2003年12月22日 渋谷GIGOライブ

・演奏曲目

Silent Night
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
時雨
twelve seasons〜4度目の春〜

・レポート(わんちゃんさん)

前日の突然の告知、当日朝までいけないと思っていたところ、
明日は休みだから、少し遅れても行ってみようと思いつき、
定時で仕事を上がった後、駅まで猛ダッシュ・・・。
ところが、電車に目の前で行かれてしまったり、
次に載った電車が車内トラブルで停車時間が長くなったりと、
「日頃のおこない」が悪い(?)ことと運動不足を恨めしく思う時間が続く。
渋谷駅前は鮮やかなイルミネーションで彩られていたが、すでに5分以上の遅れをとっており、
人ごみの中、109近くの渋谷GIGOへと急いだ。寒さを感じる余裕はもう無かった…。

18時07分、渋谷GIGOに無事到着。
まだLIVEはやっていない…「日頃のおこない」が良かったみたい(爆)とホッと一息。
会場周辺は店前(50人位?)は勿論のこと、道路を挟んだ反対側まで人垣(50人位?)ができ、
GIGOのスタッフさんが一生懸命アナウンスしたり誘導をしていた。
私は店前側の道路ギリギリまでの後ろに下がり、待機する。

と、まもなくライブの開始である。18時09分のことだった。
GIGOのスタッフの方(?)の紹介で、あいさん登場!!
私の場所からは、あいさんの上半身しか見えない・・・黒い上着を着ていたのだけを確認。
そして、すぐに1曲目!クリスマスソング定番の「サイレントナイト(きよしこの夜)」である。
街の鮮やかのイルミネーション…都会の喧騒の中でもあいさんの歌声は響き渡り、心に染み込んでいく…。
道行く人カップルは歩みを止め、上を見上げつつ肩を抱き合いながら、そっと聴き入っていた。
歌ったのは1フレーズくらいだっただろう・・・
歌い終えるとすかさずMCが入る。
「今晩は、川嶋あいです。今日は高いところですけどみなさんの上から歌います。」
といつもの名調子(笑)
もうすぐクリスマスということで、1曲目はサイレントナイトを歌ったそうだ。
(あとで、カズさんに聞いたところによれば、昨年のクリスマスライブの出だしと似ているらしい。)
あいさんは、そのあと明日の福島、明後日の大分の予定があるため、
今日がクリスマス前の東京での最後のライブになるようなことを言っていた。

そして次の曲に移るのだが、ここで重大発表!
どのように言われたかよくは覚えてないが、
映画「DeepLove」の主題歌が「天使たちのメロディー」に決定したそうだ。
表現の仕方が非常に微妙だったため、大発表という感じでなくサラリと流れてしまった。
(あとで、スタッフの中岸さんに伺ったところでは、数日前に主題歌に決まったとのことであった。)

そして2曲目の「天使たちのメロディー」が歌われる。
あいさんはいつものように足で軽くリズムを取りながら、この寒空の下、
遠くまで透き通るような声で周囲を魅了していく。まさしく天使のメロディーである。
と…キーボードの調子が悪い??
今日は、最初から最後までところどころでハウリングが起こっているような状況で、
セッティングも上手くいっていないようすだが、
何よりいつものこうへいさんらしくない演奏ミスがしばしば聴こえる…。
どうも体調不良&寒さによって手が思うように動かないようだ。
あいさんと同行し、連日、寒空の下でのライブで繊細な指の動きを必要とする
キーボードを演奏しているから、さすがに大変なのだろう…。
どうか無理はしないで、お体を大切にしていただきたいところである。
…と、思いながら視線をあいさんの下のほう、つまり1階の店先にうつすと、
店頭でスタッフの方がチラシを配り、CDを販売している…
通り過ぎる人はほとんど興味なさそうにちらしを受け取らず通り過ぎる。
その一方で、カップルだけでなく、仕事帰りのサラリーマンも歩みを止め、上を見上げ、
まるで天使の光臨のように舞い降りる歌声に聴き入り、その姿に目を奪われている人もいた。
そして気が付くと開始時よりも人垣が多くなっているのである。

と、気づいた時にはメドレー状態で3曲目に突入。「時雨」である。
今日はやけにあいさんの声の通りが良く感じる。
時雨はなかなか生で聴くことができなかった曲なので思い入れもあるが、
あまりの良さに心に染みてくるのがよくわかる。
周囲のカップルは、ますます肩を寄せ合い良い雰囲気。
「気持ちはわかるよ〜」と思いつつ、じっくりと聴かせていただいた。

終わるとMCが入る。今度はCD販売の案内だ。
「天メロ」と「路上集0号」を持ってきており、
「路上集0号は」6枚のCDの中から4曲をセレクトして作ったことを話すと共に、
「なんと1000円(笑)、すっごく安いですよ〜。ぜひ買ってください。数に限りがある特別なCDです」
とあいさん節でのPRも忘れない。
さっき見た販売だな〜と思っていると、あいさんが紹介するやいなや、すぐに人だかりができた。

と目の前に、BBSで書き込んでいたような姿をしたお二人…直樹さんとCショックさんだ。
最前列(?)まで出て行き、軽く挨拶をするのもつかの間、
MCが終わり4曲目の「twelve seasons〜4度目の春〜」に入る。

私は、その瞬間に最後の1枚になったチラシを貰い、再度「路上集0号」を手に入れるために走る…。
「twelve seasons〜4度目の春〜」では間奏の時に、
聖書の教えをスピーカーで流す宗教団体の街宣車が近くを通りかかった。
ところが、いきなりその音が鳴り止んだのである。
思わず振り返ると、信号待ち(渋滞?)の運転手が、なんと、あいさんの歌に聴き入ってたのである…。
そう、その姿はまるで「天使」を見るかのごとく、視線は一点に集中し、
神に教えを請うがごとく聴き入っているような感じだった。
さすが「天使の歌声」である…というより一種の伝説といっても過言ではないかもしれない…(^^;)

4曲終わった時に、再度CDのPRをし、奥へ下がったが、
それを聞くか聞かないうちから店頭には黒山の人だかり。
GIGOの定員さんが一生懸命、整列販売させていた。
「うんうん、こんなにたくさんの人が買ってくれてる」
と自分勝手に嬉しくなっていた。会社帰りのサラリーマンも、カップルの人たちも…。
もちろん以前からのファンの方もたくさんいただろう。
でも、初めて聞く人、初めて買う人が心なしか多いような気がした。
それだけ、今日のあいさんの歌声は良かったのだろう。
しかし、あいさんがその時に気になることを言っていたのを思い出した。
「あと150枚ですよ〜」と…。
思わず、DICTIONARYにあった昨年のクリスマスライブチケット関連での、
あいさんの名言が頭に思い浮かび、
一瞬笑ってしまったが、すぐに「残り150枚」というフレーズが気になった。
そうだとしたら少なくはないだろうか…?
事の真相をハッキリさせるため、呼び込みのスタッフの方に声を掛けると、快く答えてくださった。
(中岸さん、ありがとうございます。)
あと150枚というのは正直なところ、そのスタッフの方も最近スタッフになったばかりで、
詳しくはわからないそうだ。
ただ、「27日のライブでは販売すると思います」と話されていたので、まだあると信じたい…。
全体で残りが150枚とは考えにくい…、しかし渋谷GIGOで売るにしては多すぎるか…。
微妙なところである。

その後、直樹さん、Cショックさんと立ち話をしている際に、orcaさんとカズさんにお会いする。
カズさんからは貴重な10月1日〜3日に、この渋谷GIGOで行われたシークレットライブの話を伺い、
一同びっくり!(カズさん、ぜひLIVEMANIAへの投稿お願いしますね。)
帰りにはおまけでGIGOに入って、エアホッケー大会〜(爆)またやりましょうか〜(自爆)

と、緊急参加した渋谷GIGOライブは終わりを告げた。
今のところ東京では今年最後の27日のLIVEを残すのみ。
私にとってこの1年の締めくくりに欠かすことのできないものとなりそうだ。
家族にとってもかけがえの無い存在になったあいさん。
来年のステップに向けて、今年の集大成をあいさんらしい形で見せてくれる、
そんなLIVEになりそうな予感がするのである。
もう川嶋ワールドからは抜け出せそうもない…(爆)