2004年9月5日 ヤングフェスティバル2004 -MOVIN' NEW GENERATION-
@亀山公園(三重)

・演奏曲目

時雨
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
525ページ
マーメイド
12個の季節〜4度目の春〜

・レポートその2(かまやんさん)

2004年9月5日(日)
僕にとって初めてライブに行くことになった。
場所は三重県亀山市の亀山公園芝生広場での市政50周年のイベント
「ヤングフェスティバル2004」のライブに行ったのでまとめてみようと思う。
今回、僕にとって初めてのライブ参加だった。

今から1年前・・・。とあるアーティストの曲を聴き、衝撃が走った。
そのアーティストの名は「川嶋あい」。
曲は「天使たちのメロディー」。彼女の透き通った歌声。前向きな詩。
物凄く心に響いた。勇気付けられた。
そして彼女自身九州から歌手になるため
たった一人で上京してここまできたのだという事・・・。
その間には幾多の試練があっただろう・・・。
辛くて悲しいこともあっただろう・・・。
不安もあっただろう・・・。ひとつひとつの詩から彼女の想いが伝わってくる。
その時僕は確信した。彼女は必ず成功する!と・・・。
そして僕自身、「こんなにがんばってる人がいるんだ。僕もがんばろう・・・。」と。
僕自身、今まで生きてきて辛いことや挫折してすぐ諦めたりすることがあった。
しかし彼女は違う。歌手になる夢を貫き通したのだ。
だから僕は彼女のことを心の底から応援したい。だからファンになったのだ。
ライブにも必ず行くぞ!と・・・。
そして彼女から沢山の勇気をもらい今日に至った。
今言えること。「僕は頑張っている」
まだ書きたいことがあるけれど、長くなりそうなので次の機会にしよう。

しかし、僕の家庭の事情や長距離トラック運転手という職業柄、
なかなかライブに行けなかった。
最近家の方が落ち着いてきたので行けるようになった。
早くライブに行きたい!念願のライブ参戦である。

そして、遂に近畿地方でのライブの予定があった。
このチャンスを逃してはいけない。
当日のライブは日曜日ということなので、仕事は「公休日」。
翌日の出勤時間を夕方運行のコースにしてもらえれば休みを取らずに済む。
勤務先の運送会社の配車係に変更の申し出をしてOKが出ればすべてがクリアできる。
さっそく、運送会社に申し出をしたところ「OK」との事。準備万端だ。
車で行くか電車で行くか迷った挙句、
車で行くことにしたが、数日前からエンジンの警告灯が点灯したため、
(日産で点検してもらうとイグニッションコイルの異常との事)
修理に出して当日まで間に合わないため仕方なく電車で行くことにした。
「鉄道も好きだからまあ、いいか・・・。」
電車の時刻表をチェックし、当日の三重県の天気予報を見る。
曇り後雨・・・。「大丈夫かな・・・。」
あいちゃんのライブ終了するまで降らないでくれと願いつつ、いざ三重へ!

当日、朝7時半に起き支度をして兵庫県の自宅を出る。空を見上げると曇っている。
「頼むからライブが無事終わるまで降らんといてや!」と思いながら駅に向かう。
JR山陽本線、東海道本線、草津線、関西本線
と乗り継いでのルートで会場へ向かうことにした。
片道3時間の長旅である。8時10分過ぎの電車に乗る。
途中京都までの車中、前日仕事が終了したのが夜中3時で
寝たのが4時過ぎで3時間位しか寝ていないため寝ることにした。
京都で一旦降りて次に来る電車に乗り換えた。
さっきまで乗っていた電車は湖西線経由のため、草津には行かないためである。
京都駅の売店でおにぎりを買い、朝食を取る。
次に来た新快速米原行きに乗り草津で草津線に乗り換える。
草津線は単線で各駅停車の為か、終点の柘植まで40分もの時間を要する。
途中貴生川で信楽高原鉄道の車両が停車していた。
かつてあの10数年前列車同士の正面衝突事故が起きて40人もの犠牲者を出した路線だ。
非常に長く感じた草津線は終着駅の柘植に到着。
関西本線に乗り換える。会場の亀山まであと2駅!
乗った車両がレールバスのワンマン運転。
この路線から景色が一変。駅間の距離が長いこと長いこと・・・。
やっとの思いで亀山に到着。
亀山駅から徒歩で地図を片手に会場の亀山公園に向かう。
そして午前11:45会場到着!

会場に到着して、昼食(出店の焼きそば)を取り、前日BBSで来ると言っていた
ジラルデリさん、darleyさんを探し回ったがなかなか見つからなかった。
「まだ、来てないのかな・・・」。
でもあいちゃんの出番まで時間はあるのでゆっくり探すことにした。
しばらくすると「マーメイド」のTシャツを着た人を発見!
ジラルデリさんに違いないと思って声を掛けてみた。
「あの〜、すみません。ジラルデリさんでしょうか?」
と言ったら、違うみたいだった。(すみません・・・。)
でもようやく川嶋あいのファンを発見したのだからその方々と共に行動する事にした。
ダンボールを敷き、見る席を確保してあいちゃんの出番を待つことに。
僕らが見る席はステージ真正面の最前列!スーパー特等席(!?)だ。
ジラルデリさんの事を知っておられる方が居たので。
その人について行きようやくジラルデリさん、darleyさん、Cショックさんを発見できた。
挨拶をして少し会話をし、席へ戻る。
そしていよいよあいちゃんの出番だ。

リハーサルであいちゃんがステージに上がる。
リハーサルであいちゃんが歌ってるときすでに僕は感激の気持ちで一杯だった。
初めてあいちゃんを生で見た。
その時、ポツリと雨が降り出した。そして本番。

一曲目は「時雨」。
80年代の歌謡曲をイメージして作られたというこの曲。
僕はこの曲結構気に入っている。
歌いだしてから雨足が次第に強くなっていった。

2曲目は「天使たちのメロディー」。
あいちゃんの曲で僕が初めて聴いた曲で、この曲に勇気付けられた。
いわば僕があいちゃんのファンになった「原点」ともいえる。
この時、僕は泣きそうになった。
僕も今まで辛いことがあったから・・・。
現実に目の前であいちゃんが歌ってるのだから・・・。
もう感激だ。

3曲目は「525ページ」。
英和辞典の525ページに「Love」の文字が・・・。
の片思いの曲。
あいちゃん曰く、とことん525にこだわったという。
この曲も結構好きだ。
雨はいっこうにやむ気配は無い。

4曲目は「マーメイド」。
童話の人魚姫の物語から作られたというこの曲。
切ない片思いソング。
「こんな恋愛してみたい」って思ったりする。
僕の座ってる場所に水溜りが出来てきて
ズボンがびしょ濡れになってきた。
でも、「濡れてでも聴きたい」と思った。
もう濡れても構わない。

最後の曲は「12個の季節〜4度目の春〜」。
あいちゃんが上京して今年高校卒業した今年の春、
4度目の春を迎えた。
もう最高だ。来てよかった。

曲の間のMCであいちゃんが九州ツアーから、
三重に移動する時、
飛行機のエンジントラブルで別の飛行機に乗り換えてきたという。
あいちゃん、ご苦労様です。

そしてあいちゃんのライブは無事終了。
終了した時、雨がやんだ。やむならもっと早くやんで欲しかった。
僕が思うにあいちゃんは雨女なんかじゃない!
たまたまその時雨が降っただけだ!
僕はそう思う。
今度の野外ライブは晴れて欲しいと思う。

帰りに「路上集0号」とマーメイドグッズを買い、皆さんに挨拶をして解散。
Cショックさんたちと一緒に電車に乗り、名古屋で食事をして解散。
新幹線で帰路につく。

電車で亀山から名古屋までの間、どうやら地震があったらしい。
僕は全然気づかなかった。
名古屋で食事をして、
新幹線乗り場へ行くと地震の影響で大幅に遅れているらしく、
東京方面のホームは人で一杯だった。
僕が先に大阪方面の新幹線に乗りCショックさんたちに見送ってもらう。
時間通りに新幹線は無事に到着。在来線に乗り換えて帰る。
家に帰ったのは23時半過ぎだった。

僕にとっての初ライブ参加。行ってよかった。また行きたいと思う。
そして当日お会いした皆様。
初めてのライブ参加でしたが、色々とありがとうございました。
楽しい時間を過ごせたと思います。
次お会いできるのも楽しみにしております。

・レポートその1(ジラルデリさん)

その日の天気は悪かった。
どこかで見たような書き出しだが、本当に悪かった。
前の晩から断続的に降る雨。
今日の亀山はどうなんだろう。
HPによると雨天の場合は市文化会館でと書いてあるのでいいだろう。

名古屋駅でCショックさんと待ち合わせて関西本線で亀山駅へ。
そこでdarleyさんのお姉さんの車であっさり亀山公園に着いた。
会場では、何とやっている。
市文化会館じゃないんですか。
会場は野外でステージの上に屋根があるだけ。
雨はそのときは上がっていたが、いつ降り出すか分からない様子。

光永亮太の出番が終わり、席を取った。
敷物忘れたけどその辺は何とか。
ここでかまやんさんと会った。
出番が近づく。
稲光が見える。
雷鳴も遠くに。

5時半頃、リハが始まった。
この日の服装は黒い長袖の襟の広いシャツ、茶色のパンタロン、そして黒い靴だ。
キーボードのRS−5でまず「時雨」、「天メロ」、「12個」を
少しずつスタッフと相談しながら歌った。
続いてオケで「525」、「マーメイド」を少しずつ歌った。
ここでぽつぽつ来ていた雨が降り出した。
ここであいちゃんが登場。

【時雨】
あまりにもタイムリーだ。
雨がどんどん強くなる。
歌い終わって。

「ありがとうございます。」
「皆さん、初めまして、川嶋あいです。」
「突然なんですけど、すごい雨ですね。」
「これは私のせいです。」
「私、雨女なんです。」
「さっきから雷が鳴って、雷女までレベルアップしちゃいました。」
車山でも言ってました。
「三重県は3回目です。」
「プライベートで1回来てて、大親友の子と湯の山温泉に行ってきました。」
「すごくいい湯だったです。」
「ナガシマスパーランドにも行って、
 ここは日本で一番絶叫マシンが多いところです。」
「今日は亀山市が50周年の記念すべき日に
 私がやってきたせいで大変なことになってしまいました。」
「頑張って歌いますので是非最後まで聞いてください。」
「1stマキシから『天使たちのメロディー』聞いてください。」
うーん、相変わらずMC長い。
雨なのではしょるかと思ったらはしょらない。
性分ですね。

【天使たちのメロディー】
ここで、どんどん雨が強くなる。
座ってられないので、客席の右手方向へ避難して立ってみることにした。
歌い終わって、
雨がステージの中程まで降り込むので、
スタッフ二人でキーボードを奥へ後退させた。
必然的にあいちゃんは立った。

「ここから気分を変えてアップな曲でも歌います。」
「6月2日にリリースした『525ページ』。」
「これはどういう意味かと言いますと辞書のページのことなんです。」
「雨ひどいですけど、余裕があったら手拍子お願いします。」
水性ボールペンで取っているので、もうメモ取れません。
ここからは記憶なので、もう知らん(笑)。

【525ページ】
雨がひどい。
スピーカーもシートで覆われたし。
歌い終わって、司会の女性が出てきた。
あっ、これで終わりなんだ。
ちょっとほっとする。

司会「すごい天気になっちゃいましたね。」
  「こういうイレギュラーなことはあるんですか?」
「しょっちゅうあります。」
自慢してるときか。

司会「今日は宮崎から来てくださったんですけど、
   何かトラブルがあったそうで。」
「乗る予定の飛行機がエンジン不調で、別の飛行機で来たんです。」
なんか、大変。

司会「何歳くらいから歌をはじめたんですか?」
「3歳の時から、泣き虫だったのでそれを治すために近所の音楽教室へ連れられて。」
司会「歌を作り始めたのは?」
「中2の時です。」
司会「東京へ出てくるときにお父さん、お母さんは心配しませんでした?」
「特に、別に。」
司会「子供さんもいるんですけど、夢を実現するために一言。」
「難しいですけど、諦めないこと。」
司会「まだまだ、ライブは続きます。」
えーっ、まだ続くの、終わったと思ってたのに。

【マーメイド】
オケです。
手拍子出てます。
歌い終わって、ここではじめてのどスプレーが。
またまた、キーボードに座りました。

「ここで皆さんにお知らせを。」
こんな状態でも宣伝やってます。
「この歌は私の高校生活3年間をテーマにして。」
「私は、歌手になると言う望みが叶ったんですけど、
 くじけそうになったとき、この歌を聴いて。」
メモがないので、書いていることが当てになりません。

【12個の季節〜4度目の春〜】
ちょっとだけ苦しそうな気もしたが、まあ無事に歌い終わった。

「ありがとうございました。川嶋あいでした。」
この辺で雨がぐっと小振りになった。
と言うよりやんだ。
あまりのことに何も言うことはない。

帰り、大雨の影響でJRも名鉄もダイヤが乱れていた。
車山の時と同じだ。
これはなんと言ったらいいのでしょうか。
雨女とか信じてないんだけど。