2006年2月17日 川嶋あいコンサート2006 “Dear” in 和光
@和光市民文化センター

・演奏曲目

Dear
天使降臨
「さよなら」「ありがとう」〜たった一つの場所〜
525ページ
冬物語〜winter story〜
同級生
ByeBye
Never stop singing !
夢の扉
10 飛べない鳥
11 雪に咲く花
12 12個の季節〜4度目の春〜
13 絶望と希望
14 見えない翼
15 Just after the rain !
16 この道ふらふら
17 旅立ちの日に…

・レポート(BLUESさん)

自分にとって、2006年最初のコンサートは突然やってきた。
「生ライブ」という意味では、
「川嶋あい公式ファンクラブ」のスキーツアーでの
ミニライブがあったので、正しくはない。
そうではなく、チケットを手に入れて観る「コンサート」のことだ。

2月17日、埼玉県和光市でのコンサート。
2004年に大宮であったあいちゃんのライブは、引越し直後ということで、
電車一本で行ける場所に引越しながら引越しでお金がなく
(日々の食費にも困ってた・^^;)断念した。
それ以来のいわば「地元」のコンサートだった。
しかし…
自分の仕事してる業界は、年末の余波が年明けにやってくる。
毎年1〜2月は半端でなく忙しい。年末よりも忙しい年もある。
…それを見越してチケットを取らなかったのだ。

それが。。。
Centuryのある会員さんの申し出で、チケットを譲っていただけることになった。
それも、私を名指しで
「事情があって行けないのでお譲りしたい」
と1月の終わりにCenturyにメールをいただいたのだ。
細かい話は省かせていただくが、
こんな「人のやさしさに触れる」お話を断ることは出来ない。
たまたま取っていなかったコンサートのチケットを、
会員さんの申し出で譲っていただくことになった訳だ。
まさしく、コンサートタイトルそのままの「Dear」な出来事だったのだ。

なんとか仕事を定時で切り上げ、仲間の待つ、和光まで東上線に乗って向かった。
駅でわんちゃんやしろひげさんやビレッジさん、やはぎさん、ひろゆき各氏に会う。
ママさんとkazu_2さん達の到着を待ってたら、ツネバス父さんとトリエさんも登場。
そこにCショックちゃんが現れ、
「私は歩いて行きます! 一緒に行く方、
 私が道案内しますよ!なんせ『下見』に来ましたからね!!」
というショックちゃんの心意気にうたれ(笑)、数人で会場まで歩く事に。
渋谷では雪が降ってた、と聞いたが、和光でもちらほらしている。
が、「ま、いっか。」と(笑)

さて、会場に到着して入場。
グッズ売り場に豊島さんを発見したので
「スキーツアーでは、いろいろどうも。今日もCenturyみんなで来てます」
とご挨拶。
そうこうしてたら、
会議(謎・笑)でたまたま北海道から上京してきてたひろともお父さんが登場☆
みんなで挨拶合戦になってたが(笑)、そろそろ開演、ということで中に入った。

…「1階・1列・11番」これが、譲っていただいたチケットの座席番号である。
つまり、「最前列」、ということだ。
送っていただいたチケットを見て、見事な「1並び」に感動した(笑)
あいちゃんのコンサートを最前列で観るなんて。。。 
2003年の渋谷公会堂以来だろうか?
すべてが特別だった。
初めて観る地元のコンサート、久しぶりの最前列、
しかもそれは会員さんの「親切」があって初めて自分がそこにいられる「幸せ」だ。

最前列から、後ろを振り返ってみた。。。
譲ってくれた方が
「あいちゃんのコンサートで『空席』を作りたくないんです」
とメールをくれたのだが…
素晴らしい事に、ほぼ満席。
3年前は、路上で誰も足を止めなかった子のために、
こうしてチケットを買って大勢の人がホールを埋めているのだ。
まさしく「親戚のムスメ」感覚で、感動が胸をイッパイにしていた。

19:00、場内にブザーが鳴る。まもなく開演のアナウンス…
そこに、ひろともさんが飛んできた。
「来れなかった会員さんのためにも、精一杯楽しんで。
 そしてLIVEMANIAを書きなさい」と。
実は管理人3号さんからもメールが来ていた(^^;)
「bさん、行けなかった会員さんの想いも背負って、楽しんできてください。
 そして、熱いレポ、よろしく。それが出来るのはbさんだけだからね(笑)」
と。。。(^^;)

19:06、会場の明かりが落ちた。。。
ピアノのメロディーが…「Dear」の調べを奏でる中、
あいちゃんが客席に語りかける。

「Dear… 今日来て頂いたみなさん…」
真っ暗な中でメモが取れず、正直あいちゃんが何を言ったかは、
あまり覚えていない…
最前列で、幕が上がってあいちゃんにスポットが当り、
ピアノの調べが「Dear」のイントロにつながった時、
あいちゃんの口からマイクを通して
「あなたに出逢えて ほんとうにうれしいよ …」
という出だしを聴いた時に、もう泣けてきた…。
「あなたの優しさがほら 私を支えてるよ」
まさしく、これだ。これなんだ。
今回のこのコンサートは、チケットを譲ってくれた会員さん及び、
今の私を支えてくれるCenturyのみんなのお陰でこの日ここにいた事に他ならない。
曲のアレンジはCDに近い気がしたが、
今回はギターがながじぃ氏ではなく、ロック畑の人らしく(笑)、
テレキャスターの音が泣かせる。
あいちゃんはマイクスタンドを握りしめて「Dear」を歌い上げる。
ちょっと固くなってる様な気もしたけど、
今現在、イチバン好きな曲、
まして今回の一件を象徴するような曲を「1曲目」で聴いて、正直に嬉しい。
…そう思っていた。

曲間を空けずに「天使降臨」へ。
イエローの柔らかい照明の中で、
白いブラウスに七分の薄いグレーのパンツ、そして白いブーツのあいちゃんは…
まさしく「天使降臨」って感じか。。。
この曲のアレンジも、CDに近いかな…
目の前のバンマス、コウヘイくんと何度か目があった気がする(笑)
歌ってるあいちゃんは、…ちょっと辛そうか?
病み上がりとは聞いてたが、あまり体調は良くなさそうだ。。。
スキーツアーの2日目に疲れた顔を見たが、あの時の顔に近い気がしていた。

そして… 3曲目、これもMCなしで「たった一つの場所」。。。
これはCDとは違ってコウヘイくんのピアノをメインにしたアレンジ。
これがまたなかなかいいんです(^^)v
CDのアレンジよりも、マニュピレーターのシンセの音が乗ることで
ロマンチックなアレンジになった、と感じる…。
もともと好きな曲ではあるが、ここまでの3曲の流れでほんとに
「ああ、来て良かったかも…」と思いながらステージを見つめた。

で、ここでMC。

「みなさん、こんばんわ。川嶋あいでーす。
 今日は、初めて、埼玉のこの、和光市にやってきました!
 …みなさん、疲れてますか? 大丈夫ですか?(笑)
 心を込めて、歌を届けたいと思っています☆」
そんなMCを。
しっかし、短くまとめたMCで小気味いいね(笑)
みんな、あなたの「歌」が聴きたくて来ているのだからね。

そしてあいちゃんのコールで「525ページ!」
曲が始まると、後ろのスクリーンが上がって行く。
それだけで若干会場の空気が変わった(気がする・笑)
「絶望と希望」のジャケットの様なブルーのバックを背に、
これまたCDに近いテンポでのアレンジ。
なんとなく。。。だけど、
リズムの裏で抜いてるっぽいドラムのリズムがすごく面白い(表現が下手だなぁ…^^;)

4曲目、MCも一回終わってちょっとリラックスして来たのだろうか、
あいちゃんの顔に笑顔が出てきた(笑)
スキーツアーで久しぶりに目の前で会話して思ったんだ。
あいちゃん、キミの笑顔はキラキラしてて、本当にかわいいね。

「525」が終わってステージは明かりが消えたが、流れてきたイントロは…
おー、「冬物語」じゃんか(≧∇≦)
昨年末の「クリコン・ツアー」で披露され、
非常に気に入ったバージョン、そのままだ☆
評判が良かったんだろうか、
この「Dear」ツアーでもメニューに入っていたのは非常に嬉しい。
私の位置からだと、若干ギターの音が小さく、それがちょっと残念だったけど。

新旧バランス良く5曲並んで来て、2回目のMC。

「私、今日はめっちゃブルーなんですよ。
 なんでかっていうとですね…
 お風呂のお湯が出なかったんです!」
あっひゃっひゃ(≧∇≦) 場内も爆笑☆
「なんかですね、お風呂に入りたかったのに、お湯が出ないわけですよ!
 それで、これはどーゆーことか!
 と○○ガスさんに電話して聞いたんですね。そしたら…」
というあいちゃんの言葉に場内固唾を飲む。。。
でもその次はだいたい、想像がつく(´ー`;)
「『料金未払いなので、止めさせていただきました』って。。。」
あっひゃっひゃ 思ったとーりだ(`∀´)
「そう言われて、
 『あー。。。そう言えば今月ガス代払ってないなぁ…』って思って」
とあいちゃんも苦笑い。
けどさぁ、「止めますよ」って通知くるでしょー?(^^;) ポスト見てないのか…(汗)
「それでも、どーしてもお風呂入りたかったんで、
 『水風呂』に入ったんですよ!
 まぁね、水が出るだけでも幸せだな、ってことでね(笑)」
って、また風邪ひくゾ(笑) 
…女の子だから「お風呂入りたい」って気持ちはわかるけどね
ぇ、サウナじゃないんだから…(^^;)
ま、「お小遣い」上げてもらって、ちゃんと公共料金払おうネ。
「なんか『水風呂』入って“修行”みたいな気分でしたけど(笑)
 私ももうすぐ『20歳(ハタチ)』ですので…(会場から拍手)
 しっかりしないとね(笑)
 ではつまらないハナシはやめて… 次の曲に行きましょう」
と言いながら客席に向かって
「少しアップな曲をやりますから、みなさん立ってくださ〜い!
 ハイ、みなさん、元気ですかーっ!」
ってあいちゃん、アントニオ○木さんかね…(^^;)
しっかしまぁ、去年のツアーファイナルを前から2列目
(長野でも同じ)距離で観た事はみたけど、
…ホールの最前列っていうのは… やっぱり空気が違うなぁ。。。と思った。。。

そんな中、あいちゃんの「同級生!」のコール。
明るいライティングになって、「川嶋POP」の代名詞たる曲のご披露☆
初めて生で聴いた。これもCDに近いアレンジかな。。。
ただ、ギターのお兄さん、
ギブソンの「ファイヤーバード」をワウかけてガンガン弾いて(笑)
ハードロックかっ(≧∇≦)
なんだか知らないけど、バンドのメンバーもノッて来たのか楽しそうだ(^^)
あいちゃんもスタンドからマイクを外してカラダをスウィングさせる。
実にかわいらしい(笑)
ただ、「アイドル」みたいな「かわいらしさ」ではない。
自分の作った曲を歌うことが「楽しい」ことが声から伝わってくる、
それが顔・仕草に出てる「かわいさ」である。
すっかりリラックス出来たようだ☆

そして曲は「Dear」のカップリングである「Bye Bye」へ。
ある意味、あいちゃんのファンの期待を裏切った?
新しい「川嶋あい」を提示した曲でもある気がしてる。
赤裸々に「別れ」をビートの利いたサウンドに乗せて歌ってるのだから。
ピンクのライティングの中で、あいちゃんが跳ねている。
そして、ベースのおっしーと、コーラスのゆっきーと、
前に出てきて一緒に「Bye Bye」をプッシュ(笑)
けど、いやー、最前列で手拍子しながらメモを取るって…
ほんと、みっともないし、カッコ悪いですね〜(>_<)
そりゃあいちゃんに「ちゃんと観てくださいよっ!」って怒られるわ…σ(^_^;)

さて、「ByeBye」から息をつかせずに曲は久しぶりに聴く
「Never stopsinging!」
最近は曲がイッパイあるせいか、
こういう路上時代に盛り上げに使われていた曲ですら
なかなか聴く事が出来なくなってしまった。
まぁ、それが寂しい、ということではなく、
その時の気分に応じてあいちゃんがピックアップしてくれる事が嬉しい。
ロートルには、それがまたたまらん☆ でございまして。。。(笑)
なんせ、この曲はどんだけ飛ばしても「飛ばしすぎ」ってことないしね(≧∇≦)

「Never stop singing!」が終わって、短いMC。。。
正直、ステージ観ながらメモを取ってたため
字が汚くて何が書いてあるのか自分でまったく読めないのだが(^^;)
「皆さん、夢を持ってますよね。 …夢は信じていれば、必ず叶います。
 夢を持っているすべての人の『夢』が叶いますように、この曲を歌います!」
そんなMCで歌う曲は、「夢の扉」。。。
うーん。
実に2004年のDVDになった「道の途中で…。」で聴いて以来か?
グリーンの照明をバックに、あいちゃんはステージを右に、左に。
スウィングしながらあいちゃんが目の前をゆっくり歩いて行く。
歌ってるあいちゃんを目の前で見るのは、本当に久しぶりだ。
それだけで妙に感動(笑)
また今日のあいちゃんのいでたちが、
角度によってはタカラヅカの男役みたいに見えて…(^_^;)
まったく、チケット譲ってくれた方に感謝してもしきれないですね。。。

トライアングルと、パーカッションの打ち込みサウンドから10曲目に入る。
それが。。。「路上集1号」のテイクの「飛べない鳥」☆
ちゃんと「路上集1号」からも曲を選んで来たんだね〜。
これも結構CDに忠実なアレンジで、
目の前でプレイするおっしーのチョッパーがいいアクセントになっていた。
さすがですな(^^)
それにしても… 
去年9月の「恵比寿ギルティー」であいちゃんが弾き語りをしたのも記憶に新しいけど、
このテイク…
生で聴いてみて、
チョッパーが入ってることでちょっとファンクな匂いがするなぁ。。。と改めて感じる。
ちょっと「モータウン」なサウンドっぽかな、と思ってみたり。

まぁ「はばたけるまで…」のテイクを散々聴いて来たので、
そっちにすごい愛着があるのは事実。
しかし、この曲に関しては表情を変えても、やっぱ「飛べない鳥」だなぁ… と。。。
空に雲。を模したバックを前に、「らっららら〜」であいちゃ
んは客席と大きく手を右・左。
なんとなく、
「このテの曲は、アンコールで演った方がいんでない?」と思ったとさ(笑)

そして… あいちゃん自身がお気に入りだと勝手に思ってる「雪に咲く花」へ。。。
コウヘイくんのピアノ、そこにマニュピレーターのシンセがかぶって行き…
アレンジでドラマチックな曲をさらに昇華させている。
上手いなぁ…(´ー`)
去年のツアーでも歌って来た大切な曲なんだよね。
…三鷹でのクリコンでも歌ってたけど、もうすでにすごい昔の様な気分もしていた。。。
終演後、ひろともさんが「俺、あの歌、大好きなんだよ。嬉しいなぁ」
とホントに嬉しそうに語ってたのが微笑ましい(^^)

「えーと。。。もうアップな曲はないので(笑)座っていいですよ」
とMC。
「あの… 私、先日倒れたんですよ(笑)
 急にお腹が痛くなって。急性胃炎?で本当に痛くて痛くて動けなくなって。
 なんとかスタッフに連絡が取れて、病院に連れて行ってもらいましてね。
 その時『あ〜、あたし、このまま死ぬんだなぁ…』って思いまして(笑)
 『ハタチにもなってないのになぁ…』とか思って(笑)
 で、病院で採血して検査をしましょう、
 ってことで血を抜かれて結果を待ってたんですけど…
 なんて言うんですか、こう、試験の結果を待つ受験生みたいな心境でね、
 気分が重いんですよ(笑)
 …まぁ、結果は『サクラサク』でよかったですが(笑)
 なんて言うんですか、そういうことになるとですね…
 健康な精神は、健康なカラダから☆ …って、本当に思いますねぇ。。。」
と。まぁ笑い話にはなってるが、おじさんには他人事でない話であり…(^^;)
実際、自分も夜中に急に胃が絞られるように痛んでトイレに駆け込んだり、
去年、悩みが多くて眠れない日が続いたときは寝不足で仕事でミスを連発していた…。
たっちゃんやtrashさんには
「まず、毎晩バーボン飲むの止めろよ〜」と忠告されてるんだけど…(>_<)
「健全な精神は、健康なカラダからなんだなぁ」
と最近ようやく気がついたばかりだったのに、
…20歳になろうか、というあいちゃんにステージから言われてしまった。。。(苦)
おじさん、面目ない(ノ_-、)

そんなMCのあと、夕暮れの様なライティングの中で12曲目に「12個の季節」。
コウヘイくんのピアノだけのバッキングから、アコギがフィルインし、
2番のサビからバンドが入ってくる。
かつての「天メロ」で時折聴かれたアレンジでもあるが、
自分はこういう次第に音がかぶって行くアレンジが好きで、
このアレンジも「いいなぁ」と思って聴いていた。
コウヘイくんのピアノソロもなかなかいい。。。
ボーカルに、深いリバーブがかかっている。
あいちゃんの声がホールに静かに残り、あいちゃんは深いお辞儀をした…

「…最後の曲になりました。(客席からまばらな『え〜!』の声・笑)
 …微妙な『え〜』ですね(笑) アンコールしてくださいね〜?」
あっひゃっひゃ、自分で先に言ったかい、あいちゃん(≧∇≦)
いいよいいよー、面白いよー(^^)/
「えー、あと4日で20歳になります(会場から拍手)
 こんなあたしでも20年も生きてきたのか、と。
 子供の頃、思い描いてた自分の姿に少しは近づいているような気がしています。
 そして、いつも笑っていられる自分でいたいなぁ…って思っています。
 …大人ってなんだろう、大人になるってどういうことなんだろう。
 それって、一生捜し求めて生きて行くんでしょうね。
 人間って、間違ってると思ったら、そう思えるなら、
 やり直せる力があると思うんです。
 あたしは、少しでも勇気と希望を持ち続けたい。そう思っています。
 …最後に、私からみなさんへの『メッセージソング』を贈ります。
 聴いてください、『絶望と希望』」

この曲も、コウヘイくんのピアノメインのアレンジで。
しかもCDよりも遥にテンポを落としている。
…これが実にいい。
こういう余計な音を削ぎ落とすことで
やはりあいちゃんの楽曲はメロディーが美しいことを再確認出来る。
ギルティーでの「たった一つの場所」や「もっと」
なんかがそうであったように、楽曲の「核」が浮き彫りになる。
ゆったりとした、すごく落ち着いたアレンジだ。。。
アコギと、ゆっきーの静かなコーラスが楽曲のいいサポートになっている。
こうしたアレンジで、歌詞をじっくり聴くと、
確かに「メッセージソング」なのですな…
「たった一つの勇気があればよかった傷つくことを逃げ出さないでこの道歩けたのに…」
ってね。…あいちゃん、キミは、本当にすごいコだね。
40を前にしたおじさんでも、わかってても口に出来ないことを、
キミはちゃんと19歳で気がついていたんだもんね。
改めて「すごい曲だったんだ…」と気づかされた。。。
コウヘイくんは、キーボードを弾きながらあいちゃんを視野に入れ、
バンドの緩急を司っている。
この「3年間」の呼吸と、信頼感。これが「絶望と希望」をさらにいい物にしている。

あいちゃんは
「どうも、ありがとうございました!」
と深々とお辞儀をし、手を振りながら、バンドのメンバーとス
テージ袖に消えた…。

20:20、客席と約束した? アンコールに登場(^^)
今度はグレーのワンピースでご登場だ☆
小さな籠を持っていて、
「みなさーん、私からのプレゼントです!
私のサインの入ったボールを投げますので、キャッチした方は
あとでロビーでゆっきーからプレゼントをお渡しします!」
ってゴムボールを客席に。。。 って気が付いたら隣にひろともお父さん(^^;)
「あいちゃん、俺にくれ〜!」って(≧∇≦)
まぁ見事に投げてくれませんでしたが(笑)
「さぁ、アンコールありがとうございます!これから歌う曲は、新曲です!
 がんばっている人を応援するために作りました!『見えない翼』!」

おー。
1月のスキーツアーのファンクラブライブで『想定外』のアンコールで歌った曲ですな。
あの時は急遽カラオケで歌ってくれたが、
今日はなんせフルバンド☆
グリーンのバックライトを背に、実にリラックスして楽しそうだ。
バンドのメンバーさんたちも、跳んでるし(笑)
おっしーやギターのおにいさんがすごく楽しそうな顔をしているのが印象に残った(^^)

MCなしでそのまま15曲目の「Just after the rain!」へ。
なんだかこの曲を聴くのはすごく久しぶりな気分だ。
タブン、去年の「12個ツアー」で聴いているんだよね(笑)
あいちゃんの場合は、半年とかのスパンで聴いてないだけで、
すごく長い間聴いてない様な気分になってしまう。
そんなこと考えてたら、イントロの「フォー」…じゃない(^^;)、
「フー!」に乗り損ねた(笑)
何気なく、最高の盛り上がりの中、ふと後ろを振り返ってみた。
…照明とスポットライトが交錯する中で、数々のサイリュウムのネオン。。。
キレイだ、…というよりも、
「はぁー。。。あいちゃんのコンサートで、ヒカリモノ、かぁ…」
と、めちゃくちゃ違和感を感じた。。。
まぁ、和光の駅でショックちゃんに
「サイリュウム、たくさんありますよ!」と言われたんだが…
自分は断って正解だった(^^;)
路上を一人で見てた様な人間としては、どうしても違和感があって、振れない(笑)
…客層が変わったんだなぁ。。。と三鷹に引き続き、そう思った瞬間だった。

ま、コンサートが盛り上がれば、それでいいけど(^^)

「今日は本当にありがとうございました!
 …夏からまた全国ツアーが始まります!
 20歳になって大人の仲間入りする私を、どうぞよろしくお願いします!」
のMCに会場からは大きな拍手が…。
そうだね。
今年の全国ツアーは、去年の「ライブハウス」ツアーから
ヒトマワリ大きな「ホール」ツアーになるんだもんね。
2回目の全国ツアーだし、真価も問われることになるだろうけど…
この日の和光を見てる限り、大丈夫だね☆

「では、今日最後の曲です。『この道ふらふら』!」
のコールに引っ張られて曲が始まる。
去年のツアーでもアンコールで歌ってたっけ…。
あいちゃんは軽くスウィングしながら揺れる。
「明日はきっと何かいいことがある 誰でも失敗一度はするもんだ」
…20歳になるコに、いつも励まされている38歳は、また涙ぐんでしまった(^^;)
バンドのメンバー紹介で各々ソロを取ったあと、
「ら〜ら〜らら〜ら〜らら〜」
と最後のリフレインを客席と掛け合う。
バンドのメンバーさんも大きく手を右・左。
なんかね、ビートルズの「ヘイ・ジュード」で、
同じ様にエンディングを「ラーララ ラララ〜」
って延々ポール・マッカートニーが歌ってるのとダブったよ(笑)
「ヘイ・ジュード」みたいに、世代を超えた名曲になるといいね☆

これであいちゃん、メンバーがステージ袖に再び消えたのだが…
まだステージに明かりが点いてるうちから
舞台スタッフが台に乗った「JUNO」を押して出てきちゃって…(萎)
あ〜。。。 
最後に何を歌うか想像は付いてても、先に肯定されちゃったなぁ…(^_^;)

2度目のアンコールに登場したあいちゃんは…
「2回も! アンコール、ありがとうございます(笑)
 …では、最後に、心を込めて歌いたいと思います」
そう静かに言いながら、指慣らしを。。。
NGCさんじゃないけど、やっぱり、それだけでわかる。。。
「旅立ちの日に…」だ。。。
でも、イントロでコケタ(^^;)
それでも平然とした顔であいちゃんは歌い始める。。。
スキーツアーに引き続き、
今年すでに2回目… だが、最前列で「旅立ちの日に…」を聴くということ。
同じ様なシチュエーションで観た、あの渋谷公会堂がフラッシュバックしてた。
「明日への扉」が「あいのり」に決まったので、
私が路上でこの歌を聴いたのは、2〜3回の記憶しかない。
いや、1回くらいかも…。
しかし、「旅立ちの日に…」と「ガラスの中の私」は、やっぱり特別なんだ。
渋公の時とは違い、もうスタッフの桜岡Pさんもそこにはいない。
静かに時を刻みながら、
「旅立ちの日に…」は素晴らしいアレンジで陽の目を見たわけだが…
どんなに時が過ぎようと、どんなアレンジに変わろうと、
この曲だけは、あいちゃんの弾き語りで聴きたいんだ。
キミは、そうやって路上でおじさんたちの足を止めて、
みんなを魅了してきたんだから…。
改めて20歳を迎えるあいちゃんの歌声で、本当に胸が熱くなった。
チケットを譲ってくれた会員さんにも、聴いて欲しかった…。
そしてやっぱり、自分は、泣いていた…。

成人・20歳、おめでとうあいちゃん。
胸を張って、大人の仲間入りしてください。
あなたは、おじさんや、そこいらの芯のない大人なんかより、
よっぽど『大人』です。

20:48、コンサート終了。
ありがとう、いいコンサートでした。。。
チケット譲っていただいた会員さん、ありがとうございました。m(_ _)m
感謝と、感激が自分の気持ちを包んでいました。。。ほんと、
こういう気持ちはなかなか味わうことは出来ないですね。
「人のやさしさ」に触れ、
そしてコンサートであいちゃんの「ココロ」に触れた様な気分でした。

終演後、ロビーに出たら、kusuさんがいて驚いた(^^;)
さすがですなぁ。。。
そこにmottuさん夫妻が赤ちゃんを連れて来ててみんなに囲まれてて。。。
赤ちゃんがすんごくかわいいのですよ(*´ェ`*)
可愛いな〜って鼻の下伸ばしてたら、ひろとも父さんに
「bさんはうらやましがってないで、早く結婚しなさい!」
って笑われましたー(^^;)
ひろゆきくんと二人して指を握ってもらってほのぼの。
一瞬だけど、嬉しそうな顔してくれて… ってしてたら、
kazu_2さんがあいちゃんのサインが入ったミラーを奥さんに。
「またサインボール取ったので(笑)、
 ムスメさんのCenturyデビューだから、記念にあげます」って。
kazu_2さん、アンタいい人〜(≧∇≦)/
Centuryの仲間が、もう一人増えた夜でもありました☆

しかし、このレポ打ちながら、改めて本当に思う。
「Dear」な出来事、コンサートであったと。。。
まさしく「ありがとう」としか言い様がない。

ありがとう、あいちゃん。
ありがとう、会員さん。
ありがとう、Centuryを愛してくれるみなさん。

このLIVEMANIAは、チケットを譲っていただいた会員さんに捧げます。

(2006.04.09掲載)