2004年5月2日 美濃町家ストリートライブ

・演奏曲目

路上一回目
時雨
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
12個の季節〜4度目の春〜
路上二回目
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
飛べない鳥
12個の季節〜4度目の春〜
路上三回目
12個の季節〜4度目の春〜
空色のアルバム
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
メインステージ
時雨
飛べない鳥
空色のアルバム
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
12個の季節〜4度目の春〜

・レポートその4(けむさん)

今回あいチャンのライブに初めて遠出しました。
記念に初めてのライブマニア・レポを書いてみようかと思います。

※ NGCさんが美濃でも「LIVEMANIA、LIVEMANIAの投稿をよろしく!」
と何度も言ってたしね(爆)

と言っても、既に他の皆さんの熱いレポが上がっている頃だと思うので
全体の流れはジラルデリさんはじめ他の皆さんにまかせて私のは
感想中心に短めにいきたいと思います。(メモもとっていないし・・・)
そうそう美濃市町屋について補足的な説明もちょっとします。

当日の早朝たっちゃんの車に乗せてもらい美濃をめざします。
休憩をとった浜名湖まではとても順調で、
これは10時ぐらいに着いちゃうなという感じでした。
ところが美濃が近づくにつれ高速道も下の道もどんどん混んできます。
「こ、これが全部"川嶋あい"目当てだったらどうしましょう」
とちょっとあせります。
最大の目的である路上ライブが人が多すぎて見えない、
なんてことになったら遠出した意味がなくなります。
(まあ、さすがにそんなことはありませんでしたが (笑))

12時過ぎにやっと到着。
近くの駐車場に車をとめ、いよいよストリート会場になる一角をめざします。
大通りを入ると、そこには突然昔の町並みが現れます。
しかも道路の真中に赤絨毯(じゅうたん)がひいてあります。
(ここはアカデミー賞発表会場か(笑))
(実はメイン会場での催し物への出場者の通路だった、と後でわかります)

ちょっとした小京都といった感じでなかなか風情があります。

ストリートライブはこの古い町並みの"町屋"と呼ばれる一帯の
2本のメインストリートで行われるようです。

13時から各出場者による1stクールのストリートライブが始まりました。
しかし、町をぐるぐる歩き回っても、結局あいちゃんは見つかりませんでした。

15時からの2ndクールには出るらしいと言う噂を聞きつけ、
また皆で手分けして探します。
今度はわりと直ぐにメインステージで
リハを行おうとしているところを見つけられました。

このリハの時はさすがに見ている人も少なかったので、
あいちゃんもCenturyのみんなに気付いてくれました。
(といっても私ではなくNGCや"か"さんなどの事です)

リハの後はキーボードを目印に3回とも路上の場所を探し当てることが出来ました。
Centuryの皆さんのおかげです。

1回目は「旧 今井家」前で。
真正面の一番後ろで立って聴きました。
去年のランドマーク新星堂での2列目以来の近さです。
とても堪能できました。
ただ、正直なところ、インストア・ライブの路上版といった感じもちょっとしました。
前もってスタッフがキーボードを準備して、
呼ばれてから出てくるといった形になってしまったので、仕方ないですね。
自分で台車を押してきて、
自分でセッティングしてというのは今となっては難しいでしょうね。
(あぁ、2周年記念NHK前路上ライブに行けなかったのが悔やまれます)

本当は、突然始まる「シークレット・ライブ」だったらしいのですが、
他にキーボード使ってるミュージシャンはいなかったので、バレバレでした(^_^;)
100人近く いたのではないでしょうか。

2回目は、近くの広場(公園)で。
今度は真正面の4列目ぐらいに座って聴きました。
今日のあいちゃんのまゆはシュッとしています。(ひろともさん風に)

3回目は「小坂家」前で。
今回はあいちゃんからみて左手前方の後の方で聴きました。
NACK5インターネットライブで弾き語り版を初めて聴いた
「空色のアルバム」を歌ってくれました。
NACK5の時に弾き語りバージョンをとても気に入って、
ぜひ生で聴いてみたいと思っていたので大満足です。

他の2曲は同じ曲の3回目になったので、聴いている人達を見ていました。
実に幅広い色んな年齢層の人がいました。まるでCenturyのようです。
いやCenturyにもいない おじいさん・おばあさん とかもいて良い感じでした。

ここで話題になっていた "うだつ" ですが、
正直あいちゃんの説明を聞いたときには半分ぐらいしかわかりませんでした。
帰ってから美濃市のホームページを見て、納得しました。
実は1回目にライブした「旧 今井家」が一番りっぱな "うだつ" のある家だったのです。
「うだつ」の見えない2回目の広場から話を始めたのが失敗ですねぇ。
3回目の「小坂家」にも "うだつ"があるのですが、
「旧 今井家」に比べるとわかりにくいようです。
下記のアドレスにある「旧 今井家」の屋根の両端にある
1段高くなった白い壁+瓦屋根が"うだつ"のようです。

http://www.city.mino.gifu.jp/index_i.html

そして最後はメインステージでのライブです。
ここで、始まる前に思わぬサプライズが!
なんと525ページのPVが流れています。
しかも壁の白い布に大画面で!
前に座っている二人(かさんとジラルデリさん)も食い入るように見ています。
まさかPVが見れるとは思っていなかったので、さらに大大満足です。

その後のステージも最近の中で一番ではないかと言う出来でした。
3回のストリート・ライブで疲れたのではないかと心配していましたが
逆に良いリハになったようです。
メインステージが一番良かったです。(音響が良かったのもあると思います)

夢のようなひと時が過ぎ、帰路へとたつのでした。

1日で岐阜県美濃市まで往復したことになりました。
さすがに疲れました。
ずーっと運転していた"たっちゃん"はもっと疲れたと思います。
本当にお疲れ様でした。
久しぶりに充実した一日でした。
あいちゃん、みなさん、ありがとう!
(2004.05.10掲載)

・レポートその3(ジラルデリさん)

岐阜県美濃市。
5月2日はここでライブがあると言うことだ。
しかも、どうやら路上ライブもあるらしい。
もしそうなら自分にとって2月19日以来の路上ライブとなる。
私は愛知県在住なので一応地元と言うことになるのかな。
カーナビで計ったら約27キロ、かなり近い。
車にするか、電車にするか。
美濃市は国道156号線沿いだから、
このゴールデンウィークのようなハイシーズンは混みそうだ。
しかも、私は高速道路が走れない。
橋を渡るのも苦手だ。
(これ、精神的なものなんです。)
電車に決めた。

その日の朝は曇り。
前日は夏のように暑かった。
予報では前日よりずっと気温は低いと言うこと。
服装は暑くなってもいいように中はTシャツ、その上に長袖のシャツを着た。
これだけでいいだろう。
家を出て自宅最寄りの江南駅から名鉄に乗った。
木曽川を渡って新鵜沼駅。
私は犬山市内の学校に勤めているので、
時々乗り間違えて新鵜沼駅に行ったことがある(笑)
(犬山駅は本当にわかりづらいんです。)
駅の通路を歩くとJR鵜沼駅。
ここら辺でかなりローカルだ。
自分、こんなところに勤めてたんだ。
高山線に乗って美濃太田駅。
ここは駅の周りにも建物がある。
そして長良川鉄道越美南線のホームに行く。
時刻表を見ると何と1時間に1本。
思い切りローカルだ。
発車時刻にはまだ間があり、かなり心細くなってきたので、
Cショックさんに電話してみる。
Cショックさんは岐阜回りで見えているようだ。
関で長良川鉄道に乗り換えるとのこと。
1時間に1本だから多分一緒の電車になるなと思う。
発車時刻になり電車(本当はディーゼルカー)に乗った。
関でやはりCショックさんが乗って見えた。
周りの風景は山ばかり、本当にローカルだ。
こんなところであいちゃんが歌うんだ。
あいちゃんのライブは今までそれなりの都会だったので、すごく意外な気分。

美濃市駅に着いた。
駅の周りは何もない。
町の中心部に向かう。
中心部と言うほどの建物はない。
とりあえず、本日の会場「うだつの上がる町並み」についた。
まず、そのエリアのオーバルコース状になる道を下見した。
そこで見知った顔が、kusuさんである。
そうか、kusuさんもおいでになると言う話だった。
3人で昼食を取る。
そもそもあまり店がない。
3人とも鰻丼。
Cショックさんは昨日も名古屋でひつまぶしを食べたとのこと。
あまり選択肢がないので、しょうがない。
一人1500円、名古屋のひつまぶしと同じだそうだ。
地方なのに少し高い気がする。
食事中、Cショックさんに電話。
たっちゃんさんからだ。
まもなくこちらに到着すると言うこと。
食事が終わり通りで待つと、たっちゃんさん、けむさんも一緒だ。
さらに、BBSによるとNGCさんとかあみんさんもこちらに向かってるらしい。
最終的にTAK−Nさんも見えた。
この田舎(地元の方、すいません。)にCenturyのメンバーが8人集まった。

下見がてら8人でエリアを歩く。
その間にかあみんさん、NGCさん、たっちゃんさんは
露店で食物を買って昼ご飯にしている。
路上ライブ開始は13時から。
他のストリートシンガーの方はこの時刻から始めた。
みんな、必死にあいちゃんを捜す。
どんな形態でやるかわからない。
ひょっとして、ラジカセなんか持ってきてぱっとやられたらわからない。
そもそもあいちゃんこちらに到着しているのか。
道は車で見えた人たちの話では大渋滞と言うことなので、そうかも知れない。
そうこうしているうちに第1部の時間が過ぎた。
かなりエリアを何周かしたので疲れた。
ひょっとして路上ライブはフェイクで
実際にはメインステージでのライブだけでは、疑念がよぎる。

第2部の15時からになったが皆動かない。
すると15時10分頃NGCさんからキーボードが
メインステージ上に置かれたとの連絡がある。
すぐに駆けつけるとローランドのRDー700と言うキーボードがステージ上に。
いつものRS-5ではない。
これをあいちゃんが使うのだろうか。
そうしているうちにあいちゃんがステージ上に現れた。
この文章も前置き長かったけど、ついにあいちゃんの登場。
リハのようである。
天メロを弾き語りで途中まで歌った。
今日の服装はオレンジのジャケット、インナーが水色、下は黒のパンツに革靴。
爪にエメラルドグリーンのマニキュア。
歌い終わっていったん引っ込んだ。
数分後、又出てきて今度はキーボードの音量だけ見た。
この時点で15時半頃。
地元のスタッフの人に聞いてみると、やはり路上をやるとのこと。
さあ、捜索だ。
手分けして巡回することにした。
自分はCショックさんと回った。
すると16時10分頃今井家の前にひときわ大きな人だかり。
中を見るとキーボード。
ここだ。
すぐに携帯でみんなに連絡。
みんな集まってくる。

「すごいびっくりしてます。」
「みんな近いですね。」
「人がちゃんと集まるか不安だったので思いっきりじらしてみました。」

「時雨」
音響が悪いです。
ハウリング気味か。
スタッフの人が必死で調整していた。
歌い終わって、恒例の水を飲んだ。
「赤い絨毯が埋まってます。」
道路の上にその日のイベントである
和紙衣装コンテスト用の花道である赤絨毯が敷いてあったんです。
その上に前の方の人は座ってました。
「赤い絨毯座っちゃっていいんすかね。」
「赤い絨毯、神聖なものだと思ってたんですけど。」
そんなこと言われたって、スタッフの指示で座ったんで困ります(笑)
「美濃市に始めてきました。」
「趣のある町並みで、日本のこういう町が好きです。」
「岐阜は2回目です。」
「この前はきれいなホールで、エーと。」
ぱるるホールという名前が出てこないようです。
「そのとき来た人。」
何人か手を挙げた。私ももちろん。
隣のけむさんが
「えっ、行ったんですか。」
「LIVEMANIA書いております。」
と、思わず自慢。
「飛騨牛がおいしかったです。」
「又食べたいんですけど、夕ご飯はスタッフ次第なので。」
天メロの紹介をして、

「天使たちのメロディー」
歌い終わって、ポケットから何か出して後ろを向いた。
のどスプレーだ。
やはり調子がいまいちなのか。
「今年、高校を無事卒業しました。」
と12個の説明。

「12個の季節〜4度目の春〜」
歌い終わって
「今日は立ち止まって聞いてくださってどうもありがとうございました。」
出ました、得意のせりふ。
2月19日と一緒で待ちかまえていたんですけど。
「久しぶりの路上ライブだったんですけど、こんなに集まったことはないです。」
「あと160回くらいなので頑張ります。」
「このあと、何回かどこかでやるので探してみてください。」
と、後ろの今井家に消えた。

この時点で16時35分。
さあ、又捜索だ。
キーボードのあとをついて行けばいいんじゃないだろうか。
「でも車で移動するから。」
との声があり断念。
歩き回ると、ちょっと入り込んだ休憩所の前にキーボード。
またまた発見。
みんなに連絡。

17時頃あいちゃんが登場。
本当に神出鬼没。
「2回目になります。」
「集まってます・」
「最後まで聞いてください。」

「天使たちのメロディー」
声がかすれてます。
本当に無理して声帯つぶしたら元も子もない。
心配だ。
歌い終わって、後ろを向いて又のドスプレー。
本当に心配だ。
あいちゃん美濃市の解説をする。
得意げに美濃市のパンフレットを見せる。
その表紙に「うだつの上がる町」と書いてある。
あいちゃんうだつの説明をするが意味がよくわかっていない。
どうやら鬼瓦のことだと思っているらしい。
説明むちゃくちゃ。
ただ、お金持ちの人の家にうだつがあると言うことはわかっているらしい。
「私はうだつが上がっています。」
続いて

「飛べない鳥」
観客から元気ない手拍子が。
歌の途中で、突然音響が止まった。
あいちゃん、キーボードの上を弾く真似。
何と、スタッフの人が電源コードを足で引っかけてコンセントから抜いてしまったのだ。
思わぬハプニング。
コードを差し直して再開。
「どこからにしましょうか。」
「2番からにしましょうか。」
観客から「最初から。」
「じゃ、最初からにします。」
「さっき手拍子少なかったんで、みんな手拍子してくださいね。」
今度は、手拍子多い。
歌い終わって、のどスプレーです。
「2年前から路上ライブやっています。」
「高1の頃から1000回を目指して。」
「長かったです。」
「忘れられない3年間だったです。」
「それを詰め込んだ曲。」

「12個の季節〜4度目の春〜」
歌い終わって
「2回目になりますけどありがとうございます。」

17時25分。
やはりキーボードのあとをついて行くことにした。
すると、キーボードの一行は小坂家住宅の前で止まった。
今度はここか。
「今回で最後になります。」
「是非是非聞いてほしいと思います。」
得意の「是非是非」だ。

「12個の季節〜4度目の春〜」
歌い終わってのどスプレー。
見ている方も感覚が麻痺してきた。
心配なんだけどな。
「うだつって知ってますか。」
又、この話か(笑)。
「うだつは軒先にある化粧がわらで、隣の家が火事になるのを防ぐものです。」
「だんだん贅沢になっていきました。」
おっ、今度はちゃんと調べてきた。
「うだつは美濃市だけのもの。」
と言って、地元の人からつっこまれ、
「だけじゃないです・」と言い直した。
「私はうだつが上がらない女ですから。」
さっきと言ってることが反対だぞ。
観客爆笑。
「大切な人のために作った曲を歌います。」

「空色のアルバム」
歌い終わってのどスプレー。
「次で最後の曲です。」
「そのあと19時15分からステージでライブをやるので是非是非見てほしいです。」
「路上を初めてよかったです。」
「たくさんの出会いがあった。」
「勇気とか希望とかがありました。」
「今日来てくださってるストリートミュージシャンの人のも頑張ってほしい。」
「夢とか目標とかあきらめずに頑張ってほしい。」
「これからも強いメッセージのある歌を作っていきたいです。」

「天使たちのメロディー」
歌い終わって18時5分。
「うだつをもっと完璧に学習してきます。」
「1000回に向けて頑張っていきます。」で、路上終わりました。

次はいよいよメインステージのライブです。
日が落ちかけて気温が下がってきました。
空は朝から曇りですが、雨は落ちてません。
気温が低くなってきたので、もう1枚着たいですけど、
持ってこなかったのでどうしようもありません。
あいちゃんのライブは最近いつも気温が低いです。
とにかくメインステージに向かいました。
そのときメインステージでは他のデュオが歌ってました。
それが終わり席が空いたので、席を確保しました。
お隣はかあみんさんです。
和紙衣装コンテストが始まり、その間かあみんさんといろいろお話ししました。
かなり私のお馬鹿ぶりが際だちましたが。
話しているうちに完全に日が落ちました。
真っ暗です。
ステージの上は明るいですが。

19時半少し前、コンテストは終わってます。
キーボードは設置完了してます。
突然ステージ後ろの白い壁に映像が。
525ページのプロモーションビデオです。
当然、見るのは初めてです。
525のTシャツを着た異様な集団の行進が。
すごい、これを読んでいる方、機会があったら見てみてください。
PVが終了しあいちゃんが登場。

「路上ライブが私の原点です。」
「市長さんから手紙をもらって、それが和紙で作った立派なものでした。」
「今日、最後のライブです。」

「時雨」
「飛べない鳥」
「飛べない鳥」で手拍子が起きます。
歌い終わってのどスプレー。
「美濃市は市政50周年、おめでとうございます。」
「うだつって知ってますか。」
又、この話か。
「ゴールデンウィーク中うまく休みを取ると11連休ですね。」
「楽しんでますか、体癒せてますか。」
私もあいちゃんについて飛び回るので癒せてません(笑)
「私は全部仕事です。」
「明日は福島です。」
「暇な人がいたら福島是非来てください。」
暇ですが、福島までは行けません。
「もうすぐ母の日ですね。」
「私にも大切な母がいます。」
「お世話になってても意地悪したり・・・」

「空色のアルバム」
「続いてメッセージが強い曲を歌います。」
「人生に迷ったり悩んだりしていたら、この曲で踏み出せる一歩を。」

「天使たちのメロディー」
またのどスプレーです。
照明に煙のようなものが映えています。
最初、スモーク焚いてるのかと思いましたが霧のようです。
「寒いっす。」
私も寒いっす(笑)
しかし、あいちゃん風邪引かないだろうか。
だいたい薄着過ぎるのよね。
「暗くなってきました。」
「いっそう趣のある美濃市です。」
「今日は路上ライブも3回やれて、稼がせてもらいました。」
マイクが突然傾きました。
あいちゃん、あわててなおします。
「最後に学校生活と重ねて。」

「12個の季節〜4度目の春〜」
「私ごときのために貴重なゴールデンウィークを使わせてすいませんでした。」
いえいえ、これほど有意義な使い方はありません。
で、ついに本日のライブは終了。

延べ14曲。
堪能しました。
このあと、みんなステージから離れて路地で話していたんですが、そこにタクシーが。
それに何とあいちゃんが。
意識してないんですが出待ちになってしまいました。
思わぬことからあいちゃんを見送りました。
ここで解散し、とっぷりと暮れたなかを
Cショックさん、kusuさんと美濃市駅に向かい家路につきました。
(2004.05.06掲載)

・レポートその2(たっちゃんさん)

あいちゃんの路上が見られる!
それだけで決めてしまった美濃、行ってきました。

当日、GW渋滞を避けるため早朝に出発して到着したのは12時頃。
会場に近づけば近づくほど渋滞がひどくなり、
他府県ナンバーを見るたびに川嶋人気を再確認(違うって(笑))

当日は他のミュージシャン含めて会場内の各所で
路上ライブが行われるとの事で、
あいちゃん探しにぶらぶらしていたのですがなかなか見つからず。
そう広くない会場なので、まだ来てないのかなと思い始めたころ、
夕方からのステージライブを行う会場にあいちゃんが!
ライブのリハを少しやって下がりました。
これで始まるかなと思い再探索。
しばらくすると見つかったとの連絡が。急いで現地に向かう。
すると凄い人だかり。他ではそんなこと無かったのに、
やはりあいちゃんの人気か。なんとか正面最後尾くらいに陣取りをする。
まだあいちゃんは来ていなく、前にはローランドのキーボードだけが
静かにそのときを待っているように見えました。

しばらくするとあいちゃん登場。
きょろきょろと周りの人だかりを見て
「近いですね〜」
「人がどのくらい集まるか心配で少しじらしちゃいました。
 でも大勢来てくれて安心しました、
 こんなに人が多い路上ライブは初めてです」
確かにじらされました(笑)

曲は
1:時雨
2:天使たちのメロディー
3:12個の季節
の3曲。
ちょっとPAの調子が悪かったようでいろいろ後ろで
操作しながらのライブになったのですが、
そのおかげでリバーブ等効いてない
生声に近い天メロが聴けたのが貴重?でした。
「美濃のこういった(古い日本の)街並みはとても好きなので、
 また美濃に来てみたいです」
と言っていたあいちゃんですが、
本当に素敵な街並みで曲の雰囲気ともぴったりだったような気がしました。
「今日はまだこれから何回か路上ライブをやりますので、
 皆さん私を探して聴いてくださいね」
とのこと。おお、それは嬉しい〜

そして2回目。
今度は小さい公園のような一角で始まる。
登場したあと、何か挨拶しようと思ったようだが「えーと…」で何もでてこない。
相変わらずで何とか誤魔化し(笑)曲に入る。

曲は
1:天使たちのメロディー
2:飛べない鳥
3:12個の季節
の3曲。
飛べない鳥の演奏途中、2番ももう終わろうかと言うあたりで突然音が消えた!
えっ?…
あいちゃんもスタッフの方を振り返りながら笑顔でキーボードの弾きまね(笑)
(めちゃめちゃ可愛かったです…)
どうやらスタッフの一人が足にアンプ等のコンセントを引っ掛けたらしく、
電源が落ちてしまった様子。
「どうしましょうか…2番の最初から行きます?それとも1番から?」
とあいちゃんが聞くと、1番からのところで大きな拍手が(笑)
ほとんどやり直しになってしまいました。
あと、MCで
「この中に美濃に住んでいる人〜」と聞くと手がぱらぱらと。
「他の人は他県から来た人のようなので、わたしが美濃の事を説明します」
おおっ。あいちゃん大丈夫か?
心配は的中。
このあたりの街並みの特徴である「うだつ」を説明しようと頑張るのだが、
どうも理解し切れていない様子で、しどろもどろになりながら話してしました。
しかもだいぶ間違えてるし(笑)
(この「うだつ」はよく「うだつの上がらない人」と言う言葉で用いられる
元になった古い日本家屋の伝統的な装飾(元は防火目的)なのです。)
で、「私はうだつの上がる女ですね。」と自分を持ち上げてました。
その通りだけど普通自分で言わないよ…あいちゃん…(苦笑)

そして3回目。
さすがにだんだん追いかけるコツが分かり、今回は前の方で座って見ることに。
「今日の最後の路上ライブになりますが、
 何時間か後でステージの方でもライブをやりますので見に来てください」
とステージライブの紹介をしたところでスタッフに
「7時何分からでしたっけ?」と質問(笑)
「7時15分からだそうです」
と答えるが実は結局7時30分から。スタッフも間違えたのかな?

曲は
1:12個の季節
2:空色のアルバム
3:天使たちのメロディー
の3曲
MCでは早速、
「皆さん、「うだつ」って知ってますか?」と質問。
2回目のライブでの説明を知っている人が多いので観衆には笑いが。
今度はさっきの失敗を取り戻すべく覚えてきたらしく、ちゃんと説明していました。
そして、最後には
「私のようなのをうだつの上がらない女って言うんです」と。
あいちゃん、さっきと違うじゃんとツッこむ観衆(笑)
そして
「今回のイベントで路上アーティストがいっぱい来ていますが、
 私も路上を始めて良かったと思っています。
 自分に自信がついたし…みんな頑張ってください」
というような話をして最後の路上ライブは終わりました。

そして最後にステージでのライブ。
前に行われていたイベントが終わってしばらくたつと、
だんだん周りの人が多くなってきて良く見ると凄い人数に。
祭りに来た人たちのほとんどがいるんじゃないかといったくらいの人の多さでした。
そろそろ始まるのかなといったころ、突然流れてきた525ページ。
ステージを見ると、PVが流れている!予想だにしなかったのでびっくり。
渋谷の街並みをあいちゃんを先頭に525Tシャツを着た女子高生が
みんなで練り歩くシーンはインパクトもあり、
あいちゃんの表情もすごく気負いの無いもので素敵でした。

そしてPVが終わるとあいちゃん登場。
衣装はさっきまでの路上のままでオレンジっぽい上着と黒のパンツルック。
「すごく久しぶりに路上ライブをやって、久しぶりに自分の原点に帰った気がします」
と今回の路上の感想を述べるあいちゃん。
なんでもこのイベントに参加するにあたって、
市長さんから和紙でお手紙を頂いたそうです。
さすが和紙の町ですね。

曲は
1:時雨
2:飛べない鳥
(MC)
3:空色のアルバム
4:天使たちのメロディー
(MC)
5:12個の季節
の5曲でした。
途中ではまた
「みなさん〜「うだつ」って知ってますか?もういいですよね?」と。
「みなさんはGWなんですよね。わたしは全部仕事なんです。
 明日は福島なので、暇な人は見に来てください」
う…(ドキッ)最初は行こうと思っていた福島だが
今日のライブでかなり満足してやめようかなと考えていた心にちょっと罪悪感。
ごめんねあいちゃん。
あと、
「私は路上ライブ1000回を目指しているのですが、今日はかなり稼げました」
ともいってました。
最後のは入らないのかもしれないけど、少なくても3回分を1日でできたからでしょう。

最初はちょっと声が厳しそうかなという感じでしたが、
終盤に向けて尻上がりに調子がよくなっていった感じで、
最後のステージライブではすっかりと更けた静かな暗い夜の空にあいちゃんの声が響いて、
山々に吸い込まれていくような素敵な雰囲気を味わうことができました。
周りに明るいネオンとかが無いので、
あいちゃんが太陽のように中心になって全てを照らしているような感じでもありました。

ちなみに、私は今まであいちゃんの路上ライブを見たことがありませんでした。
この間の渋谷のときも駆けつけることができなかったので、
イベントとはいえ本人も話している通り原点でもある路上ライブを
見ることができたことはとても嬉しかったです。
とても近くにあいちゃんの笑顔がある。自然に観客に語りかけてくる。
こうやってあいちゃんは今までやってきたんだなぁということを感じました。
とても多くの人が集まってしまったためか、今回はCDの販売は無し。
私のもうひとつの夢である「手売りでCDを買う」事は実現できませんでしたが、
それはまたいつかきっとかなうと信じていようと思っています。

本当に美濃まで行った甲斐がありました。
とても充実したライブだったと思います。
楽しかったです!
(2004.05.06掲載)

・レポートその1(NGC)

「あいちゃんは雨女じゃない!」
「きっと誰か雨男がいるんだ!」
そんな事を話しながら断続的な渋滞の中
静岡駅で拾ったかあみんさんと美濃市に向かった。
空は曇っている、降水確率は0%〜10%・・・
まさかなぁと前述の話になったわけで
正直言うとかなり心配していた。

11時位に到着できると思っていたが13時に現地到着。
車を置いて会場エリアに行くとすぐに顔なじみの方とお会いした。
総勢8人・・・
今回は路上も行うとの事なので
とりあえず路上のエリアをぶらつく事にした。

13時から14時の1stクールには姿が見えなかった。
14時からの催しが終わった15時過ぎ
メインステージにキーボードをセッティングしているのを
見つけて一応みんなを集めた。

13時25分あいちゃんが登場してリハをはじめた。
今日の格好はオレンジのジャケットに水色のシャツ、黒のパンツ。
「天使たちのメロディー」を少し歌い終了。

本人が確認できたので8人で散って路上を探す事にした。
連絡が入り1回目の路上の場所、旧今井家前に急いだ。
ボードがセッティングされていて
道がふさがれる位人が集まっていた。
200人ほどは集まっただろうか。。。

16時10分人だかりに少し驚いたようにあいちゃんが登場。
「人が集まってくれるか心配だったので、ちょっとじらしてみました。」
「今日はここ以外に2、3箇所で路上を行うので
 この後はがんばって探してください。」
かなり慣れた感じのMCから入り1回目の路上がはじまった。

1曲目「時雨」
2曲目「天使たちのメロディー」
3曲目「12個の季節〜4度目の春〜」

曲の間のMCで美濃市と会場の感想と去年の岐阜でのライブの話
aibbsの方に前日の徳島でのライブが少し調子が悪そうだったと
書き込みがあったので心配して聞いていたが
ひどくはないが調子は悪そうな感じで
いつものオーラがそれほど感じられなかった。

「こんなに集まった中での路上ライブは初めてでした。」
「今日は聞いてくださってありがとうございました。」
最後は路上ライブ終了時の決り文句でした。

1回目が終わりみんなが散ってまた路上を探しに・・・
公園でセッティングしているとの連絡で公園へ
公園は道の角にあり横が空いている事もあって
普段あまり見る事がなかった真横から見ることにした。

17時ちょうどあいちゃん登場。
「2回目になります。」
「みなさん最後まで聞いていってください。」
挨拶が終わり2回目がはじまった。

1曲目「天使たちのメロディー」
2曲目「飛べない鳥」
3曲目「12個の季節〜4度目の春〜」

2曲目の「飛べない鳥」の途中でアンプのコンセントが抜け
観客の希望により最初から歌い直すといった嬉しいハプニングがあった。

曲の間のMCでは
「今日は美濃市に住んでいる方少ないですよね。」
「他見の方が多いようなので美濃視についてあまり詳しくないですよね。」
「私は詳しいので美濃市の事を詳しく説明します。」
とパンフレットを取り出して?観客の笑いの中で説明をはじめた。
「ここ、『うだつ』のある町並みって言うんですが
 みなさん『うだつ』って何の事かわかりますか?」
「私は知っています・・・」
ここからがメチャクチャであいちゃんらしいって言うか
回りに確認しながら説明をしていたんですが
私もですがたぶん観客もまったくわかりませんでした。
結局、私は隣で見ていたおばあちゃんに聞いて『うだつ』の意味を知った。

「私は『うだつ』のあがる女です。」
「みんな私みたいになってください。」
と調子が出てきて2回目終了。
1回目に較べて2回目はだいぶ調子が出てきたようで
久々の路上があいちゃんに力を与えたって感じでした。

3回目は小坂家の前(たぶん・・・)17時42分にはじまった。

「今回で最後になります。」
「最後まで聞いてください。」

1曲目「12個の季節〜4度目の春〜」
2曲目「空色のアルバム」
3曲目「天使たちのメロディー」

「みなさん『うだつ』って知ってますか?」
曲の間のMCで笑いながらあいちゃんが言うと
集まった観客の歓声と笑いが起った。
「『うだつ』と言うのは家と家の間にある壁の事で
 火事の延焼なのを防ぐために少し高くしてあります。」
「のちにお金持ちが作る様になってそこから
 『うだつ』が上がるとか言うようになりました、」
今度は何とか説明でき面目を保ったってところでしょうか。。
この『うだつ』についての盛り上がりで
あいちゃんもかなり乗ってきたようでした。

この3回目の路上は1回目に較べると別人のような感じで
あいちゃんの歌は最高に近い状態でした。
路上の力なのか歌うたびにオーラの量が増えていき
さすがあいちゃん、やっぱりすごい娘です。

3回目も無事終了して残すはメインステージでのライブ。
会場では他の路上アーティストが演奏していた。
あいちゃんの出番はこの後の催しの後、
観客席もすでに埋まりつつあるので空いている所を
個々に見つけて座る事にした。
私は少し待っていたら一番前の列が空いたので
少し悪い気がしたけどせっかくなのでそこで見ることにした。

催しが終わって見回すと人があふれている。。。
ざっと数えると500人位だ。
椅子の間にも人が座っていて不思議と嬉しかった。

突然ステージの白い壁に「525ページ」のPVが流れた。
まだ完成品ではなかったけれど面白かった。
知った顔も映っていて完成品が楽しみです。

19時30分路上と同じ格好であいちゃん登場。
「すっごい、すっごいっすね。」
会場からあふれている観客を見て第一声。
「今日は昼間から路上ライブをやっていました。」
「これでかなり回数が稼げました。」
と路上ライブの話をして
「実は今回美濃市の市長さんから和紙の御手紙を貰って
 和紙の手紙なんて初めてで大変感激して参加を決めました。」
今回のライブに参加したエピソードを披露して
「では2曲続けて歌います。」

1曲目「時雨」
2曲目「飛べない鳥」

「美濃市誕生50周年おめでとうございます。」
「みなさん『うだつ』って知ってますか?」
「もういいですよね。」
と美濃市にエールを送り
今日のキーワード『うだつ』で観客は大盛り上がり
あいちゃんも乗りまくってる感じだ。
GWの仕事の話をして3曲目の紹介に入った。

「もうすぐ母の日ですね。私も母がいます。」
「日頃けんかばっかりしていたんですが
 私にとって一番大切な人です。」
「そんな人に思いを込めてこの曲を作りました。」

3曲目「空色のアルバム」

声も出ていて想いがバンバン伝わってきて、すごかった・・・
今まで聞いた中で一番のできだった。
この1曲を聞けただけでも今日来て良かったと思った。
かのフランスの伝説の歌姫エディット・ピアフは
自分の感情が高ぶった時(恋人と別れたときとか)に
ステージで歌うと最高の歌声になり観客を魅了した。
そんな事を思い出しあいちゃんも同じなんだと感心した。

4曲目「天使たちのメロディー」

あいちゃん最高の出来のまま
会場は野外の駐車場に作られた特設ステージで
曇っていなかったら満点の星の下で見れたけど
夜の野外でのライブに不思議とこの曲がマッチしていて素敵でした。

「寒いですね。」
「今日はこんなに趣のある場所でライブが出来て本当に良かったです。」
「みなさん最後までありがとう。」

5曲目「12個の季節〜4度目の春〜」

雰囲気最高、あいちゃんの歌声最高、言うことなかった。

歌い終わってあいちゃん退場。
あいちゃんの調子を心配していたのがうそのようでした。
ただやはり体調は良くなかったかもしれません。
今後の予定を考えると体が心配です。

路上ライブや野外のライブっていいですね。
あいちゃんをまったく知らない人やI WiSHは知っていても
川嶋あいを知らない人がかなりいたと思います。
近所のおばちゃんやおじさん、子供たちいろいろな人が
あいちゃんの歌声を聞いてくれた事が本当に嬉しかった。

また、昔の町並みや和紙、日本画、陶器を見るのが好きな私にとって
美濃市にこんな町並みがあると今日はじめて知った。
ほとんどの店を回りながら観光も楽しむ事ができ
『うだつ』の意味を知ることができた。
これもあいちゃんがライブをやってくれたおかげです。

今日は最高の日でした。
”あいちゃんありがとう!”そして”君は雨女じゃないよ!”
(2004.05.06掲載)