだけど、
7月12日という平日開催だったことで行く気『ゼロ』だった私は
「あいちゃん出るのね」って思っただけで、応募もしなかった(笑)
まず、「応募をする」ということが
「めんどくさい」というモノグサな人間なので…(^^;)

ところが、わんちゃんからメールが来た。
「どうせbさんは申し込んでないんでしょうから、
 自分が当たったので一緒に観に行きましょう」
って(笑)
まー、持つべきモノは「友達」と言うべきか… (´ー`)/

さて、そんな訳で、7月12日。
仕事をさっさと切り上げJRに飛び乗り新宿厚生年金会館へ。。。
タブン中に入るのは、DVDになった2004年の8月20日以来かな?
道を挟んで反対側にあるライブハウスには、
知り合いが良くライブ演ってたので一時良く来てたけど(笑)

招待券をまとめて引き換えてもらって入場。
一応チャリティーってことなので、ロビーでスズメの涙ほどの募金を。。。(恥)
そして。
18列目にコアラちゃん・ひろゆきくん・trash氏、
私、nabeさん、わんちゃんと並ぶ。
後ろの席にたっちゃんとママさん。
先に入ったkazu_2さんとpunipuniさんはもっと前(笑)

中村あゆみ・川嶋あい・Emi(ル・クプル)
・TIA・MIKAI と表記のあった右から順番に登場。
19時10分前辺から司会の女性が登場して始まった。

…えーっと、…あいちゃん以外は割愛します(笑)
寝てた、とか書けないし(;´_ゝ`)

19:55、
4番目にバックにコウヘイくん、パーカッション、ベースのおっしー、
ギターのおにいさんを従えたあいちゃん登場。
このメンバーはツアー中のメンバーからドラムのアッキーを抜いた編成かな?
さすがに18列目だとよくわからん(言い訳・笑)
『オリエンタル・ミューズ』と銘打ったイベントだけに、
ステージセットも古代ギリシアの神殿を連想させる
柱を模したものが左右3本ずつ並んでいたり、
『女神』をイメージさせたいのであろう翼をデフォルメしたオブジェの中に、
ビジョンをはめ込んだりしていて、見た目「豪華な」ステージセット(笑)
それに呼応するかのように、あいちゃんの衣装は白いワンピース。
さらに、髪をアップにして、右耳の後ろに大きな白い花を。。。
まさに『女神』っぽい出で立ち☆
(まぁ『muse』を辞典で調べると
 『じっと考える、思いにふける』って意味になるわけだが・笑)

出て来てあいちゃんがまず歌ったのは… 『旅立ちの日に…』
そうか、そう来たか(笑)
この7月も20日がくれば、あのハチ公前の出逢いから4年が経つ。
何度も書いて来たけど路上でこの歌を聴いた記憶はさほどない。 …のだが。。。
あいちゃんの『弾き語り』ではないので涙こそ溢れなかったが、
4年前には路上で歌ってたいた曲を、
こうしてチャリティーコンサートの1曲目に堂々と歌う意味。
それを考えた時、白い衣装に髪をアップにしてオデコを出して、
白い花を髪に飾っているあいちゃんを見て
「ビリー・ホリディみたいだ。。。」
と思ったんですね…。
『奇妙な果実』というジャズ・ソウルの歴史において
ビリー・ホリディを語る時に必ず出て来る
『南部の木には奇妙な果実がぶら下がっている…
 (つまりは、黒人奴隷を処刑して木にぶら下げた。の意味)』
という内容の曲を歌ってた、人種差別・ドラッグ・アル中と、
壮絶な人生を送った孤高の黒人女性ジャズシンガー。
まぁこの辺はまた別の機会にでも取り上げてみますが(笑)、
私はあいちゃんの姿を見て、
ビリー・ホリディを連想せずには、いられなかった。。。

さて、『旅立ちの日に…』を歌い終えて、MC。
「みなさん こんばんわ。 川嶋あいです。
 『オリエンタル・ミューズ』というこのイベントに参加出来て、
 本当に嬉しいです。
 今日、私を観るの初めてという方、ちょっと手をあげてもらえますか?
 …あ〜 結構いらっしゃいますねぇ〜(笑)
 では、みなさんのために心を込めて歌います。
 盛り上がって行きましょう! 『見えない翼』」

そんなMCで2曲目に『見えない翼』。
なんか自然に客席から手拍子が。。。(笑) 
いいことですねー、私はメモ取ってたので手拍子してませんけど(^^;)
しかし、ふと客観的に観てて、
ライティングが明らかに前の3組のアーティストさんよりもハデ(笑)
まぁ、アコギのギターソロもハゲしかったし、いいのか(^^)
前の席の女の子もすごくノッてたし。
曲の終わりに「アリガトゴザイマース!」というあいちゃんの声。

一瞬静かになった。。。と思ったら
キーボードから聞き覚えのあるよなイントロが…
『Dear』か…
迷惑だな。。。と分りつつも、一緒に口ずさんでしまう…(^^;)
ああ、歌詩が染込んでくる…
ステージ後方の大ビジョンの中のあいちゃんが神々しくて別人みたいだ。
コウヘイくんのピアノ中心のアレンジが心地ヨイ。しかし…
途中から入ってくるパーカッションが16ビートで、ちょっと違和感を覚える。
アコーステックなアレンジでゆったりと聴いているので、
16よりも8か4が良かったな(笑)
それでも、気持ちの入った『Dear』は聴き応えがあった。
エンディングのおっしーのベースのハイポジションでのトーンはすごく良かったし。
まぁ、チョイいつもよりかリバーブが深いのかな。。。
って気もしたけどあいちゃん専門にやってるわけじゃないからね(笑)
PA屋によってクセも違うでしょう┐(´-`)┌

「早いんですが、もう最後の曲になりました(笑)
 大切な卒業ソングを歌います。
 今日は本当にありがとうございました!」
と言うと『12個の季節』を。

しかしまぁ、なんだね。
この曲を厚生年金会館で聴く、というのは
どうしても2年半前の「合同卒業式」で
100人とかのコーラス隊を率いたあいちゃんを思い出すですなぁ。。。
月日の流れるのは早いもので。
隣で観てるtrashさんにはあの日に初めて直接挨拶した訳だし、
あの日に出逢って知り合ったけどCentury辞めてっちゃった人もいるし(笑)
そんなことをつらつらと思い馳せながら『12個』を聴く。
コウヘイくんのピアノソロがいいねぇ…。
その間奏直後のリフレインでほぼあいちゃんのアカペラ状態になったが
深めにリバーブがかかってるので
場内をあいちゃんの声が包んだみたいな気分になってた。
エンディングではオレンジの照明があいちゃんの顔にあたって、
後ろのビジョンだけを観てると、
ほんとに「(黒人の)ビリー・ホリディ」みたいだな。。。と改めて思ったのだった。
もちろん見た目だけのお話で、歌い方も声も全然違うけどね。

このイベントでは、歌い終わると司会の関西弁のおねいさんが
アーティストを呼んでインタビューをする。
あいちゃんももちろん呼ばれる(笑)
「白い衣装を身に纏われてねぇ、
 私も『真っ白な気持ち』にさせてもらいましたよぉ」
と言われてあいちゃんは
「今日は厳かですよねー」と半笑い(笑)
路上時代の話をしてみたり、
川嶋さんの歌に背中を押された人もいるんじゃないですか? の問いに
「曲を書く時に自分自身を叱咤激励してますから」
「めっちゃ不器用なんで(笑)」と言ってみたり、
ブログをチェックしてきた司会者に
「今ツアー中なんですよねー? 長野でソバ屋の梯子したとか(笑)」
とツッコミ入れられたり(笑)
「ソバの味が土地によって違うんで、本場は違いますよね〜」
と上手いこと反応する(^^)
「これからの予定は?」と振られ、
「8月にアルバム出します」と例の「路上集2号」の宣伝を。
「今レコーディング中です。楽しみにしていてください☆」
「ツアーは8月21日まで続きます。よければ観に来て下さい」
とさらなる宣伝をして、「大きな拍手を!」って退場するはずだったのが、
退場するトコロを忘れたのかマイク持ってウロウロ(笑)
最後に「ああ、カワシマさんだなぁ」って思ったのでした、
ちゃんちゃん(≧∇≦)

20:22、あいちゃん退場後、中村あゆみ女史へ。。。
まぁ、ココから下は「オマケレポ」だけど(^^;)
約10年間業界を離れてて、
今7歳の女の子がいるシングルマザーになっていたのだそうだ。
2年くらい前に復活して、いろんなところで歌っているらしい。
去年のツアーであいちゃんがカバーしていた
『翼の折れたエンジェル』も3曲目で歌ってくれた。
まぁ「名刺替わりの1曲」なんだろうが。。。21年前の曲と言う。
その頃自分は思いきり高校生(笑)
「中村あゆみの“オールナイト・ニッポン”!」
ってかけ声で『ビター・スウィート・サンバ』を聴きながら
友達の家で徹マン(徹夜で麻雀・笑)してた事を懐かしく思い出した。
彼女を生で観るのは初めてだったが声は全然変わってなくって、
曲を聴いて高校時代を思い出せちゃうんだから、
やっぱり『音楽』と言うモノは人生に密着したモノだなぁ、
と改めて感じたですね。

「このイベントのお話をいただいたとき、
 『ああ、出たいな』って思ったんです。
 自分の出来ることで何かしたいな。って。
 それは、自分に子供が出来て思うことで、
 自分の子供にね、何かあったら何とかしたい。って思う訳じゃないですか。
 最近は(自分で自分の子供を手にかけちゃう様な)
 おかしな親御さんも多いですけどね。
 やっぱり、出来ることから。 
 一人一人の力は小さいかもしれないけど、
 みんなで力を合わせれば何か出来るはずです。」
そんなMCをしていたのが、非常に印象に残りました。
『世界は君を待っている』
という最後の曲は、ホントに象徴的な曲でしたね。

あー、最後にもうひとつ、どうでもいい事を(笑)
あゆみさんのサポートでギター弾いてた方は、
どっかで見た事があるな。。。と思ってあゆみさんのHP覗いたら、
今アレンジ・作曲を担当している鎌田ジョージさんだったんですね(^^;)
私が甲斐よしひろさんを良く観てた頃(10年くらい前)、
バックバンドにいた方でした…(´ε`)
あゆみさんと組んでたとは知らなかった。。。(汗)

…ということで、
『川嶋あいのLIVEMANIA』でまた他のアーティストさんの事も書いてしまいました(^^;)
まぁ、タダで観た割には、中身が濃かった。。。ってことでお許しください(笑)
いろんな意味でちょっと考えさせられるイベントだったし…
きっとこのイベントなかったら、
8月20日まであいちゃんを聴く事はなかっただろうイベントだった中で、
こうやって中村あゆみさんの歌を聴くことで
20年前の事を思い出してみたり、鎌田ジョージさん見れたり(^^;)
わんちゃんには感謝しないといけないですね(>_<)
ありがとう。m(_ _)m

終演後、出演アーティストからプレゼント。
ってことで座席番号が当選番号になっていて、
trashさんはEmiさんのプレゼントもらってたなぁ(笑)
ロビーで会った、
(前日の僕道1号の原宿のイベントで知り合った)みやっちさんは、
あいちゃんのプレゼントをゲットしたそうで、
好きなアーティストのグッズ当たるなんてなかなかないよねー、
とみんなに羨望の眼差しで見られてましたね(^^)
実はオイラ TIAちゃんのプレゼント、欲しかったなぁ(←浮気もの・笑)

さぁ、これからが夏・本番ですね。
あいちゃん、8月21日まで、体力つけてツアー後半を乗り切っておくれ☆

(2006.07.16掲載)