2004年5月9日 Sony Music Fes.2004
@渋谷AX

・演奏曲目

明日への扉
ふたつ星
約束の日

・レポートその3(ジラルデリさん)

その日は朝から雨。
I WiSHの2回目のライブを見ることができる貴重な日だ。
川嶋あいではないI WiSHだ。
初めての出会いがI WiSHだった自分にとっては心に期するものがある。
しかし今日のライブは単独ライブではない。
ソニーミュージックフェスタ2004の一環だ。
今日の出場アーティストは7組。
いったいいつでてどのくらい歌うのだろう。
数日前の大宮の無念の撤退があるため、泊まりを覚悟した。
この日はCentury発足一周年の親睦会があるはずだった。
しかし、これは中止。
結局有志でライブ前に集まることになった。
当日13時渋谷ハチ公前に集合という予定。
天気が悪いがのぞみに乗った。

ハチ公前についたのは12時20分前頃。
誰の姿も見えない。
定刻頃トリエさん、続いてしらたまさん。
さらにひろゆきさん、コアラのマーチさん。
近くの元あいちゃんがライブをやっていた場所にNGCさん、みゃあさん。
そしてたっちゃんさん。
自分の携帯に電話が入りCショックさん。
今回の集合の要となるかあみんさん、わんちゃんさんの姿が見えない。
NGCさんの携帯にメールが入りかあみんさんは今起きたとのこと。
わんちゃんさんもお子さんの発熱で家を出られるところという話。

仕方ないので、みんなで近くの喫茶店に入った。
これが楽しい。
皆さん結構話題が豊富。
時間のたつのも早い。
そうしているうちにわんちゃんさん、そしてかあみんさんが到着。
時間の関係で当初の計画ではカラオケに行ってPVを見る予定だったが中止。

そのうちに16時半頃になり店を出て
今日の会場であるSHIBUYA−AXに向かった。
まだ、ほとんど建物の前には人がいない。
天気も悪いし。
17時頃徐々に人が増えてきた。
他のCenturyのメンバーも続々到着。

17時半、予定通り入場が始まる。
ライブで予定通りというのは本当に珍しい。
スタッフが手際よく整理番号順に客を呼び入場させる。
本当に手際がいい。
会場に入った。
いかにもライブハウスといった建物。
BLUESさん、かあみんさん、わんちゃんさん、しらたまさん、
ひろゆきさん、そしてコアラのマーチさんと一塊になった。
周りは人でいっぱいだが密度は高くない。
かなり楽。
ステージの白い幕にSMEのPVが投影されている。
I WiSHのPVになりかけたとき突然中断した。

幕が開きスタート。
18時ちょうど。
すごい、正確だ。
こんなライブ見たことない。
2組でた。
そして3組目に何とI WiSH。
出番早い。

18時55分頃。
1曲目「明日への扉」
今日の編成はグランドピアノにアコースティックギター、シンプルだ。
aiの服装は黒いノースリーブのワンピース。
鎖のベルト。
「明日への扉」を生で聞くのは2回目だ。
もっともピチレ夏祭りを入れても人前では3回目のはず。
この歌で私はI WiSH川嶋あいのファンになった。
自分の運命に大きく関わった曲。
しかもフルコーラスで。
Winter Greetingの時はフルコーラスじゃなかった。
歌いながら下手へ。
すぐに中央へ戻る。
歌い終わった。

「こんばんはー!。」
「皆さん、盛り上がってますか。」
「今日はI WiSHを見に来た方いますか。」
3分の1くらい手を挙げた。
もちろん自分も。
「こういうときはみんな手を挙げるものです。」
観客から笑いが。
「もう1回、I WiSHを見に来た人。」
今度はほとんど。
「私たちのライブにわざわざ来てくださってありがとうございます。」(笑)
「今日はおめでたいことがあります。」
「担当の山之内さんがSMEの特別賞を取ったんです。」
「皆さんも山ちゃん、おめでとうといってあげてください。」
「今日の衣装は自前です。」(笑)
「昨日あわせる靴がないのでドンキホーテで買ってきました。」
場内爆笑。
「今日はAXまで歩いてきました。」(笑)
「警備員に止められました。」(笑)
今日のあいちゃんはおもしろい。
「メークも自前です。」(笑)
「ステージが遠いのでいいでしょうと山之内さんに言われました。」(笑)
「いつかごほうびに連れてってあげると約束したのに
 オーストラリアにも連れてってくれない。」
「もう1回山ちゃんおめでとう。」
「こういうと多分オーストラリアに連れてってくれるでしょう。」
「これで私の愚痴は終わりです。」
「ちなみに本気で言ってないですから。」
「そろそろ次に行きます。」
「皆さん声を。」
「I WiSHを見に来てくれた人、盛り上がってますか。」
「SOLL’dOUTを見に来てくれた人、盛り上がってますか。」
「さんざん盛り上げといてなんですけど。」
「これからやる曲に盛り上がる曲はありません。」(爆笑)
あいちゃん、絶好調。
「次の曲はセカンドシングルから。」
「目を閉じて聞いてください。」

「ふたつ星」
歌い終わって、ライトが部分的に落ちaiちゃん向こう側へうずくまって何かした。
多分、水かのどスプレーだ。
最近の傾向から言うとのどスプレーか。
「もうすぐ待ちに待った3rdシングルが発売になります。」
「恋愛三部作が完成します。」
「恋が実って結婚までの話が・・・。」
「皆さん恋してますか。」
近くの人が甲高い声で「してなーい。」
aiちゃん意表をつかれた。
「愛する人はいますか。」
さっきと同じ人が「ふられたばっかりや。」
aiちゃん、言葉が出ない。
歌に行く。

「約束の日」
さびだけ聞いてると、とんでもない歌に聞こえたがとおして聞いてみるとなかなかいい曲。
声がすごくのびていた。
「メンバーを紹介します。」
「ピアノ、nao!」
「ギター、ミヤハラマチャキ!」
「そしてボーカル、ai!」
これで20分ぐらいか。
18時16分、下手に消えた。

あっ、終わっちゃった。
周りの仲間に、「もう帰っていいすか。」
「ひょっとすると又出てくるかも知れないから、もう少し見たら。」
もう少し見る。
でも、出てこない。
わんちゃんさんが「ロビーへ出ます。」と。
ひろゆきさんと後を追った。
ロビーにはろっくさんが。
去りがたいので、ろっくさんを交えてお話しした。

かなり立って、いきなりわんちゃんさんが動き出した。
aiちゃんがサブステージに出ているという話。
すぐに会場へ駆け込んだ。
メインステージ左手のサブステージに北出菜奈さん、
BEENBAGのボーカルの女性、そしてaiちゃんが出ている。
「緊張しています。」というaiちゃんの台詞と、
BEENBAGのボーカルの女性の
「こうしていると姉妹みたいだね。」という台詞だけが聞こえた。
服装は3人とも白いソニーミュージックのTシャツ。
aiちゃん、下は黒いジグザグ裾のスカート。
それで引っ込んじゃいました。
かあみんさんたちに聞いても一分ぐらいで大したことはしゃべらなかったとのこと。
又、ロビーへ出る。

しばらくするとCentury、みんな出てきた。
みんな、今日はもう終わったという感じ。
いろいろお話しした。
9時少し前、帰りの電車の関係があるので、
NGCさん、みゃあさんと共に会場をあとにした。
どうやら泊まらずにすんだ。
時間は短かったけど、I WiSHとしての2回目のライブ。
明日への扉も聞けたし。
今度はいつになるんだろう。
自分にとっては次の5月25日、応援団で頑張るぞ。
(2004.05.11掲載)

・レポートその2(けむさん)

メモは取っていないので、正確ではありません。
(Sony Music Fesのホームページにあるライブレポートを参考に
 うろ覚えな記憶を思い出し思い出し書いていきます。)
(CenturyのBBSも見てちょっと追加・修正しました)

正確なところはジラルデリさんにまかせて、
ここでは当日の雰囲気をあじわっていただきたいと思います。

17時半から整理番号順に会場に入ります。
私の場所は8〜10列目あたりステージ向かって真中ちょっと右寄りです。
どんどん混んできました。

18時にステージが始まります。
1組目"BEAN BAG"。
ドレッドヘアーが印象的な女の子ボーカルのパワーのあるロックです。
つかみとして、いい感じのグループでした。

メインステージ転換の合間にサブステージに"SOUL'd OUT"が登場です。
キャーという歓声があがります。
「なんであっち側に出てくるの〜」
もう大騒ぎ。
向きを変えて何とか見える位置に移動しようとする
女の子達にまわりから押されまくりました。
(ちなみにサブステージはステージに向かって左側にありました)

18時半頃、2組目"北出奈菜"登場。
(ちなみに「きたで・なな」と読みます)
デビュー時の相川七瀬をさらに不良っぽくした感じでしょうか。
けっこう緊張しているようでした。
そのせいか、ことさらワイルドにふるまっています。
NGCさんの話によると2曲目「消せない罪」が
アニメ「鋼の錬金術師」のエンディングテーマだったらしいです。
まだ17歳だそうです。

ライブの合間に今度は"Skoop On Somebody"がサブステージに登場です。
「キャー」
1つ前の合間以上に大歓声です。
カバー曲を歌っていました。(曲名はわかりません)

18時55分ごろ、カーテンに「I WiSH」と表示された後、
幕が上がり曲がスタートします。

<1曲目「明日への扉」>
「I WiSHって知ってる?」「知らない」って言っていた周りの女の子たちも
曲が始まると、「あ、知ってる!」って言って静かに聞き入っていました。
いい出来です。
何故か目頭が熱くなってくるのをステージ天井を見てぐっとこらえます。

<MC始まり>
こんばんわ、I WiSHの'ai'です。
今日I WiSH を見にきた人?
「はーい」(パラパラ)
こういうときは、違っても「はい」って手を挙げるんですよ〜。
もう一度、行きますね。
今日I WiSH を見にきた人?
「はーい」(手を上げる人が増える)
今日は私たち'I WiSH'のライブを見に来てくれてありがとうございます。(笑)

今日の衣装なんですが、自前です。
(黒のワンピース。腰におしゃれなチェーン。ネックレス。)
合う靴がなくて、昨日ドンキホーテで買ってきました。(笑)

今日はここまで歩いてきました。
入り口で警備員さんに呼び止められてしまいました。
(会場から笑い)

ここでお知らせがあります。
SMEのI WiSH担当の山之内さんが去年のI WiSHの活躍で
特別賞をいただいたそうです。
皆さんで、山之内さんにおめでとうを言いたいと思います。
いいですか、せーので「やまちゃん、おめでとう!」って言ってください。
行きますよ、せーのっ、
「やまちゃん、おめでとう!」(会場皆で)

I WiSHが活躍できたらオーストラリアに連れて行ってくれるって言ってたんです。
でも、まだ連れて行ってもらっていないんですよね。

ということで、もう一回おめでとうと言いたいと思います。
いいですか、せーのっ、
「やまちゃん、おめでとう!」(会場皆で)

ありがとうございます。
これできっと連れて行ってくれるでしょう。
なんて、冗談ですからね、本気にしないでくださいね。

これだけ盛り上げておいて何ですが、今日は盛り上がる曲はありません。
(「えー」会場から笑い)

次の曲です。
<MCおわり>

2曲目「ふたつ星」
これも良い出来でした。

ここで3曲目の紹介。
5/19に発売になること。
恋愛3部作の最後の曲であること。
幸せな結婚へとたどり着いたことを歌った曲であること。

3曲目「約束の日」
ラジオでは聞いていましたが、ちゃんと聴くのは初めてです。
前の2曲ほどのインパクトはありません。
じっくりと聞き込むほどによくなっていくタイプの曲でしょうか。

ここで19時20分。
このあとも他の出演者で盛りあがっていたのですが、
ライブレポはここまでにして、全体の感想です。

今日のMCは'あいちゃん節'全開でした。まさに'川嶋ワールド'です。
圧倒的に多いであろう
"Skoop On Somebody"や"SOUL'd OUT"、"10,000 Promises."のファンを前に
これだけ会場を沸かせることができれば、立派なものです。

1月の渋公「NATUAL BORN DIAMONDS 2004 Final」の時は、
正直「ちょっと強引なMCかなぁ」他の出演バンドのMCよりはよかったけど、
"川嶋あい"ファン以外にはちょっととまどいも感じられました。
それに比べて、今回のはみごとです。
とってもよかったです。
'ファンがいっぱい増えた'とまでは言いませんが、
aiちゃんに対してかなりの好印象を持ってくれたと思います。
(あいちゃんの人柄ですねぇ)

1月の渋公でもそれなりに堪能できたのですが、今回は他の出演バンドもプロ。
ライティング・ミキシングとも、さすがにプロのステージです。
十分に楽しかったです。

でも長いこと立っていたので腰が・・・。
(2004.05.11掲載)

・レポートその1(BLUESさん)

またしても雨だった(笑)
ここのところ、あいちゃんの関係してるイベントはすべて雨…。
新宿の「合同卒業式」、お台場、そしてこの日の渋谷。
あいちゃん自身が「雨おんな」とは言ってはいるが、
見事に晴れた日にイベント行った日もあるし、
…どうも「雨おとこ」がいるらしい(笑)

さて、この日のイベントはソニー主催の
ソニーグループに籍を置くアーティスト達の共演。
正直「I WiSH」ですらも関心が薄れて行く今日この頃だったわたしは、
このイベントのための努力をまったくしなかった(^^;)
ソニー関係のCDを購入して、応募ハガキを送って、
当選しないといけない上、¥3000。
当日某アーティストがステージ上でのたまっていたが
「抽選の上、カネとんのかよ」って気分だったのは否めない(笑)
しかも「祭り」である、ということは
「I WiSH」以外のどうでもイイ他のアーティストも観て聴かなきゃならない。
…そんな基本的な部分で「別にいいや」って気持ちだった。

が、ある日、
「1枚あるんですけど、一緒に行きませんか?」と声をかけていただいた。
いろいろここに書くとマズイ部分もあるので、
お名前は伏せさせていただくが(笑)、
声をかけてもらったコトが非常に嬉しく、
渋谷へ行くことに決めたのだった。
こんな奴でも、気にしてくれる人がいる。…ということはありがたい事で。
今自分はあいちゃんのイベントで知り合ったバンドさんといわば
「友達付き合い」をさせてもらってる関係で、ライブハウスにもそれなりに赴く。
そのバンド以外にも「おお、このバンド、結構イイ曲書くね!」とかいう
新しい発見もあって30半ばを過ぎてもやっぱりライブハウスは楽しい
(タバコ吸わないのでツライ時もあるけど・笑)。
そんな気分で行けばいいか。とそう気持ちを切り替えた。

当日、Centuryのみなさんは事前に集まってお茶をされていた様だが、
自分はちょっとやることがあったため開場寸前に渋谷AXに到着。
小雨まじりの中で、tunebassさん、カズくん、トリエさんと久しぶりの挨拶。
レッズを一緒に観戦してる相棒と携帯でしゃべってると
運営いっかそ氏が目の前を通る(笑)。
電話しながらも呼び止め、すぐ電話を切って話を始めたところ、
Nさん、みゃぁさんも登場、
わんちゃんかあみんさん、けむさん、ジラルデリさん等々、
名前を書ききれないほど一気にCenturyの面々が集まってきた(^^;)

大手レコード会社の仕切りだからか、開場時間もほぼ定刻。
かなりスムーズに入場。
それにしても他の出演者を知らないで来たので、
若い女の子がやたら多いことに気遅れしそうなわたしだった…(笑)。

数年前の甲斐よしひろ以来の「AX(アックス)」。
700番代前半だったのだが、場内はすでに満員モード。
結局、かあみんさんやわんちゃん、ひろゆきくんジラルデリさん、
しらたまさん、コアラくん等と固まる。…が、周りは女性だらけ…(^^;)
自分達の前にも、遠慮せずにドカドカ割り込んでくる
死ぬ程化粧の濃いおねいさまお二人の姿が。
結局、こういうイベントになると傍若無人な方々が横行するのだな… と再認した。
自分のうしろで背の低い女性二人が
「頭しか見えないねー」て言ってるのが聞こえたので
「前に出ますか?」と声をかけた。
正直関心のないアーティストだったので、
少しくらい下がって観ててもどうと言うことはないので(^^;)

18時ちょうどにイベントはスタート。
他のアーティストさんは細かく書く気もないし、
ロクに観ていなかったので… 思いきり割愛します☆

18:52頃、I WiSH登場。思いのほか早い登場だった。
カーテンが開かれると左にグランドピアノのnao氏が
やや客席に背を向ける様なカタチで座っており、右にアコギを抱えたギターさんが。
そしてaiちゃんは黒のタンクトップに黒の長いスカート姿。 黒、好きだよねー。
聴き慣れたイントロがピアノから流れ出す。

「明日への扉」のアコースティック・バージョン。
最初のうち、PAの方の問題か、ギターの音が良く聴こえず…。
そのうちに隣にいたかあみんさんが「ピアノの音、堅くないですか?」と。
確かにハイな感じがしたのは自分も感じた。
この日は、「WInter Greeting」の時の様な
「アンコールなのにテレビ用にワン・ハーフ」という至極中途半端な扱いではなく、
ちゃんとフルコーラスを歌ってくれた。
…というより、ピチレのイベントその他を除くと、
「明日への扉」をフルコーラスで歌ったのはこれが初めてなのか?(笑)
青・緑・ピンクと、淡いスポットの中で「明日への扉」は静かに流れていた…。
歌い終わると深々とおじぎをし、MCへ。

まぁすでにaiBBSでネタバレしてるので詳しく書くまでもないんだけど、
「I WiSHを観に来てくれた方〜 手をあげてくださいー!」
って煽りをかましたあと、
「今日は他にもいっぱいアーティストさんが出てますが、
 わたしたちを観に来てくれたのでなくても手を挙げてください〜」
とツッコミを入れ、笑いをとったあと、さらに
「では、もう一度行きますよ!」ともう一度手を挙げさせ、
「今日は『わたしたち』を観に来てくださって、ありがとうございます!」
…とチャンとオチを付けた(笑)。
だんだんMCも上手くなってきて、
路上で会っても挨拶するのにハニカンデたあいちゃんではもうないのだ、
と改めて感じる。

この日はよーくしゃべってた。
「時間大丈夫かよ」ってみんなが心配したくらい…。
いつもならこの辺りで曲に行くハズが、まだしゃべる(笑)
I WiSHのスタッフさんである「Yちゃん」についてこれまた延々と(^^;)
「特別賞をもらったらしいんですよ!(一体なんの特別賞なんだ!?)」
「ご褒美にオーストラリアに連れてってくれるって言ったのに、
 1年も連れてってくれないんです」
「誉めたら連れてってくれますかね? Yちゃーん、おめでとう!!」
…内輪ネタで盛り上がるのやめーいぃ!(笑)

さらにMCは続き。。。
「今日の衣装は、…なんと自前なんですよ!
 昨日の夜、着る衣装がなくって『ドンキホーテ』に買いに行ったんです!」
の発言に場内爆笑。庶民的なI WiSHってか(`◇´)
「AXまであたし今日歩いて来たんですよ。
 そしたら入口で警備員さんに呼び止められちゃって…(さらに場内爆笑)
 しかもですよ! 今日は自分でメークしてます!」
とキッパリ言い、暖かい会場の拍手をもらっていた(^^;)
「みなさーん、盛り上がってますかっ!」と再び煽るも
「さんざん盛り上げておいてなんなんですけど、
 これから盛り上がる曲は、ありません!(またキッパリ)」
これまたウケまくる。「サードシングル」とか言い間違えたモノの
「あ、セカンドです!」と言い直して
「ふたつ星」を静かに歌いだした…。

ギターから入ってきたのだが、
いわゆるI WiSHのバージョンよりかは若干テンポが緩く、
路上であいちゃんが弾き語っていた「ふたつ星」を思い起こさせた…。
そう、「Winter Greeting」の時は、バックバンドに弦楽奏が付いて
非常にドラマチックな演奏になっていたのとは正反対の「ふたつ星」。
ピアノと生ギターだけ、というシンプルなアコースティックのセットだから成し得た、
路上の空気を思い起こさせるアレンジ。
最近良く書くけど
「真に優れた楽曲は様々なアレンジでも聴ける」を地で行っていたかも…。
正直、『I WISH』というよりも、あいちゃんの路上を想い出して胸が熱くなっていた。
この日のnao氏は何故かピアノのミスタッチが多かった様だし、
aiちゃんも歌詞あやしい部分があったけど(それだけ演奏してないってコトかな・笑)、
「ふたつ星」は良かったと思う。
aiBBSで、あいちゃんが「8月28日の最初のライブハウス=ギルティー」
に出演した事をMCで語った、という書き込みのこともちょっと頭をよぎった。
あの日も「わたしのお気に入りの曲、No.2ですよ」と言って披露されたんだった。
1年半の月日を経て、わたしの耳に届けられた「ふたつ星」は
I WiSHのサウンドではあるが、何も変わらない「川嶋あい」の声だった。

さて、個人的に感慨深いものを感じながらステージではaiちゃんが
「5月19日に3rdシングルが出ます!」と宣伝を。
「『明日への扉』『ふたつ星』に続く“恋愛3部作”
 (いつのまにかそーゆーことになってた様だ…)
 『約束の日』を聴いてください」
なんの予備知識も持たずに初めて聴いた…。
「旅立ちの朝」を発展させた様な詩の世界だな、と感じる。
サウンド的にはどうなんだろう(笑)
まぁいろんな方の意見もあるだろうし、
SONGMANIAではないからそのへんのコトはいいか(^^;)
しかし、「旅立ちの朝」を渋公のステージで初めて聴いた時と
似た様な透明感を感じたのは間違いない…。
「本当にわたしでいいの?」「俺が幸せにするから」
…こんな歌詞が歌われるこの曲は、
自分が実体験を元に曲を書くタイプなので聴いててちょっと恥ずかしいのだが(笑)、
これがメロディーに乗るとなかなかよろしい。
19日の発売を楽しみにしよう。お金ないけど(汗)
間奏で奏でられた12弦ギターのソロがなかなか美しく、
「スタジオ盤」もこんな感じだといいな、
などどまたどうでもイイ部分に耳が行く…。
サビの部分で出ていた声は見事なモノだったけど、
絶好調、ってワケでもない気もした…。
が、他のアーティストの方々を観てて思ったのは、
「歌詞が聴き取れねーなぁ」って事であり。
まぁ、歪んだギターとか、打ち込んだリズムに埋もれちゃってるのも分かるし、
ラップな方々も出演されてたのでなんとも言えない部分も確かにあるけど、
やっぱりaiちゃんの声は何を歌ってるかはっきりわかっていいな。と思った。
アコースティック・セットで音数が少ないから。
ってのもモチロンあるだろうけど、それを差し引いても。

「約束の日」が終わると、それで終わりだった。。。
他の新人アーティストが4曲も自己陶酔してた事を考えると、
もう1曲聴きたかったところだ…。
ま、しょうがないんですが。

その後、数組のアーティストを観て、
いい加減「アキてきたので外に出てます」
とわんちゃんとジラルデリさんが外に出た時、
ステージ袖のミニステージに
「HIT THE SPOT SPECIAL」とイベントのタイトルが入った
スタッフTシャツを着たこの日の出演者
「BEAN BAG」のボーカル・YUMIさんを司会(?)に、
同じく出演者の「北出菜奈」ちゃんと共にaiちゃんもTシャツを着て登場。
場内がまた湧く(笑)。
「三姉妹ですね!」なんちってaiちゃんとYUMIさんはちょいち盛り上がるも、
北出菜奈ちゃんはイマイチ乗り切らず(^^;)
「まだまだイベントは続きまーす! 盛り上がってください!」
とか言いながら、1分もステージにいないで引っ込んだ。 気がする(笑)
…まぁ、オマケ、って感じですか。

その後の出演者目当てで来てる後ろのおねいさま方に、ズイズイ押され、
観てるに観てられない状態になったのと立ちっぱなしで疲れたのとで
「あー、今ここ空けますから、後ろから押さないでくださいっ!」
と文句を言って一度出ることに。
ああいうトコロでは男も女もないんですなぁ…。

さすがにこういうイベントだけに、
最後には「全員揃ってフィナーレ」とかあんだろうとか
「挨拶くらい出てくるだろう」と目論んでいた我々の思惑は見事に外れ、
最後の出演者の後は、全く何ごともなく、
それはそれは静かにイベントは終わった(笑)

帰り際、出口で主催のソニーさんからなにやら袋をいただく。
覗いてみると、スタッフ各氏やaiちゃん達がステージに着て出て着た
スタッフTシャツが入っていた。
しかも「Mサイズ」限定。カラダの大きな方は着られない…?(^^;)
しかしサクマの「缶ドロップ」まで付いて、
なんか妙に得した気分だった(貧乏性だなぁ…)。

イベントが終わり、未だ降る小雨の中、渋谷駅に向かってちんたら歩き、
数人の方とお別れした後「大戸屋」さんで食事をすることに。
まさかDICTIONARYの「大戸屋」の項目にある十六夜さんの
「いつか大戸屋オフを…(いざよい)」
がこんなカタチで実現するなんて… しかも十六夜さん、いないしー(^^;)。
世の中わからんモノですねー。

と、いうところで、ソニーのお祭りに出たI WiSHだったわけだが、
3rdシングルが出てもキャンペーンとかプロモーションも
あまり積極的にはやらないのかしら?
まぁ、「明日への扉」をフルコーラスで聴けたこと、
「ふたつ星」で路上時代を想い出させてもらったコト、
「約束の日」で新しいI WiSHを聴かせてくれたこと。
そしてCenturyのみなさんに会ったこと。
結構立ちっぱなしで疲れたけど、それなりに得るものはあったかなぁ、と。

小雨ふる渋谷はあっという間に深夜になっていた…。
(2004.05.11掲載)