2004年3月20日 合同卒業式ライブ(東京)
@東京厚生年金会館

・演奏曲目

12個の季節〜4度目の春〜
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
どんなときも
夢の中へ
Never stop singing !
525ページ
Ark
雨になる
空色のアルバム
10 卒業〜坂道〜(カバー)
ごめん(歌:CHiYO)
卒業〜坂道〜(歌:CHiYO)
11 卒業写真(カバー)
12 卒業(カバー)
13 my graduation(カバー)
14 12個の季節〜4度目の春〜

・レポートその3(NGC)

先週までの陽気がうその様に寒い朝
しかたなく冬物の上着を引っ張り出し家を出た。
招待の葉書にはなるべく正装でお越しくださいとあったが
東京で映画見たりする予定だったので私服で行く事にした。

東京に着き東中野で映画を見てから(謎)
15時30分、会場の東京厚生年金会館に着いた。
すでにかなりの人が中に入り会場を待っていた。
私はいつもの仲間を見つけて挨拶をして会場を待つ。
ママさんからマルちゃんがいると教えられたので
「お久しぶりです」
「今忙しいから後で…」
と一応会釈程度の挨拶をして戻ると一般の入場者は外で待つ事になったので
会場の外で整理番号順に並んで待つ事になった。

3月末とは思えない寒さ&雨の中1時間ほど待たされた。
その間、顔見知りの方と挨拶をしたりしていたが
よく見ると皆さんスーツ着てる…さすがだ。
私はこれが正装だと開き直るってかネクタイ大嫌いってのが本音(爆)

いつものように?予定より遅れて会場入り
席はちょうど真中のTVカメラ等の前に決めグッズを買いに行く。
一応ストラップ、Tシャツ、タオルを買って席に戻り開演を待つ。

17時16分緞帳が上がり
白いワンピースのあいちゃんが登場

1曲目「12個の季節〜4度目の春〜」
イントロが終わってもあいちゃんの声が聞こえない。
演出?アレンジ変えたのか?とか思っていたがただのミスだった。
さすがに慣れたものであいちゃんは動じなかった。

2曲目「天使たちのメロディー」
最近ライブ続きで疲れているのか少し声がかすれている。
ちょっと心配したがやはりこの曲は聞き入ってしまう。

「こんばんは、川嶋あいです」
「今日は雨の中、卒業式コンサートに
 来ていただいてどうもありがとうございます」
「今日は何とただですね、スタッフが赤字だと
 なげいていたけど私には関係ありません」
笑いを誘うMCが入りサザンの話で観客を立たせて
コールの練習で観客を煽りあいちゃん自身ものってきた
「どんなときも!」のコールで

3曲目「どんなときも」
さっきまで心配していたのがうそのようにあいちゃんの声が出ていた。
本当に楽しそうに歌うあいちゃんを見ていると体の力が
すーっと抜けるようにリラックスでき日頃の鬱な気分が
どこかに飛んでいったように感じられる。
やっぱり「どんなときも」はイイo(>_<)o
そのまま続いて

4曲目「夢の中へ」
最近2ndマキシばかりエンドレスで聞いているので
初めてこの曲を生で聞けて嬉しかった。
SONGMANIAに「今後ライブなんかで盛り上げる時に使われそうですね」
なんて書いたけど早くもその通りになりました。
そのまま続いて

5曲目「Never stop singing !」
この曲は本当にのりがいい。
あいちゃんも飛び跳ねて歌って楽しそうだ。
バンドメンバーの紹介をこの曲で行うのも恒例になってきた。

「疲れましたよね、座っていいですよ」 
と観客を座らせMC
卒業生を立たせ挨拶してから
ライブが盛り上がらないのでと敬語使わない宣言
(まぁむりだろうなぁ…)
そして5月25日に3rdシングル「525ページ」発売の重大発表を行い

6曲目「525ページ」
聞くたびにいい曲に思えてくる…いい曲だ(笑)

7曲目「Ark」
これも初めて生で聞いた。
去年の高田馬場のESPミュージカルアカデミーのライブで
歌うはずだった曲(私の推測)なので不思議に嬉しかった。

8曲目「雨になる」
「Ark」に続いてこの曲を聞くとあいちゃんの想いがいっそう強く伝わってくる。

9曲目「空色のアルバム」
久しぶりに生で聞くこの曲心に染みました。

ここでMC
CHiYOちゃんのお話をして最後に
「最近CHiYOちゃんのHPによく書き込みがあるみたいで
 応援してくれるのはすごくいいんですけど。
 私を裏切らないでください!」
場内からは「ごめんなさい!」との声もあったが私は
「大丈夫!」と声をあげ、
するとあいちゃんも聞こえたのか
「大丈夫」っと言っていました(^^ゞ

10曲目「卒業〜坂道〜」
あいちゃんが歌うんだったらCD聞いておけばよかった。
実は買ったはいいがまだ聞いていなかったので
なるほどこんな曲かと聞き入った。

「ごめん」のイントロが流れあいちゃんが歌い始めた時緞帳が下りてきた。
なんだ???と思っていると
「えっ!」
とあいちゃんの声が聞こえたのでまたミスかと思っていたが
舞台袖からなんとCHiYOちゃんが登場してそのまま

「ごめん」を歌う。
彼女の歌は去年のY2Kで聞いた以来だった。
その時より身長もかなり伸びたのか大きく見えました。
そして自己紹介の後CHiYOちゃんコールをして

「卒業〜坂道〜」
やっぱり自分の曲の方が声が出ていて感情もこもって
Y2Kの時より確実に成長しているのがわかる。
あいちゃんと同じ様に自分で曲を書いて
歌えればこれから大きく成長するかもしれないですね。

しかしあいちゃんの「ごめん」聞きたかった(^^ゞ

1部が終了して2部「卒業式」へ
いろいろあって…はっきり覚えていない(^^ゞ
制服姿のあいちゃんが登場して

11曲目「卒業写真」
荒井由実のカバーだがあいちゃんの声に合っていて想像以上によかった。
Centuryのbbsにカバーして欲しい曲ってスレにレスしたのがこの曲だ。
一緒に口ずさみながら聞き入った。
そのまま続いて

12曲目「卒業」
尾崎豊のカバーだ。
あいちゃんが尾崎を好きなのは知っていたが歌うと思っていなかったので
よけいに嬉しかった途中まで一緒に口ずさんでいるといきなり歌詞が変わった。
「路上からの卒業」をテーマにあと173回となった路上を歌った。
場内大爆笑でした。

13曲目「my graduation」
言わずと知れたSPEEDのカバーだ。
超イントロの段階でわかった。
SPEEDの曲は大好きなので本当に嬉しかった。
これももちろん口ずさんで一緒に歌った(笑)
悔しかったのが最後にあいちゃんが
「みんなも一緒に!」と言った
「ララララ〜forever true love ララララ〜I remember your love」の
英語の部分がなかなか思い出せず最後に1回しか口ずさめなかった事(爆)

「制服を着ました」
とMCが入る高校3年間の思い出話、歌で得たもの、そして
「世界はいやな事ばかりですけど、そういうことからも卒業出来る様に、
 今日もう一度この曲を歌います」

14曲目「12個の季節〜4度目の春〜」
Centuryの仲間であるあすかちんも参加した学生コーラスをバックに
途中「桜吹雪」の舞う中あいちゃんが歌う。
場内ももちろん私も一緒になって歌った。
歌いながらあいちゃんの制服姿もこれで見納めなのかと思いながら
参加した数少ない路上の事を思い出し目頭が熱くなった。
歌い終わったあいちゃんが拍手の中
会場の通路を小走りに通って退場し合同卒業式ライブは終わった。

最近、会社でいやな事ばかりでかなり落ち込んでいた私にとって
「川嶋あいの世界」に触れる事は何よりの楽しみであり
生きるエネルギーをもらえる場所だと痛感しました。

”あいちゃん、本当に素敵な1日をありがとう”
(2004.03.25掲載)

・レポートその2(ジラルデリさん)

いよいよ、東京の合同卒業式ライブ。
自分、これを一つの目標にしてきたので、胸がわくわくする。
天気は悪そうだ。
朝起きて出発の準備をする。
ワイシャツを着て、ネクタイを締める。
休日で、遊びに行くのに、何か不思議な気分。
正装でと言うことだから仕方がない。
コートを着て、玄関口を出た。
暖かい。
コートのボタンを閉められない。
家に戻って、コートを置いた。
東京は寒いと言うことだけど、多分大丈夫だろう。
これが甘かった。

新幹線のぞみで品川駅に着いた。
やはり、雨。
そして、寒い。
やはりコートはいった。
とにかく新宿へ向かう。

13時30分頃、会場の東京厚生年金会館に着いた。
中は暖かい。
誰も見えてない。
しばらくすると、ひろともさん、ママさん、いっかそさんが見えた。
3人とお茶することになった。
ちょっと緊張する。
しばらくしてBLUESさんがお見えになった。
お会いするのは去年の年末の豊島公会堂以来だったのでずいぶん久しぶりだ。
お元気そうで何より。
お茶を飲み終わり、ロビーに降りるともうかなりの人数。
いろいろの方にご挨拶する。
特にビレッジさんとお話。

15時30分頃、ロビーがすごく混んできたので、
整理番号の赤以外の人は外へいったん出てくれとのこと。
えーっ、外は寒いよ。
外に並ばされる。
ここで、風邪引くと今仕事忙しいので大変なことになるんだけど。
列に並んで待つ。
長い。
直樹さんが何とキャリーケースを持って見えた。
今、香港から帰って見えたそう。
大変。
わんちゃんさんも一家4人でお見え。
寒いのにお子さん大丈夫かな。
Cショックさんが見え、チケットが381番なので、
誰かに入れてもらわなきゃと言われるので、私のところにお入れする。
自分は82番です。

すごく押して、16時40分頃やっと会場に入れた。
とりあえず10列目に座れた。
Centuryの大集団とはちょっと離れたところ。
その中で、ひときわ目立つのがひろゆきさん。
なんと礼服だ。
正装って言うくらいだから当然じゃないですかとのこと。
角帽にマントじゃなかったんですか。
私も前日に本物の卒業式で礼服来たので、着てきたかったけど、やはりやめた。
グッズを買いに行った。
大阪で買えなかった青と黄のストラップがあったので2個ずつ買った。
17時、まだ始まらない。
まあ、コンサートって定刻には始まらないから。

17辞16分頃、緞帳が上がった。
ついに始まる。
いつものフルバンド。

「12個の季節〜4度目の春〜。」
最初あいちゃんの声が聞こえない。
音声のトラブルだ。
しばらくしてやっと声が出た。
今日のあいちゃんは白いノースリーブのワンピース。
髪はアップ。

「天使たちのメロディー。」

「こんばんは、川嶋あいです。」
「今日は雨の中、私のそして皆さんの卒業式コンサートに
来ていただいてどうもありがとうございます。」
「今日来てくださった皆さんは何とただですね。」
「ただより安いものはありません。」
場内爆笑。
「今日、私のスタッフが大赤字だって悲しんでいたんですけど。」
「私には全く関係ありません。」
場内大爆笑。
「今日は盛り上がっていきましょう。」
「最近、サザンのビデオがあるんですけど、すごくうらやましいと思ったんですけど、
みんな立っててすごい盛り上がってたんですよね。」。
「と言うことで、みんな立ってください。」
「2階席の人も、1階席の人も卒業を記念して今日は立ちましょう。」
「これからちょっと声を出す練習をします。」
「おーっ。」
「せーの、おーっ!」
「あいちゃん!」
「かわしまっ!」
「みんな盛り上がってますね。」
「1階席、2階席、かっこいい人、女の人、スタッフ、バンド。」
バンド、声が小さい。
5人だから当たり前。

「どんなときも。」
手拍子。
あいちゃん得意の指ぱっちん。

「夢の中へ。」
歌いながら、上手に下手に移動する。

「Never stop singing!」
あいちゃん、ぎこちなくステップを踏む。
途中でメンバー紹介。
最後にジャンプして曲終了。

一つ大きく肩で息をして。
「疲れましたよね、座っていいすよ。」
「これから長い話が始まるので。疲れたー。」
本当に疲れてます。
息がすごく荒い。
「3月と言えば卒業ですね。」
「この中に卒業生の人はいますか。」
「じゃあ、立ってください。」
「恥ずかしがらずにみんな。」
「おめでとうございます。」
「いろんなことから卒業しなければなりません。」
「今日、私卒業しようと思うことがあるんです。」
「最近悩んでいるんですよ。」
「私のコンサートってどうも盛り上がらないじゃないですか。」
「研究して発見したんです。」
「私敬語を使ってるじゃないですか。」
「今日からコンサートで敬語を卒業します。」
「いいすか。」
「ここで重大発表。次のシングルが決まりました。5月25日発売。」
「じゃあ525ページ行くよ。」

「525ページ。」
後ろに赤く525と投影される。

「Ark。」
「雨になる。」
「空色のアルバム。」
水を飲む。
暗いからよく見えなかったけど、ひょっとして、のどスプレーか。

「私の後輩がプロデビューしたことみんな知ってる。」
「CHiYOちゃんって言うんですけど。」
「皆さん、CHiYOちゃんが来ることを期待してる人も多いかと思いますけど、
 呼んでません。今日は私のコンサートなので。
 最近CHiYOちゃんのホームページによく書き込みがあるみたいなんですけど。
 応援してくれるのはすごくいいんですけど。私を裏切らないでください。」
場内爆笑。
「今日は彼女の『卒業〜坂道〜』を歌います。」

「卒業〜坂道〜。」
あいちゃんの歌で聞くのは初めて。
CHiYOちゃんのよりいいと思うんだけど。
歌い方がまるで違うし。
コアラのマーチさんはCHiYOちゃんの方がいいって言っておられたけど、
好き嫌いの問題かな。

続いて、「ごめん」のイントロが流れる。
あいちゃん歌い始めたとき突然緞帳が下りてきた。
客席「えーっ。」
あいちゃんも「えっ。」
緞帳が下りてしまった。

客席からアンコールの声、訳のわからない拍手。
すると緞帳の前を下手から白い服装の女性が現れた。
トラブルの状況説明にスタッフが現れたのかと思った。

「ごめん」のイントロが再び流れ出し、その女性が歌い出した。
CHiYOちゃんだ。
着ている服は制服らしい。
上手。
はっきり言って、私、彼女の持ち歌はあまり感心しなかったのだが、
これはすばらしい。あいちゃんに十分太刀打ちできる。
「こんばんは。CHiYOです。さっき福岡から来ました。」
やっぱり演出だったのか。
でも、あいちゃんの「えっ。」は本当に迫真だったけどな。
「たくさんの人の前で歌うのは初めてなのですごく緊張しました。」
「将来はあいちゃんのようなすごいアーティストになりたいと思います。」
拍手。
CDの宣伝。
「3月29日が両親の結婚記念日なので。」
笑いと拍手。
「もう少し時間があるそうなので『卒業〜坂道〜』を歌います。」
CHiYOちゃんコールを要求。
会場ものる。
こんどはCHiYOちゃんの
「卒業〜坂道〜。」
今日はよく聞こえるなあ。
歌い終わって、CHiYOちゃんステージから下がった。

続いてヤスさんの声で
「ただいまより川嶋あい、そして会場の皆さんとの卒業の部を開催いたします。
 本日は足下の悪い中たくさんの方々にお集まりいただき
 誠にありがとうございました。
 今日は皆さんにとっての卒業です。
 いい思い出を作りましょう。」
観客を立たせて、揺れる練習をする。
よく訳がわからない。

緞帳あがる。
「ただいまより川嶋あい高校卒業企画に移りたいと思います。」
「一同起立。」
「きおつけ。」
「卒業生川嶋あい。」
イントロが流れている。
「はいっ。」
あいちゃんが制服姿で現れた。
桜岡Pさん扮する校長先生のところへ行く。歌い出す。

「卒業写真。」
名古屋に続いてでたユーミンソング。

続いて歌い出す。
曲名が出てこない。
よく聞いた曲なんだけど。
後でわかった尾崎豊の「卒業」
途中で、自分の路上ライブ卒業に引っかけた歌詞に替えて歌う。
続いて
SPEEDの「my graduation」
水を飲む。
それとものどスプレーか。

「卒業なので制服を着ました。」
スポンサーの方にお礼を言う。
「卒業は本当に思い出に残るものですよね。」
「私の高校3年間は本当に大切な大切な時間ばっかりで
 たくさんの思い出がありました。
 スタッフに会えたこと、そして皆さんと会えたこと。
 後、オリコンで10位をとったこと。」
拍手
「私は歌でたくさんのことを得ることができて、
 歌からたくさんのものをもらいました。」
「なので、お返しに何かしていきたいと思っています。
 私がちょっと考えてることがあるんですね。まだ、お話ができないんですけど。
 いずれいつか必ず発表します。
 今世界でいろいろ争いごとや、いやなことがあって、
 そのために最後に1曲歌いたいと思います。皆さんも一緒に歌ってください。」

「12個の季節〜4度目の春〜」
最後はやはりこの曲か。
弦楽器付き。
途中で後ろの幕が開く。
そこには、制服を着た高校生の合唱隊。
背景の左に満開の桜の木。
上から桜吹雪が。
涙が出てくる。
あーすばらしいライブ。
「今日はほんとうにありがとうございました。」
大拍手。
歌い続く。
大拍手。
あいちゃん。ステージから降りてくる。
通路を通って会場後ろへ。
去った。
拍手鳴りやまず。
アナウンス流れ、ライブは終わった。

いつも思うが来てよかった。
これほどの感動なかなか得られない。
ありがとう川嶋あい。
本当に偉大なアーティスト。
これ書いてて泣ける。
川嶋あいファンでよかった。
(2004.03.25掲載)

・レポートその1(BLUESさん)

雪だった。
桜が咲いたばかりだと言うのに、朝の雨は雪に変わっていた。
年末の豊島公会堂から約3ヶ月、
自分自身の都合であいちゃんから遠ざかっていての今日の「合同卒業式」だった。
運営の仲間にこそ2月に一度会ったけど、
Centuryという枠ではホントにどなたにも会っていなかった。
そんな日に雪か。。。 と、お昼過ぎに寒い部屋を出た。
京浜東北線が荒川を渡って赤羽に近付くと、雪は雨に戻った。
「東京って温度高いんか?」
と下らんことを考えつつ電車を乗り換え、新宿へ赴く…。

とにかく新宿へ出るのも久しぶりだった。
歌舞伎町の入り口で軽い食事を取るも、時間はまだ3時間近くある。
紀伊国屋へ言って立ち読みをすることに(笑)。
立ち読みが目的、というより、外が寒いので暖まりたかった、と。
そうしていると、運営いっかそ氏からメールが。
もう会場にいる、とのことで移動。
会場の喫茶店で、ひろともさん、ママさんと一緒に、
ジラルデリさんも同席されていた。
あまりに久しぶりなので、顔が引きつっていたかもしれない(笑)

しばし歓談のあと、ひろともさんといっかそくんが
あいちゃんへのプレゼントをスタッフさんに渡しに行く。
戻って来るといっかそくんが
「ぶ、ブルースさん、ま、マルちゃんがいます!!!」
と興奮した口調で(笑)。
「えー!?」
ということで早速ママさんと二人で
会場の入口にいたマルちゃんに会いに行くことに。

いたいた、渋谷公会堂公演以来の人懐っこい顔がそこに。。。
「今日はお手伝いなんですよー!」
とちっとも変わらない口調で(笑)
やっぱりあいちゃんの「卒業式」には、ちゃんと来るんだね、おねえさんは(^^)
彼女が受付にいる「川嶋あい」のコンサート。
最初のギルティから早1年半なんだな、
とママさんと喫茶店に引き上げながらしばし想いに耽る。。。

その後、入場のために並ぼうと思ったら
この「合同卒業式」の主賓である「卒業生」のみなさんが
すでに入口ロビーの階段に犇めいている。
「一般の方々」である我々は、冷えきった会場外で延々開場を待たされるハメに。。。
その間に、久しぶりにお目にかかる方、
trashさん等、初めてお目にかかる方に並びながらご挨拶。
みなさん、あんな場所で失礼しました。
しっかし、あいちゃんのイベントでは
待たされるのはとっくに慣れている、とは言え寒かった。
体調が悪い人も実際いたし、入場時間を繰り上げるとかなかったんだろうか…。
あれだけ冷えた日だったんだから、
もうちょっと考えて欲しかったですよー、スタッフさん(^^;)

さて、小一時間外で待っていよいよ入場。
会場後方にはビデオカメラ数台が設置され、PAもプロユースの本格的なモノ。
さすが「新宿厚生年金会館」でのイベント。
会場の伝統から言っても渋谷公会堂と甲乙付けがたい場所でもある。。。
しかも「御招待」なのでタダだし。
事務局さんはなんて太っ腹なんだろう、
と長時間寒い場所で待たされた事を忘れるわたしだった(笑)

Centuryの仲間と、13〜14列目(後ろが通路のほぼ1階真ん中)に座席を決め、
噂に聞いてた「川嶋あいグッズ」を買いに行く(笑)
生活費のことがあるので、限定購入になっちゃったけど(^^;)、
とりあえず「無料」で観に来てるのでグッズくらい買わないと。。。
と妙なトコロで貧乏臭い。
まぁ、また今度、いろいろ買いますので。

さて…
1階席がほぼ埋まり出した17時16分、会場のアカリが落ちた。
緞帳がゆっくりあがる。。。
「青空」をイメージしたステージ背景に
髪をアップで白いワンピースのあいちゃんが登場。

イントロはオリコン10位を記録した最新シングル「12個の季節」。
さすがに「合同卒業式」というだけあって、予想通りの曲でオープニング。
が? 歌い出しでマイクがオフになっててあいちゃんの声が聞こえてこない… 
始めは「演出か?」と思ったが、あれはPA屋のミスですかね(笑)。
しっかりしろよ、って感じ。
モニターではちゃんと自分の声が聞こえていた様で、
あいちゃんは何ごともなかった様に歌っている。
やがて声がスピーカーからも出てきたが、
オープニングナンバーということで幾分緊張してる様だけど声はバッチリ出ていた。
ただ、会場の大きさ故か、ボーカルの音質が固めになっている様で、
ちょっと「ハイ上がり気味かなぁ」と感じた。
あいちゃんの問題ではなく、
PA屋さんがただでさえクリアなあいちゃんの声を
もっとハイな状態で出しているので、
高音が出てる部分では幾分キンキンした声に聞こえてしまう…。
しかしながら、左からギター、ベース、ドラム、
あいちゃんを挟んでキーボード、そしてコーラスのおねいさん。
あくまで「生」・「演奏」にこだわるあいちゃんのこの姿勢が好きだ。。。
「12個の季節」もストリングスを省いたバンド・アレンジながら、
原曲の持つイメージはまったく損なわれるこのとないアレンジで、
非常に好感が持てた。

引き続き、1stシングルの「天使たちのメロディー」へ。
でも、イントロでは廃盤なった「1stデモ」に入ってる
サイレントなバージョンよろしく、エレピの音色での導入。
一瞬、あいちゃんの路上での弾き語りが頭をよぎり、なんだか切ない気持ちに(笑)
この曲も新しいアレンジだったのだろうか?
ここ最近はあいちゃんのステージを観ていないので細かいことが書けない。
が、徐々に楽器が楽曲に被ってくるアレンジはわたし好み。
このアレンジが逆に新鮮で泣けてくる(笑)
何度も書いて来たけど、
この曲はアレンジが変わる度に表情を変えて生き続ける曲ですね。

2曲歌ったトコロで水を軽く口にしてMCへ入る。
「雨の中、みなさん『合同卒業式』へようこそ!
 みなさん、今日タダですよね? 
 『赤字だ!』とウチのスタッフが泣いてましたけど…
 あたしにはカンケーありません!(顔が笑ってないぞ…)」
と場内の爆笑を誘う(笑)。 まぁMCも上手くなったよ☆
「こないだサザンのビデオ観てたらみんな立ち上がって盛り上がってるんですよ!
 あたしのコンサートって盛り上がらないので、みなさん立ってください!!」
と立たせた後、さらに
「かけ声の練習もしましょう!」と(^^;)
「おー!」「あいちゃーん!」「カワシマー!」と練習で会場を煽った後、
「バンドが一番ダメですねぇ〜☆」と落ちをつける。
メンバーのみなさん、お気の毒に。。。

そんな空気のまま、
「どんなときも」のコールでお馴染みのナンバーが始まる。
ターコイズブルーのバックの中に黄色いスポットで浮かぶあいちゃんは、
今のMCでリラックスしてきたのか、声に躍動感が出て来た。
若干コーラスのおねいさんの声が音が小さいかな。。。
と思っていたら2コーラス目のサビ前での小意気なブレイクで意表を突く。
まだ3曲目だけど、丁寧なアレンジと入念なリハーサルをして来たことが伺える。
しかし、この日はかなり声が出ていた。
「どんなときも」はバロメーターになりますな(笑)
でも、もうこの曲をオープニングで聞くことは、ないんでしょうかね…。
そんなおじさんの想いとは関係なくステージは進行(笑)

4曲目の「夢の中へ」に突入。正直途中まで曲名忘れてたんですけどー。
この曲を聞くと「I WiSHな曲だよね」て感想に至るのだけど、
実際あいちゃんは歌いながらステージの右へ移動(あいちゃんからは左)、
そして2番ではステージの左側へ…。
そして、自ら右手を左右に振って、
「Winter Greeting」の時の「☆キラキラ☆」みたいでした。
こういう最近の曲が「どんなときも」とか初期の名作の後に置かれていると、
「進化するソングライター川嶋あい」を再確認せざるを得ないですね。

ステージでは「夢の中へ」の勢いそのまんまで「Never stop singing !」へ。
CDのテイクより、もちろんテンポは早く、何度聴いてもライブ向きな曲ですなぁ。
「きっとつかめgood chance」の部分で飛び上がったり、
小気味良くステップ踏んだりしながら、メンバー紹介。
お馴染みのメンバーさんです(笑)
ドンドン進化する川嶋ナンバーを畳み掛けられるにつれ、
1stや2ndの曲をあいちゃんがハチ公前で俯きながら歌っていた頃のことが
フラッシュ・バックしたのは何故なんでしょう。
単純に歌詞に鏤められた曲名にあたしの記憶が反応しただけなんでしょうけど。

…とかなんとか思ってるうちに「Never〜」も終わり、MC。
「みなさん疲れましたよね、座っていいですよ!」 
あなたがイチバン疲れてそうだ…(笑)
「3月は卒業ですね!…今年卒業する人、立ってください!」
と、この日の主賓である卒業生のみなさんを立ち上げ
「おめでとうございます!」と。
結構な数の若者(笑)が卒業するんですね〜(他人事)
で、続けてMC。
「私のコンサートって盛り上がらないんですよ。
 …やっぱりこの『敬語』がダメっすよね(笑)
 今日から敬語辞めます!」
とまた「川嶋宣言」が飛び出した(笑)。
思えばあいちゃんのコンサートって、
昨年末の豊島公会堂といい、こいうの多いなァ(^^;)
「ここで重大発表です!」と一際声を大きくしてあいちゃんが言う。
心の中で「梨が腐ってたのか?」と思いつつ、あいちゃんのコメントは
「5月25日に次のシングルの発売が決まりました! 
 …トコトン、5・2・5に… こだわったヨ」

あいちゃんが言い終わるのを待って
ステージバックに「525」という数字が投影され、
最近ライブで人気の高かった「525ページ」が披露された。
ここのトコロあいちゃんのライブ御無沙汰だったわたしは
すでに豊島公会堂で聴いた印象も薄れ、
「こんなんだったかなァ」という調子(笑)
けどあいちゃん本人は実に楽しそうに歌っている。
サビの歌詞もまったくもって「女の子」らしい。
そんな「明るい」曲が終わってみると、意外なイントロが。。。

ステージで初めて聴くことになった5th収録の「ヘビー」なナンバー「Ark」。
初演奏? LIVEMANIAの曲目だけを漁ってみたけど、ちょっと見当たらない。
ステージはバックにネオンで星を鏤めた様なライティングで… 
夜から朝への空の変化を模してる感じ。
曲のイメージにはかなりハマっていた。
しかし、この曲をココで歌う、というのは
「卒業」にあたって自分の気持ちを確かめようという気持ちだったのだろうか…。

引き続き「雨になる」を歌ったことで、それは一層感じられた。
自分の歩く道を探して不安と絶望におびえてた16歳の女の子が、
18歳になって世の中を憂れう気持ちを歌っている。
時間というのは本当に人を大人にするのですね。
あいちゃんの気持ちを写すかのように会場を照らしていたバリライトが止まった時、
曲が終わった…。

「雨になる」の余韻を引きずったまま、
久しぶりに聴くことになる9曲目「空色のアルバム」。
今度のライティングは前曲と違って「虹」を思わせるカラフルな感じ。
オリジナルの柔らかい、優しい空気のアレンジとは若干赴きが異なり、
やや激しい雰囲気にシフトされていた。
でも、あいちゃんの声は演奏に負けないんですな(笑)
個人的にこの曲は、路上での弾き語りの印象が非常に強く、
バックバンド付きでの演奏はかなり意外だったのですが…
案外イイね!(^^)
ちなみに、ファンクラブからあいちゃんへのプレゼントは、
この曲のオリジナル・オルゴールでした(特注品)。
みなさん、ありがとうございました。

4曲歌ったところで、MC。
後輩のCHiYOちゃんのお話。結構前振りが長いので
「来てます!」って言うのかと思ったら
「呼んでません! …あたしのコンサートなので(笑)
 CHiYOちゃんを応援してくれるのは嬉しいんですが、
 あんまり彼女のBBSに書き込まないでくださいね(笑)
 あたしを裏切らないでください☆」
とかなんとか言いつつ読んでるんだよなー、きっと。と隣のシエンさんと笑う。

「彼女の歌を歌います」とCHiYOちゃんの「卒業〜坂道〜」を「カバー(?)」
ジャケットのイメージに近いライティングの中、あいちゃんが歌う。
ぶっちゃけCDは買ったけど、忙しくてまだ聴いていなかったおじさんは…
本人の歌を聴くよりも前にあいちゃんの声で聴いてしまった…(^^;)
ゴメンなさいね、CHiYOちゃん(汗)

「ふーん、こういう曲、だったか…」と思ってるうちに曲が終わり、
引き続き「ごめん」のイントロが。
歌に入ろうとした瞬間緞帳が降りてきて、あいちゃんの「あれ?」という声が…
「へ?」と思ったらステージ左袖からミニスカートのかわいい女の子が。。。?
「あ、あれがCHiYOちゃんか!」
改めて観てビックリした。「大人っぽいなー」と。
去年のあいちゃんの渋谷公会堂の時、客席で一瞬見かけた切りで、
まして歌ってるトコロを観るのは初めてだった。

CHiYOちゃんはそのまま「ごめん」を歌った。初めて声を聴いた。
歌い方はそうとうあいちゃんを意識してる気がした。その透明感も似ている。
が、あいちゃんが「蒼い透明」なら
CHiYOちゃんは「パールホワイト(黄色系)な透明」だと感じた。
理由は、ない(笑) ただそう閃いたので、ツッコミは却下(笑)
歌い終わって年相応の女の子に戻った気がした。
「今日、フクオカから来ました。
 大勢の人の前で歌うのは初めてなので緊張しています。
 今日はちょっとですけどCDを持って来てるので、買ってください
 (この辺の言い方が実にういういしく、かわいい)。
 3月29日は両親の結婚記念日なので、何かプレゼントしたいんです」
となかなか泣かせるコメントを(笑)
「あいちゃんの様な歌手になりたいです。
 …あのぅ、CHiYOちゃんコール、してもらっていいですか?(笑)」
かわいいね〜(^^)

会場の暖かい「CHiYOちゃん」コールに包まれて、
今度は自分自身で「卒業〜坂道〜」を熱唱。
やっぱり自分の曲の方が気持ちも落ち着くんだね(笑)
あいちゃんと比べるとまだ「歌い慣れていないのかな」って思う部分もあったけど、
舞台度胸もなかなかよろしいですね。
イイもの観ちゃったカモー、って気分でした。
歌い終わると、トットとステージ袖に消えるCHiYOちゃんでしたー。

さて、ここまでで「1部」が終了。
「卒業式の部」です、という
スタッフ=カンファレンスの(タブン)ヤスさんの場内アナウンスが。
いろいろ喋ってくれていましたが、全然覚えていないので、飛ばします(笑)

始業?終業? のカネが鳴る中緞帳があがり、Pさんと思しき名優が(笑)
白髪のズラを付けて制服姿のあいちゃんに卒業証書を渡す…。
もう、あいちゃんの制服姿を観ることはないんだなぁ。
…と思うと、1年半前、真夏のクソ暑い7月にハチ公前で汗だくになりながら
爽やかな笑顔でCDを打っていた16歳のあいちゃんを想い出し、
マジで「親戚のオジサン」になった気分になって来て、
ちょっとホロリとしてしまった…。

あいちゃんは荒井由実の「卒業写真」を歌う。
「松任谷」になる前からユーミンを聴いていた方々は、
あいちゃんがこの曲を歌うことにかなり感慨を覚えられたのではないか、と。。。
コーラスのおねいさんもキーボードを弾きつつ、
ステージのライティングが黒を基調にイエロー・グリーン・オレンジがカオスして、
ちょっと切ない空間を作り出していた。

続いて、途中まで曲名をすっかり忘れていたのだけど、尾崎豊の「卒業」を。
リアルタイムなんですけど、当時あんまり「尾崎、尾崎」って騒がれてたので、
逆にほとんど聴いた覚えがないヒネクレモノなので(笑)。
この曲でナニが良かったって… そりゃ2番の替え歌でんがな(^^)/
「路上あと何回演ればいいんだろう?
 まだ173回も残ってる
 路上からの『卒業』」  …歌詞カエルなー(笑)
でもオモロかったので「よしっ!」場内も爆笑☆

さらに続く「卒業カバーシリーズ」、今度はSPEEDの「my graduation」
おじさんはサビに入るまで曲名が分からず、またしても隣のシエンさんに聞く始末…。
だって、この頃の島袋ちゃんの声がキンキンしてて好きぢゃないんですもーん。
まぁ、それはいいとして、
エンディングの「ラララ〜」でまたしても右手を左右に振るあいちゃん。
う〜ん。。。I WiSHだなァ。。。

15曲目の「my graduation」が終わると静かにMCを入れる。
「わたしの高校生活は大切な時間ばかりで… 路上で沢山の人に出逢って…
 オリコンで10位にもなれました(笑)」
て言うあいちゃんの横に、ストリングスの方々がセッティング。
あいちゃんのMCは続く。。。
「歌から、歌うことからいろいろなモノを得ました。
 今、世界はイヤな出来事ばかりですけど、
 そういうことからも『卒業』出来る様に、今日もう一度この曲を歌います」
そう言って演奏されたのはシングルバージョンの「12個の季節」
ステージ後方には我がCenturyのあすかちんも参加した
約100(もっといた?)人の学生コーラス隊。
そして「桜吹雪」がステージの袖から…。
演出とは分かっていても、あの曲に桜吹雪はハマリ過ぎだった。
まさにプロモを観てるかのごとく、桜吹雪の舞う中で、
あいちゃんは後ろに大勢のコーラス隊を率いて、
美しいストリングスが流れる中「12個の季節」を歌いあげる。
なんだ? この一体感は… 曲を通してその後ろにいるコーラス隊を反響版にして、
あいちゃんの痛いくらいの気持ちが伝わってくる。
なんだ? 言い様のないこの気持ちは…?

先日から「人生をリセットしたい」って鬱な気分がココロを支配していたのに、
「前を向いて歩きましょうね」と、背中を押された気持ちでもあった。
…不思議だった。
そして、あいちゃんのコンサートとしては渋谷公会堂以来、気が付いたら泣いていた。
ハっとしたらあいちゃんがステージにマイクを置いて、
近くの通路を足早に通り過ぎて行った。
あっと言う間だった。
…なんか夢でも観てる様なその一瞬だった…。

終演後、ちょっと放心していたかもしれない(笑)
けど… 雪から始まり、マルちゃんに半年振りに会い、
落ちて行く一方だった精神状態を久しぶりにCenturyの仲間に会うことで
前向きに切り替える事が出来、最終的にはあいちゃんの歌で
「がんばりましょうね」とエールを送られた様な1日だった。
だから、川嶋あいから離れられないのだ、とその時確信した。。。

そんなわたしの「合同卒業式」だった。

久しぶりに書いた… もう、いいかな。ってちょっと思ってた(笑)
でも、「読みたい」って言ってくれる人がいた。
期待を裏切ったかもしれないけど(笑)
この場を借りて『ありがとうございます』
(2004.03.25掲載)