2005年6月11日 concert tour 2005 「12個の歌」
@Zepp Tokyo

・演奏曲目

絶望と希望
僕たちは...
Just after the rain !
エンジェル
天使降臨
もっと!
DIAMONDS(ダイアモンド)(カバー)
525ページ
手のひらを太陽に
10 eighteen's days
11 福岡〜 The Rock'n Roll 〜
12 Never stop singing !
13 空、風、波、夢
14 南十字星
15 「さよなら」「ありがとう」〜たった一つの場所〜
16 雪に咲く花
17 翼の折れたエンジェル(カバー)
18 この道ふらふら
19 12個の季節〜4度目の春〜
20 空色のアルバム
21 「…ありがとう...」

・レポート(ジラルデリさん)

ツアーファイナル、お金が無いので今回はのぞみじゃなくて夜行バスです。
チャットで誰も信じてくれませんでしたが。

早朝に東京駅で放り出されて夕方まで時間をつぶさなければなりません。
東京を歩き回るとお金いるので、現地青海へ直行しました。
朝7時なので、どの施設も開いてません。
1カ所だけあいてる24時間営業のゲーセンに行きました。
ゲームやるとお金いるので、ゲームやらないで過ごします。
だって、「三国志大戦」なんてスターターユニットで500円もいるんだもん。
持ってきたPSPで遊ぼうとしたが、持ってきたソフトがつまらなかった。
携帯で遊んでいたら、バッテリー残量が少なくなるし。
お昼食べて、やっと1時半でアヒルさんの姿が。
アヒルさんのおかげで退屈しないで済むようになりました。

3時半頃Zeppの前へ。
16時ちょっと過ぎ、例によって時間がおしたけど入場出来た。
2列目、少し右寄りに場所がとれた。
周りにはTIAREさん、マッキーさん、hiroさん、
やはぎさん、みねさん、しらたまさんが。
その周りにも知った顔がたくさんいる。
Century関東のメンバーはほとんどそろっている。

17時頃、照明が落ちまずCHiYOが
【アリス道】
【song for you〜もしも叶うなら〜】
を歌った。

そして、次に始まると思ったら、クイーンの曲が流れた。
照明が落ち、雑踏の雑音に続き天メロが。
この辺は今までのライブツアーと展開が同じ。
バンドメンバーが下手から現れ配置に付いた。
そして、それに続いてあい様が。

【絶望と希望】
これもライブツアー恒例のオープニング。
白い半袖のサファリジャケット。
インナーは胸にRECKLESS、MOTOR、CYCLE、CITY
というロゴが入り、オートバイの絵が入った黒いタンクトップ。
下は白地に横に赤のストライプが入ったパンツ。
シルバーのラメのベルト。
足下はエメラルドグリーンの石をあしらったサンダル。
左中指に輝く宝石をあしらったリング。
胸元にネックレス。
指先はエメラルドグリーンに輝くネイル。
続いて

【僕たちは】
この曲を「シャイニングフォースネオ」のエンディングで聞いてみたい。
しかしアクションロープレ苦手なので無理(笑)。

「みなさん、こんにちはー!」
「かわしま、あいです!」語尾を上げた。
「今日は私のツアーファイナルに来てくださってありがとうございます。」
「みなさんもどんどん、じゃんじゃんはじけて、
 盛り上がってもらいたいと思います。」
「今日は最後までよろしくお願いします。」

【Just after the rain!】
いつものように下手から上手へ歩きながら歌う。
歌い終わって、マイクをスタンドに取り付けて

【エンジェル】
続いて
【天使降臨】

「ありがとうございます。」
「エー、5月18日に私のファーストアルバムが出たんですけど。」
場内から「買ったよー!」
「ありがとうございます。」
「みなさん!持ってますよね!?」
再び「持ってるよー!」
「みなさん、微妙ですね。」
「ホントですか?持ってる人!?」
「持ってない人が500人くらいいそうですけど。」
「持ってる人はそれなりで、持ってない人はもしよかったら聞いてください。」
「持ってる人もよかったらもう一枚買ってください。」
「ロビーにたくさん用意してありますので。」
「買ってくれた人には今日は限定で
 私のサイン入りポスターをプレゼントしちゃいます。」
「早速、次の曲、行きます。」
「次の曲はなんと、なんと!」
「みなさん、CM見ました!?」
「8×4のCM。」
「見ている人は知ってると思いますけど。」
「あれはサビだけしかないですよね。」
「ファイナルライブのために完成させました!」
「ファイナルですからね。」
「私も初めてなんでどきどきしてます。」
「夏にはぴったりの曲です。」
「早速、行っちゃいます!」
「もっと。」

【もっと・・・】
さわやかなアップテンポの曲。
ステージ上を移動しながら歌う。

【ダイヤモンド】
この曲がわからない。
あい様の曲でこんなのあったっけ。
メモ取ってると、本当にわからない曲があると焦る。
これもステージ上を移動しながら。

「ありがとうございます。」
「『もっと・・・』どうでした?」
「カバーで『ダイヤモンド』聞いていただきました。」
カバー曲だったのね。
後でビレッジさんに聞いたらプリンセスプリンセスの曲だった。
「イヤー!ツアー最後ですね。」
「今まで、長い道のりでした。」
「つまらない変身をするのも最後ですね。」
場内爆笑。
「つまらないですよね?」
観客「つまらなくない。」
「疲れるんですけど。」
観客「やってー!」
「そう、やったほうがいいわね。」
「それじゃ、やりましょう!」
観客「おおーっ!」
「みなさん、今からちょっとした小芝居をするんで黙って見ててくださいね。」
爆笑。
モニタースピーカーの後ろを指さして
「あっ!こんなところにドリンクがある!」
「今日はいつもと違う!」
「いつもの2倍くらいある。」
確かにペットボトルが今までより大きい。
「これを飲むとどうなるんでしょう?」
「聞いてみましょう。」
「ながじぃさん。」
ギターのながじぃさんにマイクを向けた。
ながじぃさん「やばいですよ。」
「どういうふうに?」
ながじぃさん「何というか、やばいですね。」
ながじぃさん、口下手そうでかわいそうです。
「何か、よく分かりません。」
「改めて説明をします。」
ボトルを見ながら
「これを飲むとアイカワシマに変身します。」
「アイカワシマはちょっと凶暴でノリが悪いと帰っちゃいます。」
「なので、盛り上がってください。」
「飲んでみましょう。」
「行きます。」
恒例の飲む演技。
ボトルを落としてマイクに寄りかかって苦しむ演技。
「ZeppTokyo、盛り上がってるー!」
「全然!全然!だめ!」
「ZeppTokyo、盛り上がってるー!」
「まだ、まだ全然だめ!」
「もういっちょう!」
「ZeppTokyo、盛り上がってるー!」
「よしよし、OK!」
「それじゃ、行くよー!」

【525ページ】
ロックバージョン

「手のひらを太陽に歌うよー!」

【手のひらを太陽に】
これもロックバージョン
スタンドマイクで

「アルバムの曲エイティーンズデイズ、歌うよー!」

【eighteen’s days】
上手へ来てスピーカー横の台上で歌う。
さらに下手の台上で。
歌い終わって、水を飲んだ。

「何か、今日はラストって言うのに!」
「いまいち、盛り上がりが足りないぜ!」
「やっぱ、アイカワシマじゃだめだ。」
「やっぱり、あいつの力を借りるしかない。」
「ちょっと、みんなここを見て。」
いつもと違ってドリンク剤の瓶を取った。
見ながら
「この薬を飲むと。」
「スーパーアイに変身する。」
「スーパーアイは盛り上がらないと怒る。」
「さらに盛り上がらないと暴れる。」
「それでもいいか!?」
観客「いいよ。」
「はっきりしろ!」
観客「いいよ。」
「飲んでもいいか!?」
「今日は特別に」
「メンバー全員にも飲んでもらう。」
バンドメンバーもドリンク剤の瓶を取った。
「それじゃ、乾杯!」
みんな、飲む演技。
あい様、ステージをのたうち回って苦しむ。
バンドメンバーも苦しむ。
ドラムのアッキーの演技が一番すごい。
みんな、あい様もバンドメンバーも上着を脱いだ。
アッキーは上半身裸になった。
「じろじろ、見てんじゃねーぞ!」
「私は見せものじゃねえ!」
「それはそうと、全然盛り上がって無いじゃないか!」
「盛り上がってるかー!」
「やればできる!」
「盛り上がってるかー!」
「一階!」
「二階!」
「三階!」
「なんだ、三階無いのか!」
「狭いな、ここ。」
「じゃ、次はドームでやるからみんな付いて来いよ!」
「ぼちぼち歌うか。」
「みんな、準備はいいか!」

【福岡ザ・ロックンロール】
例によってユッキーとステージ上を入り乱れる。

【Never stop singing!】
変身ドリンクの空き瓶を客席に投げ込んだ。

【空・風・波・夢】
高速バージョン
これの普通のバージョン聞いたこと無いんですけど。

「おまえら、盛り上がってるかー!?」
「まだまだ、いくぞ!」
「おまえら、ちゃんと声出していけよ!」
マイクを客席に向けて
「空・空・空」
「風・風・風」
「波・波・波」
「夢・夢・夢」
といつもの展開です。
「まだまだ!」
またしても変身ドリンクの瓶を投げた。
ジャンプして終了。
「よしよし!」
「おまえら、いいノリしてるじゃねーか!」
「最高だぜ!」
「それじゃ、疲れたから川嶋あいに戻るぞ。」
場内「えーっ!もっとやって!」
「ちょっと、なんですけど。」
「気持ちはわかるけど。」
「スーパーアイは疲れたから。」
「おまえら、川嶋あいは嫌いか?」
「あいつ、ちんたらやってるけど、」
「ちゃんと応援してやってくれよ。」
「じゃ、あばよ。」
またしてもモニタースピーカーの後ろを指さして。
「あっ、こんなところにもう一本ドリンクがある。」
250ccのペットボトルを取った。
「川嶋あいに戻るいつものドリンクと違う。」
「まずそうだな。」
「これ、どうする?」
場内「飲んでー。」
「じゃ、あんまり飲みたくないな。」
場内「ながじぃに飲ませてー!」
「ながじぃさんに飲ませると別の意味でややこしいんで。」
飲もうとする。
二列目中央の人が甲高い声で「からや。」
「それ、言っちゃおしまいなんで。」
「どうなっても知らんぞ。」
「ちゃんと責任とれよ。」
飲んだ。
音楽が流れる。
「アイです。」
爆笑
「こないだ、某テレビ番組に出たとです。」
「ラーメン、三杯食べました。」
「ぶっちゃけ、二杯で苦しかったとです。」
「でも、食べました。」
「決して、やらせではないですとです。」
これはなんなんだ(笑)。
「アイです。」
「この間、インタビューでスーパーアイになったときの気分はと聞かれました。」
「テンションあがって気持ちよかったですと答えたとです。」
「ぶっちゃけ、ただ恥ずかしかったとです。」
「アイです。」
「この間、女子高生が『あいちゃんがかわいくなったね。整形したんじゃん?』
 って話してました。」
「ちょっとむかついたけど、うれしかったとです。」
「でも、よく聞けば福原愛ちゃんの話でしたとです。」
「アイです。」
「入浴剤が好きですって答えたら一生分入るくらいもらえたとです。」
「ちょっと、思ったとです。」
「1万円が好きですと答えたら1万円とかもらえるとですか。」
「アイです。アイです。アイです。」
「ちょっと古いとですけど、波田陽区もできるとです。」
「ギターを取ってくるとです。」
「ギター貸して欲しいとです。」
といって、ステージ上に一人残っていたながじぃさんの青いギターを取り上げた。
弾こうとする。
弾けるのかと思ったら、ながじぃさんにアイコンタクトで弾くように促す。
ながじぃさんは別のギターに持ち替えていた。
「拙者、福岡から東京に歌手になるためにやってきましたから・・・。」
「私、川嶋あーい、最近ちょっと髪切ってイメチェンしたって言うんじゃな〜い」
「でも、誰からも全然かわいくなったって言われませんから!」
「残念!!」
「あんたらも一人くらいかわいくなったって言ってくれてもいいじゃないですか。」
「切り!!」
「私、矢島健二、今をときめくツバサレコーズイケメン社長って言うんじゃな〜い」
「でも、あんた、この間の私のDVDで滑舌悪くって
 全部テロップ対応にしないとわかんなかったですから!」
「残念!!」
「最後の最後までねばり強くコンサートグッズ売ってる場合じゃないですから。」
「切り!!」
「私、中島ゆーき、川嶋あいのライブになくてはならない美声コーラス
 って言うんじゃな〜い。」
「でも、あんたこの間札幌の私のライブで私に内緒で
 自分のライブのチラシ配ってましたから!」
「残念!!」
「シンガーソングライター、目指してる場合じゃないですから!」
「切り!!」
「上戸彩の作詞なんかしてる場合じゃないですから!」
「切腹!!」
「私もついにお笑い界に進出か・・・。」
「ということで終わりです。」
「えーっ。」
自分で「えーっ」と言って観客の反応を誘ってます。
観客「えーっ!」「もっと、やって」
「そう、そうなの。」
「そこまで言うんなら。」
自分でやりたいらしいです。
「私、川嶋あいファンです。あいちゃん大好き世界一って言うんじゃな〜い。」
「でも、あんたら去年約束したのに
 今年も恋人にしたいアーティストランキングに入ってませんでしたから!」
「残念!!」
「もうすぐカウントダウンTVが投票あるんでみなさん是非投票してください。」
「切り!!」
「と言うことで。」
「川嶋あいに戻るか。」
と後ろにギターを置きに行った。
立てかけたのでしっかり倒れた。
「あら、私どうしちゃったのかしら。」
「ここはどこ。」
観客「ZeppTokyo!」
「ZeppTokyo。」
「どうして。」
「まさかお笑いなんてやってなかったでしょうね。」
「ではここから素の川嶋あいで行きます。」
「一休みということで、バラード2曲続けて聞いてください。」
「『南十字星』そして『たった一つの場所』。」

【南十字星】
この曲、ツアーラストで復活したんだ。

【「さよなら」「ありがとう」〜たった一つの場所〜】
歌い終わって、水を飲む。

「今日はみなさんのおかげで最高のファイナルライブを迎えることができました。」
「ラストの曲、心を込めて歌います。」
「雪に咲く花知ってますよね。」
「小さい頃、お母さんと山へ行って」
「雪の中に咲く花を見たんです。」
「雪の中で懸命に咲いていて」
「私もそのようにたくさんの愛がみんな生き続けられるように祈って歌います。」
「雪に咲く花。」

【雪に咲く花】
歌い終わった。

「今日は本当にどうもありがとうございました。」
手を振って、下手舞台の袖に消えた。

アンコール。
ジェンカのラインでバンドメンバーが現れた。
サックス持ってる人が増えている。

ユッキーが「アンコールありがとうございます。」
「あいちゃんは着替えで。」
「その間にあいちゃんを呼びましょう。」
「ツアー」
「ファイナル」
「ついに終わるね」
「あいちゃん、お疲れ様」
「スタッフのみなさんも」
「バンドメンバーのみんなも」
掛け合いが続き
あい様が現れた。
「アンコールありがとう!」

【ツバサの折れたエンジェル】
黒いイブニングドレス。
肩のストラップが豹柄。
ガラスのネックレス。
足下はさっきと同じサンダル。
サックスが入る。

「今日は本当にどうもありがとうございました。」
「川嶋あい、2005コンサートツアーいろいろなことがありました。」
「でも、みんな大切な宝物です。」
「今日、みなさんと最後に一緒にこの歌を歌いましょう。」
「この道ふらふら。」

【この道ふらふら】
途中で
「ここで、メンバー紹介します。」
「ドラム、アッキー!」
「ベース、オッシー!」
「コーラス、ユキ!」
「ギター、ながじぃ!」
「キーボード&バンマス、コウヘイ!」
「サックス、スッチー!」
ユッキーが
「そして、ボーカル、川嶋あい!」
歌い終わって

「今日は本当に本当にどうもありがとうございました。」
「エー、実はですね。」
「ツアー前半でドラムをつとめてくれたハッシーが駆けつけてくれてます。」
「ハッシー、どうぞ!」
ハッシーが登場。
あい様始め、みんなと抱き合った。
そして、バンドメンバー全員で手をつないでお辞儀。
全員退場。

照明点かないで2回目のアンコール。
キーボードがスタッフの手で運び込まれた。
最後は弾き語りなんだ。
ところがバンドメンバーも出てきた。
照明が点いてわかったのはキーボードがRS−5。
最近使ってるJUNO−Dではない。
路上時代の懐かしのキーボードだ。
あい様が現れキーボードに座った。

「2回目のアンコール、ありがとうございます。」
「もう、ツアーは終わってしまいますけど。」
「これからも、川嶋あいをどうかよろしくお願いします。」
「ここに、キーボードが置かれていると言うことは。」
「いよいよ、私の出番ですね。」
「イヤー、なんか懐かしいですね。」
「つい、こないだまで毎日一緒にいた」
「ずっと、このキーボードで。」
「1000回達成したのを」
「ずっと、このキーボードが見ていてくれました。」
「たくさんの思い出が路上にこもります。」
「12個の季節があって」
「4度目の春に新たな旅立ちをしました。」
「この、3年間、いろいろなことがありました。」
「今日はこの3年間の思い出に浸りながら」
「弾き語りをしたいと思います。」
「12個の季節〜4度目の春〜」

【12個の季節〜4度目の春〜】
弾き語りで歌い出した。
途中から静かにバンドが参加した。
珍しい構成だ。

「ありがとうございます。」
「大丈夫ですかね。」
「イヤー、久しぶり。」
「本当に久しぶりです。」
「今日、最後の最後に歌う曲は」
「私にとって大切な大切な曲です。」
「この曲を作ったのは2年前です。」
「月日は不思議なもので」
「年月がたつと古くなる。」
「でも、そうじゃなかった。」
「あのころから変わらない気持ちで」
「少し落ち着いた気持ちで」
「昔からそのままで」
「私にはこの方が思い出を忘れなくて」
「今日はいつも私を支えてくれるスタッフに」
「そして、いつも応援してくれるファンのみなさんに捧げたいと思います。」
「空色のアルバム」

【空色のアルバム】
バンドのメンバーは下がっていて、こうへいさんのキーボードだけの伴奏で歌った。
この歌が最後か。
歌い終わり

「今日はどうもありがとうございました。」
上手で手を振って一礼。
下手で同じく。
そして中央で同様に一礼。
手を振りながら舞台の袖へ。
これで終わった。

しかし、照明が点かない。
一旦下がった「12個の歌」の垂れ幕がまたあがっていった。
ライトがステージに浴びせられた。
なんとまたもあい様現れた。

「3回目のアンコールありがとうございます。」
「生まれて初めての3回目のアンコールです。」
「本当にうれしいです。」
「最後の曲は」
「1年に1回しか歌わない曲です。」
だとすると、「旅立ちの日に・・・」か「・・・ありがとう・・・」か。
会場にどよめきが。
「私には大切な人がいます。」
これは、あの歌しかない。
「今も、この会場のどこかで見てくれていると思いますけど。」
「大切な人は私の歌手になるこことを夢見ていました。」
「私が歌手になることだけを楽しみにしていました。」
「その人は私が歌手になるその姿を見ることなくこの世を去りました。」
「私はその人に伝えたい言葉がありました。」
「伝えることができないうちに永遠の別れになってしまいました。」
「伝えられるものなら」
「今、伝えたい。」
「ありがとうって・・・。」
あい様泣いてます。
私はメモ取ってると泣けないんです。
今、これを書きながら、泣いてます。
「今日はどうもありがとうございました。」

【・・・ありがとう・・・】
歌い出した。
歌い出してすぐ、嗚咽で歌えなくなった。
会場から「がんばれ!」
気を取り直して歌う。
最後まで。

一礼して、手を振りながら舞台の袖に退場した。
最後にすばらしい光景に遭遇した。
お金無いけど、来てよかった。
すばらしい気持ちに包まれたまま夜行バスで家路についた。
(2005.07.03掲載)