2005年12月24日 X'mas コンサートツアー2005 ”long and deep X'mas"
@三鷹市公会堂

・演奏曲目

long and deep X'mas
冬物語〜winter story〜
南十字星
絶望と希望
僕たちは...
空、風、波、夢
クリスマスソングメドレー
 ・サンタが町にやってくる
 ・赤鼻のトナカイ
 ・Winter Wonderland(カバー)
 ・恋人がサンタクロース(カバー)
 ・サイレント・イブ(カバー)
The Rose(カバー)
あなた(カバー)
10 雪に咲く花
11 12個の季節〜4度目の春〜
12 きよしこの夜
13 Dear
14 大切な約束
15 Amazing Grace
16 「…ありがとう...」

・レポートその2(kazu_2さん)

 目黒→豊島→日本青年館とだんだん会場が大きくなってきて、
今年はいったいどこでやるんだろう?と思っていたら、
こう来ましたか、三鷹市公会堂!(音響が良いので楽しみでした)
しかし、今年はクリスマスイブでしたね。

 主催が三鷹だったので、あいちゃんもこんなすごい会場から
招待されるアーチストに成長したということですね!すばらしい。
今年のクリスマスコンサートは聞いていたとおり会場の音響が
良かったので、とってもゆったりと安心した気持ちで聴けました。
コンサートやライブというよりも、リサイタルみたいな雰囲気。
大人にはこういうライブ大歓迎です。

 今回は行かれるか微妙だったので、チケットを取ったの遅かったし、
席もみんなと離れて後ろの方でしたが、ほぼ中央だったので全体が
眺めやすかったのと、バランスも最高で大満足でした。
定時に入場開始、ほぼ定刻に開演…。すごい、奇跡だ…。

そういえば、会場へのアナウンスはゆっきーの声でしたね。
豊島のときはあいちゃんが自分でやってましたのを思い出してました。
「ビデオキャ〜メラはだめです…」みたいなアットホームな放送で
笑いを誘っていたような記憶がよみがえりました…。

1.long and deep X'mas

  クリスマスじゃなくても一年中聴いてるこの曲は、
  やはり、この季節に聞くと最高にいいですね。
  路上で買ったCDで初めて聴いたときから、名曲だと確信しました。
  大御所アーチストたちのクリスマスソングに負けないくらいの
  完成度だと思いますよ。
  いつか、ドラマとか何かのタイアップをもらって、もっと多くの
  人たちにも聞いてもらいたい曲です。

2.冬物語〜winter story〜

  このボッサっぽいアレンジはハッシーのアイデアでしょうか?
  パーカッション命のアレンジながら、細かいリズムを刻み続けた
  あの小技には感服いたしました。
  こういう曲はステージ上で音が回るから難しいんですよね。
  それを上手く纏め上げたKOUHEIくんもさすがです。

3.南十字星

  頭からここまで好きな曲で責められるともういけません。
  普段から冷静にアレンジやバランスを聞いているんですが、
  ボーカルに引き込まれていきました。
  いつからか経過音の半音をうまく使ったピアノアレンジに
  なっていますが、これもさすがの編曲です。

4.絶望と希望
5.僕たちは...

  この2曲は2005年のツアーでバンド形式でずっと聴いてきたわけですが、
  アコースティックでも映える曲ですね。
  とくに「僕たちは…」はボーカルを前面に押し出したアレンジで
  歌をじっくり聴きたい輩としては、大満足でした。

6.空、風、波、夢

  2004年の京都磔磔から、ずっと高速バージョンでライブのノリ用に
  リアレンジされたバージョンで演奏されていたわけですが、
  「こういう風にまた聴けたら良いな…」と言ってた通りのアレンジでした。
  (bさんも書いてましたが)このアレンジでもみんなを煽るのね(笑)
  それともあれはアドリブ?

7.クリスマスソングメドレー

  これは、曲よりもバンドのメンバーの変装が楽しかったですね。
  おっしーのエレキベースとウッドベースの持ち替えも大変そうでした!

8.The Rose(ベット・ミドラーのカバー)
9.あなた(小坂明子のカバー)

  今年のメインはやはりこの2曲でしょう。
  ローズはイントロでわかってしまうくらいメジャーな曲ですが、
  シンプルな演奏とメロディが続くだけに、歌で盛り上げていく必要がある
  難しい曲なんですよ…。さすがです!
  映画「ローズ」(ジャニス・ジョップリンの人生をベットミドラーが好演)では、
  効果的な場所で使われているので、見てない方は必見ですよー!
  大好きな曲で、個人的にも何度もライブでやった曲だったので、
  あいちゃんバージョンが聴けて良かったです。印象的でした。
 
  「あなた」は1973年の曲なのでお若い方には?かもしれませんね。
  中島みゆきやチャゲ&飛鳥などを輩出したYAMAHAのポプコンでグランプリを取り、
  1位を何週も続けた当時の大ヒット曲なので、テレビでも生演奏を観ました。
  Aメロだけを聴くとマイホームを建てる前の幸せな家族の曲に聞こえるけど、
  実は大切な人を失ってしまう悲しい曲なので、原曲を聴く機会があったら
  良く歌詞を聞いてみてくださいね。
  この日は直前にあいちゃんの映画を見ていたので「家族が欲しいという」
  あいちゃんの気持ちと重ね合わせて聴いてしまい、涙をこらえるのが大変…。
  さびのメロディが少し違ったのは、川嶋アレンジだと思うことにします(^^;

10.雪に咲く花

  あいちゃんのオリジナルの中でも珠玉の名曲ですね。
  終盤の何の前音もなく突然転調するところなんて、鳥肌が立ちました。
  この日のようなアコースティックな編成で歌うと、雪の中でも力強く
  育っていく花をあいちゃんと重ね合わせてしまいます。

11.12個の季節〜4度目の春〜

  今年は何度この曲を聴いたことでしょう。
  歌わなかったライブが無いくらいに歌ってましたね。
  3月の1000回ライブの記憶もまだ新しいところなんですが、
  もう少しするとあれからもう1年も経ってしまいます。
  あいちゃんも1000回ライブからも卒業して、新しい目標に向かって
  前進して行くんだ、という力強さを感じました。

12.きよしこの夜

  去年もクリコンの最後をこの曲でみんなで合唱して、なんだかとっても
  あたたかい気持ちでクリスマスを迎えたような気がします。
  今年はあいちゃん作詞の3番(?)もあって良かったですね。

13.Dear
14.大切な約束

  Dearは最初ピンと来なくて、また最後に「ありがとう」という歌詞を
  繰り返すと、一般的には「…ありがとう...」とダブるだろうな…と
  思っていてシングルにはどうなんだろう?と思ってました。
  この演奏と公式HPの視聴を聞くと、噛めばかむほど味が出る曲だと
  思うようになりました。
  大切な約束も生ストリングスが入ると良いですね。

15.Amazing Grace
16.「…ありがとう...」

  Amazing Graceもいろんなアーチストがカバーをしているように、
  歌い手としては一度は必ず歌ってみたいスタンダードなんだと思います。
  あいちゃんの歌は老獪なAmazing Graceではなくて、若いこれからを
  歌ったAmazing Graceだったと思います。三鷹市公会堂に天使が降りて
  来た一瞬でしたね。ワンコーラスではなくてフルサイズで聴きたかったな。
  そして、最後は今年何度も涙を流した「…ありがとう...」。
  今年の泣き納めでした。

  余談ですがこのあいだ、某ライブハウスで競演した女性アーチストが
  「…ありがとう...」をカバーしていて、かなり驚きました。
  話を聞いてみると、この曲であいちゃんを知って共感したので
  自分でも歌ってみたかった…とのこと。
  あえてこの曲でなくても…と一瞬思いましたが、カラオケでもなく
  普通にライブでカバーされるアーチストになったんだな…と思いました。

  さて、来年のクリコンはどんな風に驚かせてくれるのでしょう。
  楽しみにまた1年を見守って行きたいと思います。

  KOUHEIくんやおっしーもLIVEMANIAを楽しみに&参考にしていると
  お聞きしたので、2006年は演奏寄りでLIVEMANIA書いていこうかな。

  P.S momoちゃんに身長抜かれました。
(2006.01.15掲載)

・レポートその1(BLUESさん)

「今年はクリスマス・イブ、か。。。」
とコンサート日程を見て一人で笑っていた。
「あいちゃんのコンサートはおじさんばっかり」
と公式BBSに書いた女子高生がいたみたいだけど、
クリスマス・イブじゃぁ、若い女の子は来ないんじゃないのー? 
と余計な杞憂を「おじさん」はしたわけです(笑)

まぁ、そんなことはどうでもよろしい。
8月20日の対比の様に、
もはや「年末の風物詩」とも言うべきあいちゃんのクリスマス・コンサート。
目黒・豊島・青年館と回を重ねて、今年は三鷹市公会堂。
去年の「日本青年館」を除くと、
今年「ツアー」になった各場所を含めても
「公会堂」クラスで落ち着いて演ってるなぁ…と思う。
「青年館」も規模としてはそんなに変わらないわけだけど(笑)
最初の「目黒」は行く事自体が大変だった。
夜勤した代償に「代休」をもらって観に行った。
「豊島」は地元もいいとこだったけど、
Centuryの親睦会の時間が迫ってて結構落ち付かなかった(笑)
「青年館」は「プレコンサート」と称した公式FC特別ライブ?
があって2回コンサート観た気分だった。

そして今年。
Centuryとして映画「最後の言葉」の上映会に引き続き
「親睦会」を催してから会場へ。
スタッフさんへの差し入れは上映会の前に済ませていたとはいえ、
非常に慌ただしい(笑)
…差し入れとかも3回目になると、半分は楽しんでいるのだが(^^;)

「目黒」を観たって人はほとんどいないだろうに、観客は増えている。
しかも… 良くも悪くも、すっかり客層は変わってしまった。
入場待ちの列を見ていてつくづくそう感じた。

さて、福島、大阪、名古屋と各地を「ツアー」してきての最終東京。
寒いのは寒いのだが、早くに入場したくもなく(笑)一番最後の方に入場。
いざよい会長他にグッズの買い込みを頼まれてtrashさんと並ぶ。
そこでEUROさんの奥さまから御挨拶いただいた。。。
いつもスレ違ってしまい、御挨拶出来ずにいたので、嬉しかった。
残念ながらEUROさん御本人は海外に出張されているとのことだったが、
いろいろお褒めの言葉をいただいた…。
ありがとうございました。
「ジラルデリさんのLIVEMANIAと、
 ブルースさんの『バーボン・ストリート』は夫婦で楽しみにしています」と。
しっかり書けよ、ジラルデリ(≧∇≦)

グッズ買い込みに時間がかかり、開演時間が迫っているので場内に駆け込む。。。
しっかし、いざ座ろうと思ったらバラバラにチケットとったはずなのに、
並びにはママさん、プニプニさん、(一人置いて)わたし、
trashさん、ツネバス父さん、トリエさん(笑)
なんだよ、これは(大笑) これも『必然』なのかな?(笑)

とか言ってるうちにゆっきーの場内アナウンス(?)
に導かれてアカリが落ちる。。。
19:12、
自分にとって4回目の「川嶋あいのクリスマス・コンサート」の幕開けだ…。
今年は左側からストリングス四重奏、ピアノ、パーカッション、
ギター、ベース、フルート(?)、そして右側に鈴を持ったゆっきー。
ストリングスのおだやかな音色にフルートがかぶって行く。
こういうのが好きな私はモロにハマる(笑)
そんな中でパープル系のワンピースのゆっきーが叩き出す鈴の音が小気味良く絡む。
それが「イントロ」となって、あいちゃん登場…。
サンタっぽい赤いワンピース姿だ。。。
曲はもちろん「long &deep X'mas」。
4回目はこういう編成できたか。。。
と思いつつ、落ち着いたエレピメインのアレンジに聞き惚れる。
フルートのソロが優しくいい感じ。。。
この曲を3年前は路上で聴いていたんだな…
アレンジひとつを取ってみても、大きく成長したな… と思う。

そして。
去年の「祈り」でのサプライズ並みにロートルを歓喜させたと思われる「冬物語」。
4回目にして初めて、というよりも、
多分ライブで「初めて」歌ったのではないか。
古い曲を、その時の気分でアレンジして歌うアーティストになってる!
とかなり感動(笑)
曲は「真冬」なのに、アレンジは正反対の「ラテン調」(笑)
前半はちょっと大滝詠一の「さらばシベリア鉄道」風かな、
とも思ったけど、そうでもなく、
原曲のイメージを損なうことなく、
「冬」の曲に「夏」っぽい雰囲気のこのアレンジがバッチリ☆
ながじぃ氏のギターソロがそれを雄弁に物語っている。
モロそれっぽいもの(笑)
アレンジしたのはバンマスのコウヘイくんですかね?
素晴らしい引き出しをお持ちですね。
このアレンジ、サイコー!でした(笑)
「路上集2号」とか出す場合、「冬物語」はこのアレンジで行ってください〜。
3年前、目黒のクリスマスコンサートであいちゃんが
「わたしからのクリスマスプレゼントです!」と言った、
3rdに収録されていた曲を3年後のクリスマスツアーで披露するとは… 
あいちゃんやるなぁ(笑)

引き続き、豊島公会堂の時に、差し入れに行ったらリハーサルで演ってて
「あ、これ歌うんだー」と分かってしまった「南十字星」。
あいちゃん自身も気にいってるんでしょうねぇ… 
折に触れて結構歌ってる印象がある。。。
非常に「大人ちっくな」雰囲気が漂う。。。 
まぁ年が明けたら、成人式だもんね(笑)
しかし、生のストリングスってやっぱりいいですなぁ…
曲に合ってるからってのはもちろんだけど、曲表情をより、
豊かにしてくれると思う。
最後のリフレインのところで入るブレイクと言うか、
アクセントが良かったかな。
きっと、どこかでNGCさんがニヤケていたに違いない☆

3曲歌って、MCに。
「メリークリスマス☆☆ 川嶋あいです!」とお辞儀。
「クリスマスツアーも東京、ファイナルです。
 今日はイブなんで、カップルの人もそうでない人も…
 そうでない人は私が恋人になります(笑) 
 女性も歓迎しますよ!」
と場内から笑いを誘う(笑)
「まさに『イブ』なので、みんなで盛り上がって行きましょう!」
のコールで始まった曲は
「絶望と希望」。

イントロにサックス? が入ってる… 
自分の席からではゆっきーの向こう側で、楽器までは良く見えないので(^^;)
楽器の校正としてはCDになったものとさほど変わらないはずなのに、
やはり鳴る音の響きはまったく違う。
楽曲のもつメロディーの美しさ、
歌詞の持つ意味さえも別の曲の様に聴こえてくる。
あいちゃんの透明な声に乗って、
ゆっきーのタンバリンがこれまた小気味よい(笑)。
サビでのバリライトが客席に向けて上昇、カッコイイライティングだ…。
ステージ上はオレンジ基調のライティングの中、
白いスポットとバリライトが交差して、歌詞にもシンクロする。
今回のステージでは、
照明のプランニングも結構キレイに仕上がってた気がしますねぇ。。。

しかして続く曲ではクラリネット?をイントロにフィーチュアリングした、
「僕たちは…」☆
おお、この流れ、いい(笑) 
実際、自分が好きな曲だし、
「絶望と希望」と共にアルバム「12個の歌」をアピールしてるみたい(笑)
ライティングも、「絶望と希望」とは変わって青と白に。
この曲はすっかりジャジーにアレンジされて、
すごく気持ちよく表情を変えていた。
まさしく「聴いてて気持ちいい」ということばがピッタリ。
こうして改めて生で聴いてみていい曲だ。。。と思うし、
バンドのメンバー各氏も楽しそうに見えた。

さて、ここでいつもならハイテンポに畳みかける曲の「空、風、波、夢」。
でも、このツアーでは煽るリズムではなく、
穏やかなリズムに乗ったバージョン。
原曲に近いスピード感ですな。。。
客席からも手拍子が起こり、あいちゃんはステージをゆっくり右へ左へ。
そして、テンポが変わっても、
やっぱりサビでは客席とかけあうのね(笑)
でも、今回こういうアレンジで端っこに座ってても音がちゃんと聞こえるせいか、
ゆっきーのタンバリンがいいアクセントになってるのが良くわかった。
結構キーになってたかも知れないですね。

6曲目が終わってMC。
「さて… 今回はクリスマス・コンサート・ツアーってことで
 しっとりやってるんですけど…
 MCくらい楽しく、と思ってですね大阪で『新喜劇』をやってダメで、
 名古屋で『HG』をやってダメで…
 で、今日何をやろうかと思ったんですけど、
 ウチのスタッフにですね、元吉本興業の人がいまして(笑)
 チャーリー浜さんの弟子で『チャーリー小浜』さんって言うんですよ(大笑)
 今はもう芸人さん諦めてるんですけど、
 神戸の震災の関係のイベントを仕切って、
 あたしに歌ってほしいと依頼してきたところから始まってるんですけど…
 で、今日は漫才を直伝してもらってね、
 師匠と漫才をやってみたいと思います(笑)
 『小浜コール』でお願いします!」
というあいちゃんのコールでスタッフの小浜さん登場(笑)
…でも、おもろくなかったので、割愛します(^^;)
どうせジラルデリさんがこまかーく書いてくれるでしょうし(^o^)v

えー、そうやって漫才をやってる間、
バンドのメンバーさん達はトナカイの角つけたり、赤鼻つけたり(笑)
漫才も滑って(笑)、仕切り直しで「クリスマス・メドレー」☆
おっしーのベースに導かれて、椅子に腰掛けたままのあいちゃんが歌いだす。。。
「サンタが町にやってくる」
「赤鼻のトナカイ」
「Winter Wonderland」
「恋人がサンタクロース(松任谷由実)」
「サイレント・イブ(辛島美登里)」
…あいちゃんは「サイレント・イブ」が好きなんだねぇ…(´ー`)
なんらかのカタチで、毎年歌ってる。。。
自分の曲でないのに、毎年歌うんだから、よっぽど思い入れがあるのね。
まぁ「今年はココで来たか」って感じもしたけれど(笑)、
スポットライトに浮かぶあいちゃんがすごく大人っぽく見えたシーンでした。

メドレー終わってMC。
「クリスマスなので、特別に用意してるものがあります! 
 みなさんへプレゼントです!」
の声に今イチ乗り切らない拍手(笑)
「まばらな拍手でね(笑)
 わたしとジャンケンして勝った方にさしあげます!」
…ということで、
「川嶋とジャンケン・ジャンケンポーン」で場内はジャンケン大会へ。。。
わがCenturyではCショックちゃんがステージへ。
サイン入りミラーもらってましたね。おめでとう☆
しかしまぁ、なんでnaoさんステージにおんねん。。。(^^;)
徳光さんの息子さんまで。。。(笑)
ジャンケンの最中にnaoさんピアノ弾いとるし…。。。 
ほんとはメンバーとしてピアノ弾きたいんでしょ?(笑)

ジャンケン大会が終わり、
「弾き語りで2曲聴いてください」
と久しぶりのあいちゃんのグランドピアノの弾き語り。
「『ローズ』という英語の歌と、
 『あなた』という曲です、聴いてください」
…ン? 「ローズ」?… はて? と思いながら聴いてたのだが、
聴いたことがあるようで、サッパリ思い出せない(笑)
今日、aiBBSのかあみんさんの書き込みを見て
「ああ、ベッド・ミドラーの『ローズ』ね…」と(^^;)
「ああ」と言いながらも、映画は観たことないんですが(笑)
ジャニス・ジョプリンをモデルにした天才シンガーの映画なのは知ってるんですが、
まだ観てないんですね〜。
続いて歌った「あなた」ですらも、
自分が気が付いた時は小坂明子さんは自分で歌ってなかったし。
でも、高校時代一緒にバンドやってたやつの部屋にいくと、
なぜかよーく流れていました(笑)
早くあいちゃんもこの曲で歌われている様な家族を持てるといいね。
…おじさんに言われたくないだろうけどさ(^^;)
そんな2曲をピアノの弾き語りで聴いていて思ったのは
「ピアノ、上手くなったよね?」
ということ。。。 あいちゃんには失礼なんだろうけど、
至極普通にそうおじさんは感じたのでした。

そして、ゆるやかにライブもクライマックスへ。。。
「切ない愛の歌を歌います。人を想い遣る気持ちを歌いました。
 聴いてください。『雪に咲く花』」
これがまたいい感じでストリングスが入ってくる…。。。
なんていうかこう、じわじわと胸に迫って来る感じ。
ステージから客席の上に向けて発してるライトのカタチが星型で、
ちょっとかわいい(笑)
しかし、この曲、去年はアルバム発売前なのにクリコンで歌ってたんですなぁ。
自信がないとなかなか出来ないことだけど、
CDが発売されて耳に馴染んだ今、クリスマス向けの曲だなぁと納得出来ますね。

静かな余韻を残しながら、あいちゃんのMC。
「今年は目標だった路上1000回を達成することが出来ました。
 一生忘れません。 …いつもストリートの景色が私の中にあります。
 これで一区切りですが、新しいスタートを切らないといけません。
 “決別”しなければいけない事もあります。
 今自分の中にあるモノを大切にしてください。
 そんな『卒業ソング』を贈ります」
こんな感じのMCに導かれての曲は「12個の季節」…。
「天メロ」の「代わり」ってわけじゃないんだろうけど、
今回一番「聞き慣れた曲」って感じだったかな。
もっとも、今やあいちゃんの「名刺代わりの1曲」だからね(笑)
ストリングスのピチカートが、
恋をうまく伝えられない心情をうまいこと紡ぎだしてるなぁ…と感じる。
もともと「twelve seasons」からして弦楽が乗っている情感溢れる曲だったわけだし、
やはりこの曲にはストリングスが良く合う。

「12個」を歌い終わって、再びあいちゃんのMC。
「みなさんに御報告することがあります」と。。。
「『世界で3番目に貧しい国(国名聞き取れず・^^;)』に小学校を創りました!
 …3年間考えていたことが実現しました。
 みなさん、ありがとうございます!」
そう言って深々とお辞儀をする。。。
確かに、以前からずっとそう言っていた。。。ステージでも、インタビューでも…。
あなたは、自分の「夢」や「想い」をひとつずつ、
ゆっくりだけど確実にカタチにして行く。
もちろん、それを実現させるにはあなた自身の努力と、
周りにいる方々の協力なしにはなし得ないだろう。
けれど… あなたには、その最初から「協力させて」
と言ってくれる人がいたんだよね。
どんなことがあっても決して人のせいにせず、自分が何かをすることで、
自分が何かしなきゃ変わらないんだって、それをちゃんとやって見せてくれる。
…だから、多くの人があなたの歌・曲・姿勢に感動する。
「今日のこの日にコンサートが出来る歓び… 
 クリスマスすら祝えない人たちもいるのですから…
 優しい気持ちを少しずつ集めれば、
 貧困につながる要因はなくなると思うから…」
あいちゃんらしい言葉だ。。。
そして。。。
「『きよしこの夜』を歌いましょう。
 (去年もMCで語った歌詞が削除された話をしつつ…)
 1番はわたし、2番はみなさん、…そして3番からは私が歌詞を付けました。
 では、みんなで歌いましょう」
ステージ上のバンドのメンバーも全員立ち上がっていた。
なんとも言えない空気が場内を包んでいた…。
今年1年の嫌なこと、辛かったことが癒されて行く様なこの気持ち。。。
「3番目はハミングで…」というあいちゃんに呼応して、
場内はハミングを始める。
「世界中のみんなが幸せに 悲しみがなくなる
 みなさんが幸せになるように…」
そんなあいちゃんが書いた歌詞が場内のハミングに乗って響く。。。
なんか、教会で賛美歌聴いてるみたいだ。
…そんな風にも感じたのだった。

歌い終わって、あいちゃんは深いお辞儀を。。。
そして、バンドのメンバーと共にステージ袖に消えた…。

アンコールに出て来たあいちゃんは、今度は白いワンピース姿だった。
ちょっと目に眩しい(笑)
「今から歌う曲は新曲の『Dear』です。
 この曲は私がいつも迷惑をかけていたスタッフの誕生日にプレゼントした曲です。
 みなさんと、スタッフに…」
そんな曲紹介で歌われたこの曲は、自分はフルサイズで聴くのは初めてだった。
4回とか観た「最後の言葉」の最後の方で流れてるのは分かってるし、
この曲が流れてるシーンでは、あいちゃんが吉永社長とストレッチしてる(?・笑)
微笑ましい画面を観る事が出来る。
でも、フルコーラス流れるわけじゃなかった。
それを初めて「生」で聴いたわけだ。
「もっと」や「eighteen's days」と言った爽やかな曲で感じる
「川嶋あい・現在進行形」とは違う
「もっとも素直な『今』のキモチ」を本当に感じた。。。
この曲は、今、イチバン素直な「川嶋あい」らしい曲なのかもしれない。
「大好きな人に伝えたい ありがとうと」
ここでもキーワードは「ありがとう」ではある。
簡単でいて本当になかなか言えない言葉でもある。
でも、名曲「…ありがとう...」とは違う、
こんなにストレートに「ありがとう」って歌えるあいちゃんは…
そんな事を歌を聴きながら想ったら、涙が出て来たよ(笑)
ゆっきーのタンバリンに乗るクラリネットのソロが非常に心地よい。
白いライティングの中で、白いワンピースをまとったあいちゃんは…
なんというか、これ「天使」に見えたですね。。。

「いい曲だよね、これ…」と曲が終わって、
つい、となりのtrashさんやツネバス父さんに言ってしまった(笑)
ステージではあいちゃんがMCしてる。
「2005年はひとつの区切りになりました。
 2006年もよろしくお願いします」と。
「伝えたかった気持ち、勝手に届いたと信じてます。
 みなさんがいたから。 …いなかったら一人だった。
 そしてスタッフのみんな、ありがとう。」
いつでも、あなたは感謝の気持ちを忘れないね…。見習わないとね。
「…大切な人と、大切な約束をしました。
 …今、その約束が、私の大切なものに引き合わせてくれたんだと思います」

そういうMCを待って、14曲目「大切な約束」。。。
映画「最後の言葉」のエンドロールに流れててすごくいいな…と思っていた。
この曲もフルサイズ・フルコーラス聴くのは初めてだった。
いいな。。。とは思っていても、映画で流れてる部分だけ聴くと
「…ありがとう...」のアンサーソングなのかな。 
という印象しかなかった。でも。。。そうじゃないんだよね。
あいちゃんの曲はちゃんと1曲1曲に意味がある。
「Dear」の余韻を引きずって、また涙が。。。(笑)
ステージ上のあいちゃんを見てて、
4回目のクリスマス・コンサートですっかり
「アーティスト」になってしまったなぁ…と。
目黒の時はまだまだ「アーティストを夢見てる」感じも残っていたのに…。
もう3年だもんねー。
…そんなことを涙の向こうに思い出しながら気が付くと、
ステージは星空を模したライティングになっており、
これがリフレインになかなか合っていて、
視覚効果もよろしかった。。。

そして。
最後のMC。
「…心を込めて歌います。。。 
 大好きな人、大切な人を想って、爽やかに笑ってください。
 今日はみなさんの事を想って歌います」
そういう流れなら、最後はやっぱり「…ありがとう...」か。
と思っていたら、
なんとア・カペラで「アメイジング・グレイス」だった!!!
うぉー、鳥肌が立ったー(◎-◎;)
あいちゃんのア・カペラがこんなに胸にくるとは。。。
賛美歌をあいちゃんがア・カペラで歌う。
まさにこれ「天使の歌声」!!
自分が会報にネタで書いた曲が。。。 
というのもあったけど、驚いた。
(終演後、ママさんが「福島でも歌ったし、
 山口プロデューサーがあいちゃん達に本田美奈子さんのCDを聴かせていた、
 とブログに書いてあったよ」と教えてくれました)

「アメイジング・グレイス」の余韻はそのまま
「…ありがとう...」のイントロに流れた。。。
昼間上映会で「最後の言葉」を見てさんざん泣いて来たのに、ダメだ。。。
泣けて泣けて、メモなんか取れない(^^;)
こんなにも歌を聴いて、泣けるものなんだ。
夏から、一体この曲を聴くたびに何度泣いてきたんだろう。
LIVEMANIAにもずっと同じことを書いてきているけど、理屈じゃないんだ。
「Dear」「大切な約束」「アメイジング・グレイス」「…ありがとう...」
この日のアンコールは、「今年最後まで泣かす気か〜」って4曲だった。
特に。。。「…ありがとう...」は、今年のあいちゃんを象徴する曲でもあるし、
…自分自身、いろんなことを考えさせられた曲だけに、
1年の終わりには相応しい1曲だった。

曲が終わり、バンドのメンバーを紹介。
メモ帳が涙で濡れて書けない状態なので、すみませんが、割愛です(^^;)

メンバーと手をつないで、ステージで「バンザイ!」したあと、
あいちゃんはステージを右・左・中央で深々とお辞儀をし…
そして21:13、
2時間のクリスマス・コンサートの幕を閉じたのだった…。

去年のクリコンのLIVEMANIAには、自分こんなことを書いてたんですね。
『2005年は全国ツアーが控えている。
 もしかして「武道館」もまんざらではないかもしれない。
 1年1年、成長している川嶋あいは。。。
 今度のクリスマスは何を見せてくれる?』

…まんざらではない「日本武道館」は、
「24時間テレビ」というカタチだけど、実現してしまいましたね(笑)
「今度のクリスマス」は、
「ひとまわり大きくなった真の『川嶋あい』」を魅せてくれたわけです。
「冬物語」と、アンコールの4曲で、
今年のクリスマス・コンサートは、もう何も言う事がありません(笑)
来年、自分がそこにいられるかどうかわからないけど、
5回目のクリスマス・コンサートを観て、1年を終われたらいいな。。。と思います。

では、2006年に行きましょう☆
(2005.12.29掲載)