2004年3月17日 合同卒業式ライブ(愛知)
@東別院ホール

・演奏曲目

12個の季節〜4度目の春〜
ごめん
どんなときも
夢の中へ
525ページ
空色のアルバム
雨になる
Ark
卒業写真(カバー)
10 天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
11 12個の季節〜4度目の春〜

・レポート(ジラルデリさん)

14日の大阪に続いての合同卒業式ライブ。
私の地元、名古屋である。
あいちゃんのライブは20回以上見ているが、地元はやっと3度目。
平日だが、午後休みを取って会場の東別院ホールへ向かった。
服装はビジネス姿。
東京では正装でと言われているくらいだから問題はないだろう。

地元なので、易々と会場へ到着。
15時頃。会場は東別院会館の3階。
何と2階は仏壇の永田屋だ。
すごい場所。
3階に上がると、もう制服姿の高校生たちがかなりいた。
聞けば、チケットに整理番号が打ってあるが、これは全然関係なく受付順とのことだ。
早くついてよかった。
この待ち時間に何とキーボードのこうへいさんとコーラスのゆきちゃんと話せてしまった。
思わず自分の名前を売り込んでしまう。

オープン予定の16時より早く受付が始まった。
何と受付で名前を言う。
それを係の人が名簿でチェックする。
本当の卒業式みたい。
ロビーの玄関には紙の花を飾った卒業式という紙が貼ってあるし。
自分は一般というカテゴリー。

16時を回り会場へ入れた。
会場は何と、ステ−ジの上にこそ楽器が置いてあるが、右手には式次第の張り紙。
席は前の方が卒業生、そして在校生、1番後ろは保護者席だ。
本物の卒業式みたい。
自分は保護者席。
笑える。

席を確保して、グッズを買いに行った。
大阪でストラップが売り切れで買えなかったので、ストラップがほしい。
売っているのは何とこうへいさんとゆきちゃん。
ストラップを5個と言い、1万円札を出すとこうへいさんがあわてだした。
おつりがない。
すかさず、じゃあ10個という。
これならちょうどなのでおつりはいらない。
我ながら経済観念がない。
でもさっきまで話していた人にそう無碍なことはできないよね。

会場に入って、始まるのを待つ。
定刻が迫ると卒業生の席の高校生たちがロビーに消えた。
定刻になり、ステージの上に司会の女性が。
「これより川嶋高等学校合同卒業式を行います。」
「卒業生入場。」
わー、本当か。
ロビーから行進曲に乗り卒業生たちが入場してくる。
拍手の中を。
そして、最後尾にはTシャツにジーパン姿のあいちゃん。
保護者席の前、つまり自分たちの前を通り卒業生の席にあいちゃんを含め全員が着いた。
あいちゃんって背小さいのね。
「本来の卒業式ですとここで校歌が歌われるのですが、全員で歌える校歌がありません。」
何なんだ、これは。
「続きまして、校長挨拶。」
「ですが、共通の校長先生がいませんので挨拶はありません。」
会場爆笑。
「続きまして、来賓祝辞。」。
祝電の披露、スピードワゴンからです。
来賓、東海テレビ野田悟プロデューサー。
「この茶番劇につきあってくれてありがとう。」
以下略。

「ただいまより卒業生一人一人紹介したいと思います。」
名前が一人ずつ呼ばれ、起立していく。
最後があいちゃん。
「卒業生代表挨拶。」
「代表川嶋あい。」
「私の高校生活、それは一生忘れることのできない宝物です。
一人東京へ旅立ち胸を弾ませていた1年生の春。
いつしか絶望に代わり暗い夢の中に閉じこめられました。
けれど何とか夢をあきらめたくない気持ちで始めた路上ライブ。
そんな中で出会った仲間が夢の後押しをしてくれました。
寒さと暑さ、そして雨と警察と戦い続けた2年の頃。
毎日渋谷の片隅で歌う私にたくさんの人たちが温かい気持ちを分けてくれました。
寒い冬の日にわざわざストーブやカイロを届けてくれたこと。
いつも元気づけてくれたこと。
立ち止まりそうになったとき私を立ち上がらせてくれたのは
路上で出会い応援してくれた皆さんのおかげです。
この場を借りてお礼を申し上げます、どうもありがとうございました。
そして3年の夏、夢の渋谷公会堂ライブ。
ずっと夢見ていたことが現実になる喜びは生涯の糧となるでしょう。
そして改めて思うことは私を支え続けてくれたスタッフと
私を応援し続けてくれた皆さんです。
本当にありがとうございました。
3年間いろいろのことがありました。
そして旅立つときがやってきました。
旅立つ私たちをこれから待ち受けているのは必ずしも
楽しいことばかりではないと思います。
どんなときもその壁を乗り越える勇気を忘れることなく
たくましい人になっていきたいと私は思います。
苦しいときは励まし合い、うれしいときは分かち合う、
高校生活で出会った仲間たちと1歩ずつ助け合っていきたいと思います。
これからも夢をあきらめることなく前を向いて歩き続けることを誓い
高校生活を閉ざします。
平成16年3月17日。卒業生代表川嶋あい。」
大拍手。
長いです。
でも、泣けます。
Centuryの人たちの話が・・・。

「卒業証書授与。」
「代表の方を抽選で決めます。」
もう、訳がわからない。
「最後に全員で記念撮影をしたいと思います。」
「卒業生退場。」
音楽に乗り卒業生が退場した。
第1部終了。

10分の休憩後。
第2部開始。
あいちゃんと、バンドの皆さん歩いて配置につく。
フルバンドです。

「12個の季節〜4度目の春〜。」
服装は卒業式の時と同じ、グッズのTシャツのジーンズです。

「ごめん。」
続けて歌う。
曲の間の拍手がない。
名古屋人ってシャイなんだ。

「こんにちは、川嶋あいです。」
「今日は、合同卒業式イン名古屋と言うことでやってきました。」
「みんな元気ですか。」
客席の反応が悪い。
「元気じゃないですかね。みんな元気。」
「名古屋は手羽先がうまいですね。」
「朝はモーニングセットに必ずゆで卵が付いてくる。」
名古屋って喫茶店王国なんです。
「すごいいいところです。」
「今日は卒業式第1部びっくりしたでしょ。」
「校歌もないし、校長先生もいないし。」
「しかもみんないろんな制服来てくれたのに、
私はTシャツ、ジーパンでごめんなさいね。」
「今日は卒業式も終わったので、みんな盛り上がっていきましょう。」

「どんなときも。」
客席手拍子。
あいちゃん、得意の指ぱっちん。

「夢の中へ。」
この曲がよくわからなくて、終演後、コーラスのゆきちゃんに確認した。
歌い終わって、水を飲んだ。

「では次の曲はなかなかライブでも歌わない曲なので、
 今日聞く人が初めてだと思います。」

「525ページ。」
歌いながら、ステージの上をまず下手に、続いて上手に移動する。

「空色のアルバム。」

「私のグッズを持ってきました。」
「プレミアものです。」
CDの宣伝。
「買わないとだめです。」

「雨になる。」

「Ark。」

「次の曲はみんな卒業生がいると言うことで、特別にカバーを持ってきました。」
「名曲で、すごく有名な曲なので、みんな学校生活を振り替えって聞いてください。」

「卒業写真。」
でた、ユーミンソング。
あいちゃんの歌でこの曲が聴けるなんて。
時代を超越する名曲。
いつか、あいちゃんの曲も時代を超越する名曲になってほしい。

「今日はどうもありがとうございました。」
「最後にこの曲を聴いてください。」

「天使たちのメロディー。」
歌い終わって、あいちゃんステージから下がっていった。

アンコールがあるよね。
ステージ照明ついてるし。
自分から口火が切れない。
周りもなかなか。
何となく元気なくアンコールが。
あいちゃんすぐに出てきた。
キーボードのこうへいさんと共に。
「最後にこの曲を合唱して終わりましょう。」
歌詞カードは配られていた。
キーボード伴奏のみで。

「12個の季節〜4度目の春〜。」
あいちゃん、舞台の下手で、みんなの合唱を誘いながら歌った。
歌い終わって、ステージから去っていきました。

最初の演出にははっきり言って笑えたけど、
11曲も歌ってくれていいライブでした。
自分にとって、この次はいよいよ東京だ。
東京はどんな構成なんだろう。
とにかく楽しみ。
(2004.03.24掲載)