2004年12月11日 川嶋あいミニライブ
@あしびなアウトレットモール

・演奏曲目

時雨
「さよなら」「ありがとう」〜たった一つの場所〜
マーメイド
525ページ

・レポートその2(kazu_2さん)

沖縄ツアーのスケジュールを見ると、自由時間というものが無いことに気づいた。
あるのは移動時間とせいぜいこのショッピングモールでの買い物時間だった。
2時間ほどフリータイムがあったので、某か行さんとタクシーをチャーターし、
「ひめゆりの塔」「平和記念公園」などを
現地のタクシーの運転手さんのガイド付きで回ってきた。
ちょっとだけあいちゃんと離れた時間ではあったが、
沖縄に来たからには沖縄の正しい歴史をしっかり頭に刻み込もうと思った。

いくつか説明していただいた話の中で、ひめゆりの女学生たちは壕のなかで、
怪我をした帝国軍人を置くに休ませ、入り口のそばで人間の蓋となってガス弾など
で沢山亡くなった話が印象的だった。
また、途中に寄った《韓国人慰霊塔》に書かれていた文字の中に
以下のようなものがあった。
「(中略)魂は、波高きこの地の虚空にさまよいながら
 雨になって降り風となって吹くであろう」
というもの。まさに「雨になる」の世界ではないか…。ちょっと感激した。
ただ、この碑は、沖縄本土決戦のときに日本軍の楯とし、または捕虜のまま、
惨殺されてしまった韓国人の方々の霊を鎮めるための
韓国の方が建てた碑であることを書き添えておきます。

さて、あいちゃんのライブ予定時間より15分ほど遅れて
あしびなショッピングモールに到着したが、
幸い準備が15分ほど遅れていたらしく、1曲目からしっかり聞くことが出来た。

1.時雨(弾き語り)
  
沖縄でどれだけあいちゃんの名前が知られているかわからないが、
  FM中継は別として最初のライブにこの曲をもってくるところが
  あいちゃんらしいと思った。
  ちょっと意外なことにこのライブでは「天メロ」は歌われなかった。
  時間が押した関係でカットされたのかもしれないが、
  記憶の限りでは路上ライブで天メロを歌わなかったということは、
  非常に珍しいことだと思う。

2.「さよなら」「ありがとう」〜たった一つの場所〜(弾き語り)

  この曲の一番のサビのあたりから、ショッピングモールの2Fを
  ぐるりと回っている回廊の上の排気口のようなところから雪が降ってきた。
  ナイスな演出だった。
  沖縄で雪のなかでこの曲を聞けるとは思ってもいなかった。
  素敵な演奏だった。

3.マーメイド(カラオケ)
  
  ここからはカラオケが2曲。
  この曲の始めに「525ページ」のオケが
  間違って流れてしまうアクシデントあり。
  空は快晴で歌を聴きながらも、日焼けしそうなくらいに日差しが強かった。
  そんななかで気持ちよいくらいにあいちゃんの声は伸びていた。

4.525ページ(カラオケ)
  
  この曲で盛り上がりましょう!という声と共にスタート。
  観客から自然に手拍子が発生し、いい雰囲気でライブは終了。

演奏後、あいちゃんが夕方から「残波岬」で路上ライブをやります…と告知して退場。
スタッフが「路上集0号」を販売していました。
あいちゃんと共にツアー参加者もバスで残波岬のホテルへ一旦戻り、
17時からの砂浜ライブに向かった。

・レポートその1(ジラルデリさん)

沖縄二日目、天気はよい。
すばらしい青空だ。
朝方、浜辺に出てみたが本当に水が澄んでいる。
本日の目的地、あしびなアウトレットモールへバスで向かった。
途中で、525祭りのビデオが流れたが、音声が出ない。
機械の調子が悪いとのこと、残念だ。
帰路ではちゃんと直すとのことだ。
高速道路を走って昼前にあしびなアウトレットモールに着いた。

まず、昼食をとって、ライブが始まるまで自由時間。
アウトレットモールは好きなので、回りたかったけど、
大量に買ってしまいそうなので敢えてやめた。
暑い。
半袖Tシャツだけなのだが、暑い。
真夏のようだ。
さすがに沖縄だ。
会場は、アウトレットモールの中央の広場のステージ。
ステージの前に5列ほどのいす。
女性と子どものためということだ。

開演する前にスタッフの方が色々キーボード等を準備している。
昨日と同じローランドのJUNO−Dだ。
音量調整で、カラオケで「525ページ」が流れた。
キーボード調整中のスタッフの望月さんが歌い出した。
思わぬサービス。
大声援、大拍手。
途中で歌詞が分からなくなったらしく
「ららら・・・」になったが、かなり長く歌った。
望月さん、上手。
歌手になったらいい(笑)。

開始は14時からの予定だが、結局15分ほど遅れた。
あいちゃん、現れたがキーボードの高さが合わなかったらしく、
望月さんと共に高さを調節した。
服装は襟の大きい茶色の長袖。
素材はニットか。
暑そう。
しかも下は黒いロングスカートに、なんと黒のブーツ。
真夏のような陽気なのにこれは本当に暑いぞ。
首元には黒いチョーカー。
歌い出した。

【時雨】
相変わらず、弾き語りの時雨はすばらしい。

「みなさん、初めまして、こんにちは、川嶋あいです。」
「実は私、目標がありまして、
 47都道府県ライブという目標を掲げてやってきたんです。」
「昨日、沖縄で達成しました。」
「約1年掛けて達成したんです。」
「今日はライブ2日目です。」
「裏話になるんですけど、ファイナルをどこでやるかと言うことになりまして。」
「残り4県になって。」
「福井県、青森県、秋田県、沖縄県が残って。」
「秋田県、青森県は前に行ったのでどっちにしようか。」
「福井でそんなに盛大にやれるのかと言うことで。」
「沖縄になりました。」
「福井の方とかいませんよね。」
場内爆笑。
「気を悪くしないでください。嘘ですから。」
「スタッフや私の欲望でもあったんです。」
「沖縄は子供の頃来たんですけど、本当にいいですね。」
「見渡す限りの青空で雲が近い。」
「昨晩、沖縄のホテルに泊まったんですけど。」
「そこで、ソーキそば、ゴーヤーチャンプルー、ミミガーを食べたんです。」
「沖縄の人は毎日美容にいいものを食べていいですね。」
「私の好きなのはむらさきいもで。」
「むらさきいもせんべいを子供の頃食べてすごくおいしかったです。」
「沖縄県は私が本当に行きたかった県なので、すごくうれしいです。」
「今日はがんばって歌いますのでよろしくお願いします。」
「次の曲は11月17日にリリースした新曲です。」
「沖縄のCDショップにあるんですけど、もし見かけたら皆さん買ってください。」
「切ない別れの曲です。」
「皆さんの心の中にある『さよなら』『ありがとう』の二つのことを
 思い浮かべてくれたらうれしいです。」
「『さよなら』『ありがとう』たった一つの場所。」

【『さよなら』『ありがとう』〜たった一つの場所〜】

「エー、それでは続いてオケで歌いたいと思いますので準備をします。」
望月さんが出てきて、キーボードをステージ脇へ片づけた。

「続いての曲は夏の沖縄にぴったりの曲です。」
「今でもぴったりですね。」
「今日、暑いですね。」
「私、失敗しちゃったんですけど。」
「ブーツとか履いて来ちゃって。」
本当に見るからに暑そう。
私たちも日が照っていて暑い。
「沖縄のホテルから見てると、海がきれいですね。」
イントロ流れる。
なんと「525ページ」のイントロだ。
「ちょっと、手違いが。」
「こんなことはよくあることなので。」
今度こそ、本当のイントロ。

【マーメイド】
場内から手拍子が。

「えっと、今日はこの後、砂浜で路上ライブをやります。」
「どこでしたっけ。」
「残波ロイヤルホテル。」
私たちの泊まってるホテルくらい覚えてくれ。
「ちょっとと言うか、めちゃめちゃ遠いですけど、もしよろしかったら来てください。」
「最後になりますけどこの曲で終わりたいと思います。」
「手拍子、お願いします。」
「525ページ。」

【525ページ】
場内、要求通り手拍子。
あいちゃん、微妙にステージの上を歩きながら歌う。
いつものように下手、上手の移動ほどではない。
歌の合間に雪のようなものが。
そんなはずはないと思ったら、演出のシャボン玉だ。

「今日は最後まで聞いてくださって本当にありがとうございました。」
「47都道府県ライブ達成しましたので、
 残り一つの目標である1000回ライブがんばりますのでよろしくお願いします。」
「今から砂浜に行ってきますのでよろしくお願いします。」
「あっ、このステージの横でCDを販売しています。」
「路上限定のCDでここでしか買えないプレミアムものなので是非買ってください。」
そして退場。
私たちも、CDを買っている暇もなくバスへと向かった。