2003年12月21日 クリスマススペシャルライブ
@デックス東京ビーチ

・演奏曲目

旅立ちの朝
時雨
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
どんなときも
twelve seasons〜4度目の春〜

・レポート(BLUESさん)

晴天。お台場は、前日の強風のおかげか、雲一つなく晴れていた。
大して風も吹いていなく、着込んできた私はノドが乾いてコーラを飲む始末。
先月(11月15日)の同じ場所でのイベントを観ていないので、
あいちゃんがここで歌うのを観るのは初めてだった。
会場に着くなり耳に入って来たのは「明日への扉」。
これがネバーエンディングで延々とスピーカーから流れている。
しかし、出演者は「川嶋あい」。
「天メロ」を流すなら筋が通っているが、一体なんなんだ? と。
I WiSHが出演するわけでもないのに、客寄せのつもりだろうか?
事務局も抗議するべきだ。 …そう思ったのはわたしだけではないだろう(笑)

開場まで約1時間半もあるのにすでに最前列には数人の方々が
ベッタリと貼付いており、Centuryとは無縁の方々だったので
そうそうにステージを見下ろせる上のデッキに移動(笑)。
そこでコーラを飲みながら夕日に染められつつあるお台場の風景を楽しむ。
しばらくボケーっとしているとひろともさんが登場。
二人して本日のイベントについて妄想を語り合う(笑)。
今回はインターネットプロバイダの「フレッツ」のブースが
ステージに隣接していたが、前回はそうではなかったとか、そのへんを聞く。
そのうちにしろひげさんがおいでになり、一緒に談笑。
話をしていたらあいちゃんがキーボードの方とリハーサルに登場した。
いや、「リハーサル」という大袈裟なモノではなく、
「サウンド・チェック」に近いかな…(笑)
10分も音を出していなかった様な気がする。でも、そこでは珍しい曲を歌っていた…。
それが何かはあとに廻すとして、その後わんちゃんさん、
トリエさん・ひろゆきさん、羽生兄弟さんが顔を揃えた。
その頃、上から見ていたらスタッフさんがCDを持ってステージ後ろから出て来て、
ステージ向かって左側で物販を始めた。
明らかにaiBBSで話題になっていた「路上集0(ゼロ)号」を並べていた。
それを見てひろともさんやトリエさん、わんちゃんさんが下へ向かって購入に走る(笑)。
わたしは場所取りの為に残ったが、みなさんのお陰で無事に入手出来ることになった。
わんちゃんさん、ありがとう。
「路上集」という割には「南十字星」とか路上で全然歌ってない曲も入っているわけだが、
「路上で販売していたCDからの選曲」ってイミでの「路上集」というタイトルの様ですね(笑)。
そうしている間に陽がすっかり落ち、温度もぐんと下がってそろそろ開始時間が迫る。。。
そんな中、最後にかあみんさんがゆいボンとそのお友達、ママ友さんと登場。
ステージ前はすごい人だかりと化していた。

サンタの格好をしたおにいさんと、司会のおねいさんが「I WiSHの川嶋あいちゃん」
とかいうクドイ説明を繰り返し(前回もそうだった様だが…)興醒めしたが、
17:10、キーボードのおにいさんと共に、
黒いジャケット、黒い手袋、グレーのパンツ姿であいちゃんが登場。
グリーンのライトの中で、サウンド・チェックで歌っていた「旅立ちの朝」を歌い始めた。
個人的にこの曲を聴くのは渋谷公会堂以来。どこかで歌っていたかな…?
高音がキレイなこの曲を、真冬の空の下で聴くとは思わなかった(笑)
しかし、左手奥には大きく煌めく特大のクリスマス・ツリーが、
ステージ後方にはライトアップされたレインボーブリッジが、
その向こうには東京タワーがネオンを滲ませ、
右手にはお台場のウォーターフロントの窓アカリが仄かに灯る。
ステージとしてはこれ以上ないくらいの素晴らしいロケーションだ。。。
そんなロケーションで歌うあいちゃんを観ながら、
ふと最初に恵比須のギルティーで観た最初のライブが頭をよぎった。
制服姿で、観ているこっちにもドキドキが伝わって来そうな可憐な一人の女の子。
精一杯歌うその姿がとても印象的だった。
そのコが今、お台場のこんな美しい風景を背景に、
大勢の観客を前に堂々と自分の曲を歌っている。少々胸が熱くなった瞬間だった。

歌い終わってMC。
「なんかこう、(お客さんと)すごく近いですよね(笑)。あんまり見ないでくださ
いっ、キンチョーしてるんで」
と笑わせる。
「先月に引き続き、ここで歌わせてもらうのは2回目なんですけど、
昨日は福岡で歌ってまして。
『盛り上がって行きましょう!』とか言ったんですけど、
『シーン…』ってなっちゃったんですよ(笑)
なので、今日のこのお台場のお客さんは盛り上がって行きましょうね!」
と場内を煽るあいちゃん。MCも上手くなったね(笑)

さて、それだけ会場を煽っておきながら、紹介された曲は「時雨」(^^;)
こんな叙情的な曲の前に煽らなくっても… というあいちゃんが好き(笑)。
恵比須で聴いた時は他にアコギ、コーラスの方々がいたわけだが、
今回はキーボードのみという事で「原点」に帰ったという感じか…。
もちろん、あいちゃんが弾き語りをしてこそ「原点」なのだが、
まぁこの場合オリジナルなスタイルに近いと言う事でシンプルな印象。
が、上に書いた様なムード満点なロケーションの中で、
真冬に聴く「時雨」もオツなものだな…、と。
左手奥でチカチカと瞬くクリスマス・ツリーと
「パラパラとどうか降り止んで」という一節がシンクロしたりして。。。
ただ、隣に隣接した「フレッツ」のコンパニオンのおねいさん、おにいさんの
呼び込みの声が時折混じって残念だったが…。
引き続きMCなしで歌われたのは「天使たちのメロディー」。
あいちゃんと知り合ってから、幾度となく聴いてきたこの曲、
聴いても聴いても鮮度が落ちないのは不思議だ…。
そればかりか、歌う場所によって表情が変化したりする。
この日は場所が場所で、上で何度も書いたけどクリスマス・ツリー、レインボーブリッジ、
東京タワー、ビルのイルミネーションと、その素晴らしいロケーションに包まれたステージで、
恵比須の時より一層幻想的な空間になっていた。
まさしく歌詞のまま…「天使たちがこの場所へと 今メロディー運んできたよ」という感じですかね。
時折吹く冷たい風が現実へ引き戻すんですけど…(笑)

「天メロ」が終わり、再びMC。
「今日はしゃべることがイッパイあるんですよ! …ちょっと待ってくださいね」
と手袋を外すあいちゃん。「手に書いて来たのかよ!」を笑いが起こる中で
「えーとですねぇ」
と勝手に進行(笑)
「8月20日に渋谷公会堂演ったじゃないですか、来年、もう一度やる事になりました!」
と爆弾発言!! 「いったいいつやるんだ!」とあちこちから声があがったが、
「1月25日に『NATUAL BORN DIAM NBS 2004 Final』というのに出演することになりましたー!」
と嬉しそうに言うあいちゃん。…こっちはみんなで滑りまくった(^^;)
てっきり、8月の渋公並みの「ワンマンが決定」したのかと思ったわけで… 
久しぶりの「生・川嶋フェイク!」(笑)
相当の人が勘違いしたんだろうなぁ。。。あの瞬間…。
まぁあいちゃんにとっては、どんなカタチであれ渋谷公会堂のステージに
立つというのは感慨深いモノなんでしょう。
「チケットぴあとかで売ってます!安いですよ!(笑)」って(笑)
それと、先程話題にした「路上集0号」のお話。
「路上で売ってたんで、なかなか手に入らなかったじゃないですか」
…自分でそう言い切れるあいちゃんが好き(笑)
まあ確かに新作が出る事に路上であいちゃんから直接買っていたわたしらはともかく、
地方のかたでaiSHOPでも買えなかった人には嬉しいCDであると感じます。 
「2003年がもう少しで終わりますね。今全国をライブしてまわっていますが、来年は
もっとたくさんの人に出会いたいって思います。
わたしの中では今歌った『天メロ』がイチバン大切な曲で、中2の時に作った曲なんですけど、
この曲と一緒に路上1000回を目指して来年もがんばります!」
というMCの間、キーボードのおにいさんが寒さで手がかじかんだらしく
摩っているのを見たかあみんさんが
「キーボードがんばれー!」と声をかけると、あいちゃんがそれに反応。
「あ〜、寒いですよね〜、大丈夫ですか(笑)? コーヘイさんって言うんですけど、
いつもあたしの伴奏してくれてる方なんです」
とメンバー紹介までしちゃったあいちゃん(笑) 
冬の野外は楽器弾きにはタイヘンなのです。

「次はポップな曲で、わたしも大好きな曲『どんなときも』です!」
と最近のライブでも欠かさない「どんなときも」を歌う。
コーヘイさんのキーボードが若干走り気味か…。
に、しても最近の「どんなときも」は2番を歌わない
「ワン・ハーフ」バージョンなんですねぇ。。。フルコーラスで聴きたいよぅぅぅ。
2番もすごくイイ歌詞なので、もったいない!って思ってしまうんですね。
例えばこれがオープニングナンバーなら、全然アリ!だと思うんです。
ビートルズもライブの初期にオープニングナンバーだった
「ツイスト・アンド・シャウト」をリフレイン後のコーラスから入ってサビで終わる。
ってカタチでオープニングしていたので。
おうおうにして、ショート・バージョンでライブのオープニング、というのはありますし。
うーん、つくづくもったいナイ。。。
しかし、おじさんのそんな雑念を他所に、どこからともなく自然に手拍子が起こり、
なんかいい雰囲気に…。
今回は前回話題になった様な輩も出なかった様ですし。

最後の曲の前に、もう一度MC。
「寒い中、たくさんの方に集まっていただいて、ありがとうございました。
最後はわたしの今イチオシの曲で、
『卒業』をテーマにした曲『twelve seasons〜4度目の春〜』、聴いてください」
来年春のシングルに決定しているから、ということもあるのだろうが、
ここ最近のオーラスはこの曲で定着してようですね。
吹き抜ける風に寒そうな表情を見せながらも最後まで堂々と歌い切るその姿は、
もう立派な「歌手」でした。。。
時計を見ると17:40分。約30分の「クリスマス・ライブ」は終わった。。。

結局、「クリスマス・ライブ」だけど「long & deep X'mas」は歌われなかった。
ひろともさんと
「あいちゃんらしい、と言うかなんと言うか。まぁ、さんざん聴いたからいいですかね」
と笑ったのでした。

その後、男ばかり8人でFM-TOKYOの番組まで食事をすることに。
ママさんやツーステッパーズやななほちゃんがいないと、
すっかりCenturyは男ばかりの所帯となる(笑)

食事をしてラジオのブース前へ戻ると、すでに結構な人だかり。
係りのおにいちゃんが「もっと詰めてくださーい」と叫んでいたが
「詰める程の空間がないよね」とぶーたれてたら聞こえたらしく
「若干後ろにスペースを作りましたので、詰めてください!」と。
おにいちゃん、ありがとう(笑)

19:00に「TOKYO-FMサンデースペシャル」がスタート。
「前の方のかた、座ってもらえませんかー?」と声が飛んだが、
横浜の時のようにしゃがんでくれる人はひとりもおらず、遅く行ったのが悪いんだよね。
と一同諦めてあいちゃんのオデコだけを見るハメに。音声だけは外に流れてるので。
こういう時、トリエさんの様な長身はいいやね…。
メモを取れる様な状態ではなかったので、放送を聴いた方にRADIOMANIAへの投稿を期待するとして、
内容的にはゲストで来てた「オハスタの山ちゃん」こと山寺宏一氏と
メインのおねいさんを相手にクリスマスの話題で。
「子供の頃もらったプレゼントで一番思い出に残ってるのは?」
「綿菓子製造機みたいなやつです。すぐ飽きちゃったんですけど(笑)」
みたいなお話。それからスポンサー(?)の映画「ブルース・オールマイティー」の絡みの
「なんでも思い通りに出来たらどうする?」とか。
どうでもイイんだけど、山寺氏がいちいち「ブルース的には…」って言葉を繰り返すんで、
自分の事かと何度か思ってしまいました(ー_ー)
「これからの予定なんかは?」と聞かれ、
「えーっと。。。明日、渋谷のGIGOってところで歌います」
とまた爆弾発言(笑)。いきなり過ぎるっちゅーの…(^^;)。
まぁ、そんな話しで約10分。「twelve seasons」が流れる間にあいちゃんは退場して行った。。。

ラジオが終わったので引き上げかなぁ。と思っていたらカズくんにご挨拶された。
年を聞いたら17歳。こんちゃんとあすかちんの間…。
だんだんおじさんの居場所がなくなってきたか(笑)
aiBBSを観るとそれなりに会場にはおいでになっていた様だが、挨拶したのは彼だけだった。
27日はタイヘンなことになるんでしょうねぇ(^^;)

って、今週の土曜日ですね。1年早いですね。。。
さて、わたしにとって今年最後の「川嶋あい」。
どんなステージを魅せてくれるんでしょう。ちょっとドキドキしてきました。