2005年12月22日 X'mas コンサートツアー2005 ”long and deep X'mas"
@名古屋市民会館 中ホール

・演奏曲目

long and deep X'mas
冬物語〜winter story〜
南十字星
絶望と希望
僕たちは...
空、風、波、夢
クリスマスソングメドレー
 ・サンタが町にやってくる
 ・赤鼻のトナカイ
 ・Winter Wonderland(カバー)
 ・恋人がサンタクロース(カバー)
 ・サイレント・イブ(カバー)
The Rose(カバー)
あなた(カバー)
10 雪に咲く花
11 12個の季節〜4度目の春〜
12 きよしこの夜
13 Dear
14 大切な約束
15 Amazing Grace
16 「…ありがとう...」

・レポートその2(放浪者1号さん)

この日の名古屋は大雪。
新幹線をはじめ、JR各線に大きな遅れが生じ、
会場まで無事に着けるか不安だった。
予定を変更し、新幹線ではなく在来線の特急で名古屋駅へ。
金山駅に到着後、雪を被りつつ、どうにか名古屋市民会館に到着。
意外にも時間前に着いたので、座席に座ってパンフレットを眺めていた。
今回僕はかなり後ろの席だったので、ちょっと残念。
開演時間近くになっても、前の方に空席が目立っているのが少々気になった。
雪の影響なのだろうか。

会場が暗くなり、ピアノの曲とともにあい様が登場。
会場が拍手に包まれる。
そして1曲目の『long and deep X’mas』を唄った。
続けて、『冬物語〜winter story』『南十字星』。
落ち着いた曲が多く、
会場はクリスマスらしい「しっとり」とした雰囲気になった。
ZeppTokyo(2005年6月11日)の時みたいなロック版も悪くはないけど、
やっぱり「川嶋あい」には「しっとり」系のバラードが似合っている。
この時、改めてそう感じた。
この後MCが入り、大阪では吉本新喜劇をやったことなどを話した。
そして今回はレイザーラモンHGのモノマネを披露。
「フォー!!」会場はまるで外と同じような寒さに包まれた。

MC後、
『絶望と希望』
『僕たちは…』
『空、風、波、夢』を唄った。
『空、風、波、夢』では、会場のみんなで呼びかけもやったが、
観客の声がいまいち。
「川嶋あい」ファンはシャイな人が多いのだろうか。

再びMCが入り、「メリークリスマス」の掛け声を会場全体でやった。
やはり観客の声が小さく、あい様のお気に召さずに何度かやり直しをした。
皆さん、もう少し大きな声を出しましょう。
この後はクリスマスメドレー。
『サンタが町にやってくる』
『赤鼻のトナカイ』
『Winter Wonderland』
『恋人がサンタクロース』
『サイレント・イブ(辛島美登里)』。

メドレーの後は、いよいよプレゼントの抽選会。
確率はかなり低そうだが、少々期待していた。
もし当たれば、あい様から直接手渡し。
結局は当たらなかったが。
そういえば2階席の方も当たったようで、
2階からわざわざ走って降りてきてステージへ。
「路上の天使」からの贈り物、もらえた人はさぞ嬉しかったことだろう。

気分を取り戻して、続いてカバー曲をグランドピアノで語り弾き。
曲は、『The rose』と『あなた(小坂明子)』。
カバー曲ではあるものの、
まるでそれが「川嶋あい」の歌であるのかのように錯覚する。
そのぐらい何の抵抗もなく人の耳に入ってくる。
まさに「天使の歌声」だ。
僕は『あなた』という歌を知らず、
隣に座っていた中年の男性の方にいろいろと教えて頂いた。
聞いた所によると、僕が生まれる前の歌らしい。
知らないはずだ。(ちなみに僕はあい様と生年月日が同じ)

カバー曲の後は、『雪に咲く花』。
続けて、お馴染みの『12個の季節〜4度目の春〜』。
この曲は毎回ライブでも聴いているが、
それだけ本人にとっても思い入れのある曲なのだろう。

最後は、誰もが知っているクリスマスソング『きよしこの夜』を全体合唱。
合唱に先立って、この歌についての説明をした。
この歌はもともと5番まであったが、戦前の日本では4番と5番を削除。
そして現在では3番までしか残っていないとのこと。
(後で調べてみたところ、戦前の日本では天皇陛下という神がいるのに、
 その他にも神が存在するということは
 「国体の護持」に相応しくないという理由で削除されたらしい。
 ちなみにこの歌は、
 教会のピアノがネズミによって壊されたことによってできた歌らしい)
特に印象的だったのが、あい様が自分で作ったという歌詞の部分。
世界中のみんなが幸せになれるように、そうした思いが込められていた。

「今日は本当にありがとうございました。」と言って、
あい様とバンドの皆さんは退場。
当然のことながら、会場からは「アンコール!!アンコール!!」の声。
手拍子も止むことなく続いている。

そして、あい様が再び登場。
2月1日発売予定の新曲『Dear』を披露。
この曲はこの時に初めて聴いたのだが、明るい感じという印象を持った。
そして、次は『大切な約束』を披露。
この曲はCD化されるのが未定らしいので、しっかりと聴いてきた。
あい様の透き通った高音が会場に響き渡る。
曲の雰囲気としては、『空色のアルバム』に近いかな?
この時ばかりはメモする手が自然に止まり、
目を閉じて「天使の歌声」に酔いしれていた。
ラストを飾るのは『…ありがとう…』。
お母さんへの気持ちを手紙にした大切な曲である。
僕もこの曲はかなり好きな曲なのだが、最近はこの歌を唄い過ぎのような気がする。
昔は1年に1回しか唄わない歌だったはずなのに・・・

こうしてライブは無事終了。
バンドのメンバーを紹介後、
ステージに向かって右、左、中央の順に深々と頭を下げ、あい様は退場。
この約2時間、自分はなんか別世界にいたかのような印象を受ける。

会場の外に出ると、外は大雪が降り続いている。
しかし、幸いなことに隣の席に偶然座っていた方(先述)が名古屋出身の方で、
名古屋駅まで雪を被らないように地下鉄で案内してくれると言ってくれた。
名古屋なんて新幹線で通過したことしかない僕にとっては、
大変ありがたいことだった。
名古屋駅に到着後、その方とは連絡先だけ交換して別れた。
そして、23:55発の「ムーンライトながら」東京行きを待つことになった。
しかし、大雪の影響でダイヤが相当乱れているらしく、寒いホームで待つことに。
とにかく寒い。

待つこと2時間半。
結局、列車が名古屋駅に着いたのは日付が変わって翌日の午前2時半頃。
こんな経験は初めてだ。
列車に乗ると、夢の中へと吸い込まれていった。
列車を乗り継ぎ、甲府に着いたのは昼近くになっていた。
今回の疲労はかなり大きかったが、初めてのクリコンは本当によかった。
CDを聞くだけでは味わえない、ライブ独特の雰囲気が本当に好きだ。
今年はライブに4回参加したが、来年はもっと回数が増えることは間違えないだろう。

さあ、明日は三鷹へ遠征だ。(終)

*会場が暗くてメモが十分でなかったため、MCについては記憶が曖昧です。
他の方のレポートに詳しいMCがあるので、そちらを参照してください。
また、大変遅いレポートで申し訳ありません。
時制は全て2005年12月22日を基準としています。
(2006.02.11掲載)

・レポートその1(良樹さん)

朝起きたら、とにかく雪、雪、雪(爆)!
とにかくビックリするほどの雪が積もっています。
午前中は学校に行き、それから名古屋へ向かいます。

13:00にも名古屋であいちゃんの公開ラジオがあったのですが、
大雪なので新幹線も遅れていると思いましたし、
ライブもないので、公開ラジオ参加は結局断念しました。
ですので学校でゆっくりしてから、13:00過ぎに京都駅へ。
案の定、在来線は1時間以上の遅れ、新幹線も徐行運転で遅れている模様。
『ひかり』に乗り込んだが、徐行運転のため、50分以上の遅れで名古屋に到着。

名古屋に着くと更に大雪…というより吹雪でした。
時間を潰すのも一苦労。
しばらくして金山駅へ向かい、16:30過ぎに会場となる名古屋市民会館に到着。
ホール内で仲間達と話する。
それにしても、外は見たくないほどの吹雪…

そして予定時間より5分早い17:55に開場(!)。
だいたい、ライブの開場は遅れるのが普通になっているのに、
予定時間より早く開場したのは非常に珍しい(笑)
席は5列目のど真ん中!これは、かなり良い席だ♪

そして開場は早くても、開演はやはり遅れ(笑)、
予定時間より10分過ぎた18:40に会場は暗転。
KOUHEIさんのピアノが流れ、バンドメンバーの登場。
福島、大阪の時と同じく、客席から左手にオーケストラ、
中央やや左にキーボードとピアノ(曲によってキーボードとピアノは使い分けられる)、
右手にコーラス、パーカーション、アコースティックギター、ベース、
フルート&サックスという配置。

そして、ブラウンのワンピース、赤いカーディガン、
赤いサンダルを履いたあいちゃんが登場。

『long & deep X’mas』
『冬物語〜Winter Story〜』
『南十字星』

「こんばんは〜、川嶋あいです」
「今日は名古屋でのライブを楽しみにしていました。」
「皆さん、雪の中本当にありがとうございます。」

「今日のライブはしっとり系なので、」
「ウケ狙いのために大阪では吉本新喜劇をやったんですが、」
「イマイチだったので考えました(笑)」
あのウケは、確かにあまり面白く無かったなぁ(爆)
「そこで最近流行の「レイザーラモンHG」のモノマネをやろうと思ったのですが、
 結構ありきたりですね(笑)」
「私はそんなのやりません」
そんなこと言っておきながら
「フォーーー!」
やっぱり「レイザーラモンHG」のモノマネをやったあいちゃんでした(笑)
そして、やはりイマイチ(爆)
「もう東京でリベンジですね、やはりダメでしたね(笑)」
「今日はタイムスリップして、みんなでクリスマスを楽しみましょう」
「宜しくお願いします」

『絶望と希望』
『僕たちは...』
『空、風、波、夢』(スローバージョン、掛け声あり)

「改めてメリークリスマス!…ってことで」
「これからは皆さんと一緒に声を出していきたいと思います」
「私が「メリー」と言ったら、みなさんは「クリスマス!」と叫んでください」
「それでは行きます!」
「メリー」
会場「クリスマス!」
「全然ダメですねぇ〜、それではもう一回やりましょう」
「メリー」
会場「クリスマス!」
これを何度か繰り返しました(笑)

「それではクリスマスソングを歌っていきます」
クリスマスメドレーを歌いました。内訳は、これまでのクリコンと同一で
『サンタが町にやってくる』
『赤鼻のトナカイ』
『Winter Wonder land』
『恋人がサンタクロース』(松任谷由美さんのカバー)
『サイレント・イヴ』(辛島美登里さんのカバー)
をそれぞれワンコーラスずつをメドレーで繋げて歌いました。

「さっき初っ端からすべって(笑)」
「すべってなかったら、すべった時のために考えました」
「クリスマス特別企画大抽選会〜!」
「これはニッポン放送がやっているイベントに参加しまして」
「これが募金箱なので、みなさん協力していただければ嬉しいです」
「みなさんの座席の番号で抽選しますが、5名に当たります」
さて、当たるかな??
「一人目、1階「そ」列41番」
「それではステージへどうぞ〜」
当選した方は、ステージまで向かいます。
「えぇ〜っと、商品は鏡でした」
「『12個の歌』のミラーですね」
「おめでとうございます」
当選した方は、商品を受け取って、あいちゃんと握手しました。
羨ましいなぁ〜

「次はカレンダーです」
「カレンダー、全部川嶋あいです(笑)」
「2人目、1階「と」列27番」
当選した方がステージへ向かい、商品を受け取って握手。

「次はマフラーです、サイン付きです」
「後ろで歩くと目立ちます(笑)」
「3人目、1階「て」列44番」

「次は何と『最後の言葉』の本です、これまたサイン入りです」
「4人目、1階「あ」列22番」

「もう最後ですね、そういえば2階席の人は当たりませんね」
「最後は何と、昨日発売したDVDです、サイン入りです」
「最後の方は2階…あっ、2階席来ましたね、「え」列5番です」
「下りれますか?ダメですね」
「投げるわけにはいかないし…走ってきてください(笑)」
「時間が待っているので(笑)」
「カレンダーとマフラーが最新グッズです」
しばらくして…
「あっ(当選された2階席の方が)いらっしゃいましたね」
「おめでとうございます〜」
「5名に私からのクリスマスプレゼントをお渡ししました」
結局、僕は当たりませんでした(涙)

「それでは次は弾き語りをしたいと思います」
「2曲ですが1曲は洋楽、もう1曲は邦楽で、どちらも切ない曲です」
「2曲続けてお聴き下さい」

グランドピアノによる弾き語りで
『The Rose』(カバー)
『あなた』(小坂明子さんのカバー)

「ここでお知らせがあります」
「来年のお正月にテレビで私が出ます」
「3択でいきます、一体何の番組に出演しるでしょう?」
「@番「ワルジエ(笑)」」
「A番ジャ、ジャ…あれ?何だったっけ?」
ここで「一体何ですか?」と突っ込んでしまう(汗)
「えっ、何ですって?」
私「何の番組ですか?」
「何だっただろう?ジャ、ジャ…アニメ番組だったんだけど」
私「じゃりんこチエ!」
「そうだ、じゃりんこチエだ!」
思わず、助け舟を出してしまいました(汗)
度忘れしてしまう選択肢を入れるのは止めましょう(爆)
「というわけでA番「じゃりんこチエ」」
「B番「サルジエ」」

「それでは手を挙げてください、@番「ワルジエ」の方?」
何故かちょっとだけ手が挙がる(笑)
「A番「じゃりんこチエ」の方?」
これも、ありえないのに少し手が挙がる(爆)
「B番「サルジエ」の方?」
当然、手を挙げた方は多い。

「正解は「サルジエ」です〜」
「「サルジエ」の収録しましたが、楽しかったですよ」
「5〜6時間は収録しました」
「見てくれますか?」
「ここに「サルジエ」担当のカリヤさんが居ます」
「これで視聴率が1%上がりますね(笑)」

「では、曲にいきましょう」
「今の季節にピッタリの冬をテーマとした曲です」

『雪に咲く花』

「2005年も残りわずかになりました」
「皆さんは今年は良い年でしたか?」
「私は今年は色々ありました」
「みなさんも色々あったと思いますが、1年1年を振り返るのは大事だと思います」
「「卒業」って言葉は、人生で何度出逢うのか考えたことがあります」
「私は今年は大きな区切りを迎えました」
「路上ライブ1000回を3年かけて、やっと卒業しました」
「それが区切りとなって、新たなスタートが切れると思います」
「私の大事な卒業songです」
「皆さんも知っていたら、是非一緒に歌ってください」

『12個の季節〜4度目の春〜』

「それでは最後の曲は、皆さんと一緒に歌いたいと思います」

『きよしこの夜』
大阪と同じく、4番はあいちゃんが作った詞で歌いました。

「今日は本当にありがとうございました」

そして一旦退場して、アンコールです。
しばたくして、バンドメンバーとあいちゃんが再登場しました。

福島や大阪の時と同じMCの後
『Dear』

「もう何度も言っていますので、父のこと、母のこと、本当の家族でないこと…」
「でも、やはりこの話は、また少しでも伝えられるのかな…と思います」
「親という存在は時々ウザかったり、ギクシャクすろこともあるかもしれません」
「家族には素直になれず、どうしたら良いのか分からなくなります」
「大切な人に素直になれる人は居ないと思います」
「私なんか不器用の代表だと思います」
「でも、人を思う大切さ、やるせないけど、」
「全てのことにぶつかっていかないといけないと思って」
「私はいつもうるさく言ってます」
「絶望の所に小さな希望があると…」
「これは大切な人だけでなく、自分の歩む道にもあると思います」
「絶望の中に希望があると…」
「苦しくなったらあの言葉を思い出してください」
「私はこの言葉を大切だと教わったと思います」
「私は歌手になれたよ、約束を果たせたよ…と伝えたいです」
「これからも走り続けていきます」
「私の思いが、全てこの曲に詰まっています」

『大切な約束』

「今日は本当に、本当にありがとうござました」
「今日は伝えられなかった言葉を伝えます」

『Amazing Grace』→メドレーで→『「…ありがとう...」』

「今日は本当にありがとうございました」
「最後にメンバー紹介をします」
「「タマキ」ストリングス隊」
「フルート&サックス、ワタナベハヤト」
「ギター、なはじぃ」
「ベース、オッシー」
「パーカーション、ハッシー」
「コーラス&パーカーション、ユッキー」
「キーボード&バンマス、KOUHEI」
そしてメンバーは退場しました。
最後にあいちゃんは右手に一礼、左手に一礼、
中央に一礼して退場、ライブは終わりました。

今日は大雪だたので会場に行くだけでも一苦労でした。
しかし、ライブは大雪を忘れるくらいのものがありました。
もっとも、ライブ終了後に外に出ると、現実に引き戻されましたが(笑)
(2006.01.13掲載)