2004年4月23日 インストアライブ
@HMV高崎VIVRE店

・演奏曲目

時雨
飛べない鳥
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
12個の季節〜4度目の春〜

・レポート(ひろゆきさん)

HMV高崎VIVRE店が4月23日(金)にオープンするということで、
そのオープニングイベントとして、
我らが川嶋あいさんのインストアライブが同日19:30より行なわれました。

このインストアライブ、HMVのサイトでは出演告知されていたものの、
川嶋あい公式HPでは発表が無く、また、Century内aibbsにおいても、
高崎、という東京から行くにはやや遠いところで行なわれるということで、
事前の話題としてはいまひとつ盛り上がりにかけていたような感じでした。
ですが、私はこの日仕事が非番でしたので、
思い切って、高崎まで観に行こう!と決めていました。

当初の予定では、「行きは在来線で(予算の都合上)、
帰りは新幹線で(翌日の勤務に支障があると困るので)」と考えていたのですが、
実際には出発した時間が予定より遅くなってしまったので、
結局、往復とも新幹線利用となってしまいました(爆)。
ちょっと痛い出費となってしまいましたが、
在来線で行って時間に間に合わずにインストアライブを
観逃してしまうよりはマシと思いましたので…。

高崎へは上野駅から新幹線に乗って約1時間で到着しました。
乗ってしまえば、結構、あっという間に着いたっていう感じです。
やはりビミョーな距離です(笑)。
事前の情報によると、HMV高崎VIVRE店は駅の近くと聞いていたので、
特に下調べもせずに来てしまいました。

ですが、初めての所で土地勘が有るわけでもないので、
当然のことながら道に迷い(笑)。
やっと見つけた観光案内所は閉まっているし、
どうしよう…と思っていたらちょうどそこにお巡りさんが通りかかったので、
道を尋ねる事に。
すると、何のことはない、私は駅の反対側の出口に出てきてしまっていたようです(笑)。
お巡りさんに教わった方に行くと、ちょっと先にもう「VIVRE」「HMV」の文字が…。
しかし、そのVIVREの店頭スペース前に何やら黒山の人だかりが出来ています…。
なんだろうと近づいて見てみたら、
その日同じくオープニングイベントに来ていた
諸星和己さんの握手会がまだ終わっていなかったのでした(笑)。

「あいさんのライブもココでやるのかな?」
諸星さんを横目に、とりあえず、VIVREの中に入り、B1FのHMVに向かいました。
店内にはまだ“出来たて”っていう感じの内装の匂いがします(笑)。
おっ、張り紙発見!「川嶋あいミニライブは1F店頭スペースで行ないます。」
やはりさっきの所のようでしたので引き返しました。

しばらくして諸星さんの握手会が終わり、いよいよ観覧スペースの入れ替えです。
すると近くにいた女子校生たちがステージ前に向かって一斉に走り出しました!
ビックリ!その流れに押されるように私も前に…(笑)。
うまいこと、観覧スペース一番端っこの、だけどステージに近い位置を確保できました。
この位置なら誰の邪魔にもなりません(笑)。
観覧スペースを見回すと、明らかに客層がいつもと違います!
いつもより、制服の学生さんが目立ちますし、親子連れの姿もチラホラ…。
普段なら男性の方が圧倒的に多いのですが、ここでは、男女半々位でしたでしょうか!?
特にファンと言う訳でもない地元の方の姿が多く見られ、
普段ライブ会場でお見かけするような方は殆どいらっしゃってなかったと見受けました。
観覧スペースは満員です。
道路を挟んだビルの2階か観ようとする人もいました。2〜300名くらいでしょうか。

ライブが始まるまでの間、ステージのセッティングと
お店のスタッフの方から観覧に関する諸注意のアナウンス。
まあ、お決まりの事ですが(笑)。
キーボード(ROLAND RD-600)がステージ中央に置かれました。
どうやら今日はあいさんの弾き語りのようです。
そんな時、ヤスさんが観客の様子を窺いに来ました。
私は端っこに立っていたものですから、一応ヤスさんにご挨拶を(笑)。
「Centuryの人は皆さん忙しいからなかなか遠くまでは足を運べないけど、
 ちゃんといつでも、あいさんの事を応援していますから…」
この一言をヤスさんに告げられただけで、
ココまで来た役割が果たせたような気がします(私なりに・笑)。

そうこうするうちに、開始定刻の時間となりました。
司会役の女性の方があいさんをステージに呼び込みます。
ステージ下手から、あいさん登場!
この日の服装は、襟から胸元にかけてヒラヒラの付いた水色の半袖のカットソーに、
黒色のパンツ姿でした。
客席の女子校生たちから
「カワイイ〜!」やら
「おおぉっ!」とか
「ちっちゃ〜い」とか
黄色い(!?)歓声とも溜息ともつかぬ声が飛んでいきます!(笑)
キーボードに向かって座る、あいさん。
「元気ですか?」とMC.。

1曲目は「時雨」。
始まる前は、18日(日)にラフォーレ原宿で既に復帰されているとはいえ、
あいさんの体調が気がかりでした。
ですがこの日の声の調子は良かったように思います。
お客さんも初めて聴く方が多いであろうこの曲を静かに、しかし真剣に聞き入ってます。

「時雨」が歌い終わって、あいさんのMC。
「寒いっすね(笑)。皆さん大丈夫ですか?もうちょっとだけ我慢して聴いてて下さい(笑)」
半袖着ているあいさんがこの中で一番寒そうです(爆)。

2曲目「飛べない鳥」
客席の皆さん、やはり静かに聴き入っています。
でも曲が終わった時の拍手と歓声はけっこう大きかったです。
そんな時私はと言えば、店頭スペースとはいえ、
夜空の下で唄っているあいさんを見て、なんとなく感慨に耽ってしまいました…。

「少し前にリリースしたのですが、次の曲は5年間かけて創った大作です。」

3曲目「天使たちのメロディー」
この曲は、実にあいさんの声が良く出ていました。
客席も天メロは聴いた事があるっていうような雰囲気の方が多くいらっしゃいましたね。

「5/26に3rd maxi Sg.『525ページ』を発売する事が決まりました!」と、あいさん。
“ワー!!”っと、お客さん。
「でも、ピアノを覚えてないので、今日は唄いません!!」と、あいさん。
“エェー!!”とウケるお客さん(笑)。
「『525ページ』を聴きたい人は今度出るCDを買って下さい(笑)!」
「あと一週間くらい練習したら出来るようになると思いますので、
 次に群馬に来たら、また聴きに来てください(笑)」
(うーん、なんだか、今日のあいさん、エライご機嫌だなぁ…。)
「次の曲は“卒業”をテーマにした曲で…、今日最後の曲です。」

4曲目「12個の季節 〜4度目の春〜」
最前列にいる女の子が“CD買ったよー”って、嬉しそうにあいさんに見せています。
あいさんも“あー!ありがとう!!”って表情をして、すごく嬉しそうです。
そのやりとりは観ているコチラまで、嬉しくなってきてしまいました(笑)。
この曲も、そんなやりとりの中で、あいさんの気分がノッていたせいか、
いつもよりすごく、響いて聞こえました…。

約30分、4曲を唄って、ライブは終了。
「みなさん、ありがとうございました〜。また群馬に唄いに来ます!」
と約束をして、あいさんはステージ下手にハケていきました。

終演後は即売会が行なわれ、
5th、『天使たちのメロディー』『12個の季節』の他に、
『路上集0号』も販売されていました(何故か1,001円でした・笑)。
購入者にはポストカードがついてきました。

さて、最近私はあいさんのライブをCenturyの皆さんと一緒に見ることが殆どだったですが、
今回、独りで高崎まで来て私が思ったことは、
所謂“常連さん”が全くいないライブっていうのも違った楽しみもあるなぁ…
って思いました(今回のライブ、私はある意味、『傍観者』的な気分で観ていました)。
あいさんが全国を廻る意味が、ほんの少しですがわかったように思いました。
また、見知らぬお客さんの前で唄っているあいさんの姿を見て、
「渋谷の路上で歌っていた頃も、何人もの見知らぬ人が
 あいさんの歌の前にこうして足を止めていたっけなぁ」
などと柄にも無く振り返ってしまいました。
「今日は高崎まで来て良かったなぁ…」
私はほんの少し幸せな気分になって、帰りの途につきました…。

余談:帰りの高崎駅にて、新幹線用の改札を入った時、次の電車が来るまで30分位、
時間があったので、しかたなくその場で唯一開いていた飲食店に入ろうとしました。
ですが、そこには既にあいさんとヤスさんがいらっしゃっていたので、正直焦りました(笑)。
何も悪い事をしたわけでは無いのですが、
なんだか自分が“出待ち”“ストーカー”をしたように思われたらどうしようって考えて、
ヘンに困ってしまいました…(汗)。
普通なら其処であいさんに話し掛けるよい機会と捉えるのかもしれませんが、
この時はお食事中の様でしたので、
少なくともオフタイムには話し掛けるのは失礼ですよね…。
とっても不自然なスルーの仕方をしてしまったので、
この場をお借りしてあいさんにお詫び申し上げます。
ごめんなさい。
(2004.04.27掲載)