2006年6月5日 AI KAWASHIMA Concert tour2006 ”サンキュー!”
@クラブチッタ川崎(神奈川)

・演奏曲目

見えない翼
絶望と希望
Love
Happy Birthday!!
一秒の光
drive!
サウスポー
大三角形
カワシマメドレー
 ・もっと!
 ・eighteen's days
 ・Never stop singing!
 ・エンジェル
 ・どんなときも
 ・時雨
 ・流れ星
 ・雨になる
 ・マーメイド
 ・もっと!
10 天城越え(カバー)
11 十六恋ごころ
12 Dear
13 雪塵-ホワイトダスト-
14 季節の旅人
15 優しい雨
16 旅立ちの日に…
17 525ページ
18 smile and smile
19 12個の季節〜4度目の春〜
20 大切な約束

・レポート(trashさん)

今回のツアーは自分としては、川崎からと思ってました。

三郷が中途半端に遠かったというのもありますが、
川崎という多摩川を挟んだ隣町・・・地元のように慣れ親しんだ場所で、
あいちゃんのツアーの最初を見たかったんですね。

さて、会場となるクラブチッタは、
映画のシネチッタを含めた「チッタ川崎」という
南欧風のテーマタウンの中にあり、
駅からの道のりはちょっと不思議な空間に足を踏み入れた感じで、
なんとも非日常的な期待がライブへの興奮を高めます。

仕事を終えて駆け付けた会場では、
すでに僕道1号さんによる前座が行われていました。
ロビーで一服していた、ママさんが
慌てて客席に向かって行ったのが印象的でした(^^)

私もドリンクを引き換え、早々に場内に入りました。
今回はけむさんのお隣です。

会場内が暗転し、僅かな効果音にかぶるように、
こーへいさんの静かな演奏でプログラムがスタートしました。
普段、見慣れている情熱的な演奏とは、また趣きが違って新鮮でした。

さて、ステージを見て驚いたのは、
大抵は中央にあるドラムセットが、
右側に追いやられていて、対照的な左の位置にパーカッションという構成。
私にとってライブという生演奏での楽しみのひとつが、
体に響くリズムなんですが、なんとも奥行きのある編成だなぁ〜

予想通り、パワフルなドラムに、
小気味良いパーカッションの響きがなんとも言えない。

登場した、あいちゃんは、
青のマニキュアにアイシャドー、
タンクトップにパレオっぽいスカーフを巻いて、
ジャージの様な短パンに、ちょっと大き目のブーツといったいでたちです。
ヘアスタイルはちょっとソバージュっぽいかな?

「絶望と希望」のサビの部分の ♪行くんだね〜♪のところは、
ちょっと演歌っぽく膝を曲げてためを作るあいちゃん節も健在・・・

3曲目の「LOVE」では ♪YOUっ!〜のところで、
会場を指を指してちょっと誘惑的・・・その後の流し目も、
女性らしさを感じる表現でした。

Happy Birthday!!前のMCでは
「川崎と言えば、何でしょうかねぇ〜」という切り出しに、
すかさず「黒豚ぁ〜」のママさんの声・・・
次の展開からを考え、本当は別な物に振って欲しかったらしく
「川崎大師とかありますよね☆」と、振っておいて
「そして、もうひとつ、マネージャーの福ちゃん・・・誕生日です!」
登場した福ちゃん、
あいちゃんからロウソク付きのバースディーケーキをもらって、
用意されたイスに座り、
あいちゃんの「Happy Birthday!!」を傍らで聞いてます。

♪あなた〜のところで、さりげなく福ちゃんを見ながら笑顔を贈ってました。
当の福ちゃんもとても感激してるらしく、
あいちゃんの歌に合わせて手拍子をするのですが、
膝に乗せたままのケーキが落ちそうで、見てるこちらは冷や冷やものでした。

そして、歌が終わって挨拶をしてる福ちゃんに、
舞台袖からあーや姫が不意に現れ、
ロウソクを吹き消した福ちゃんのケーキを本人から奪い、
そのまま顔にLe’t Go! 見事にヒットいたしました。
それでもまんざらでない福ちゃん・・・
吉本喜劇というよりは、やっぱり家族同然のスタッフってところでしょうか。

プログラムも進み、「旅立ちの日に・・・」では、
キーボードの前に座って、すっとマイクの位置も決まりました。
路上では結構、歌いだしにマイクの位置を決めるのも、
こだわってたよなぁ〜と昔の光景が頭をよぎりました。
歌の方は、伸びとパワーのある声量で、
歌詞を一つずつ丁寧に歌っている感じ・・・
晴れやかというか、観客に問い掛けるような歌い方な感じでした。

バンドメンバーの紹介も終わった後のMCでは、
当日放送されている「HEY!HEY!HEY!」に触れ
「衣装替えの時に、見てしまいました☆」
「また、結構やらかしてますね。ずいぶん頭を叩かれてました」
と、実にライブな感想を語ってました。

ラストは落ち着いた雰囲気の中で、歌詞を一つ一つ大切に紡いでいるようでした。
                   
なんとも言えず、興奮の中にも優しさの溢れるステージでした。

(2006.08.28掲載)