2003年12月3日 I WiSH Winter Greeting
@Zepp東京

・演奏曲目

December
.☆キラキラ☆
Flower II
サマーブリーズにのって
クラスメイト以上・・・。
ふたつ星
明日への扉
あなたが旅立ったあの春のにおい
Precious days

・レポートその3(ジラルデリさん)

BLUESさん、NGCさんの名文の後に拙い文章で申し訳ないですが、
I WiSHファンの一人として書かせていただきます。

私はCenturyの多くの皆さんと違って
川嶋あいという名前を知ったのは渋公ライブの2週間ほど前です。
それまではI WiSHと言う名前しか知りませんでした。
I WiSHとは今年の2月13日初めて出会いました。「明日への扉」です。
私は「あいのり」は見ていなくて、発売日の1週間ほど前に
行きつけのCDショップでポップを見て何となく予約しました。
これが後から考えると私の人生を大きく変える事態となることも知らずに。
発売日の前日である2月13日にCDを手に入れました。
普通私はCDを買ってもすぐには聞きません。
そのまま一度も聞かずにお蔵入りになるCDも多数あります。
しかしどういう訳だか「明日への扉」はすぐに聞きました。心が動きました。もう一つ、
CDのスタッフロールの最後の Special Thanksの最後に一行あけて書かれた
「このCDを聞いてくれたみなさん」と言うフレーズにさらに心を打たれました。
本の後書きで最後に読者に対するお礼を述べているのと同じです。
ああ。ファンを大事にしようとしているんだと思いました。
さらに公式HPを見ました。顔も本名も何もわからない。
aiからのメッセージというのを読みました。またしても心が動きました。
優しい文章、行間から伝わる言葉に言い表せない何か。
いつしか思いました。どんな顔をしているか見たい。そしてライブが観たい。ずっと夢でした。

その夢は忘れもしない8月20日渋谷公会堂で果たされました。
その後はみなさんが知っているように、ものすごい追っかけです。お金も大分使いました。
でも、何か心に引っかかっていることがありました。
I WiSHとしてのライブを観たことがない。
I WiSHとしてのライブを観たい。
でもこの間ろっくさんとお話していたときに
「あいちゃんI WiSH に力入れてないからなあ。」と言われてそうだなと思いました。
渋公ライブのパンフでもI WiSHはどうでもいいという感じでした。

そこで入った知らせがI WiSHライブ大決定の知らせです。
11月のある朝、職場で同僚から
「I WiSHが川嶋あいとしてでなくライブやるって、今朝のめざましテレビで言ってたよ。」
すぐに密かに職場のパソコンから公式サイトを覗き応募しました。
そして紆余曲折あってチケットを手に入れることができました。手に入れすぎましたが(笑)。
後は12月3日を待つだけです。
待っている過程でどんなライブになるんだろうと考えてました。
要するにあいちゃんが出てくるんだよねえ。うーん、訳がわからない。

ついに当日が来ました。新幹線で東京へ向かいました。
そのなかで、I WiSHの曲を予習していこうと思ったんですが、
十六夜会長から電話がかかってくるかもしれない状況でそれはできませんでした。
(携帯をマナーモードにする方法がわからなかったんです。)(うーむローテク)。
3時半頃ZeppTokyoに着きました。会場前には5,6人しかいませんでした。
隣のトヨタの展示場へ入り時間をつぶすことにしました。
そこで十六夜会長と連絡が取れ、その指示でひろともさん、NGCさんとお会いし用件を果たしました。
そこにしろひげさん登場。4人でしばらく車を観て歩きました。
ひろともさん、NGCさんはその後行動を別にされました。
さらにtunebassさん、わんちゃんさん登場。4人でお茶を飲むことにしました。
さらにその後、tunebassさんが携帯で連絡を取られトリエさんが登場。
何かCenturyのメンバーが次々と。みんな来れないはずじゃなかったの。
5時半頃「私たちもそろそろ。」と席を立ちました。

ZeppTokyoの前は黒山の人だかり、その中に次々と知った顔が。
Centuryのメンバーほとんど全員登場。
ほかにもよくあいちゃんのライブでお見かけする人たちが。
みんな公称160倍の競争率のプラチナチケットを持ってるんだ。
Centuryのみなさんとおだをあげていると、いよいよ6時、しかし会場にはまだ入れません。
スタッフの方によればリハーサルが長引いているとのこと。
Hiro51さんと「いつになったら入れるんでしょうね。」
「ライブってまず定刻には始まらないからね。」。
それからしばらく、ついに入場列を作るために、番号が呼ばれ始めました。
まずわんちゃんさん、トリエさんが列に並びました。
私の持っているチケットは246番。
少し後ついに番号が呼ばれ、ZeppTokyoの正面右側に並びました。
一人で待っていると、その列の後尾に着くために、ひろゆきさん、BLUESさん、
いっかそさん、ななほさん、が次々とすれ違って行かれました。

6時40分頃ついに会場に入れました。
会場内を見渡すと、正面最前列を中心にピラミッド型に席が埋まっていました。
最前列の横の方はまだ空いてました。正面をとるか、最前列をとるか。
最前列をとることにしました。最前列の右端から6番目。座ってみると結構いい席です。
横顔がみえるし、多分ステージの端の方はたまに来てくれるだろうから、そのとき目の前で観られる。
私はコンサートたくさん行ってますが、本格的なコンサートで最前列は初めて。
それも今までの生涯でもっとも好きになったアーティストのコンサートで。
わんちゃんさんじゃないですけど、胸がどきどきしてきました。

7時になりました。まだ始まりません。
10分か15分後、ついに照明が落ち、足音の効果音の後に伴奏が始まりました。ああついに始まる。
白いワンピースに赤いブーツ、そしてクロスのネックレスのあいちゃんが現れ歌い始めました。
「December」です。
自分の心の中で「あっ、あいちゃんだ。いや違うI WiSHだ。
I WiSHが目の前で歌っている。望みが叶った。」もう目がうるうる。完全に頭が変です。
ただ、自分がものすごく喜んでいると言うことがわかりました。
この後のことは、BLUESさん、NGCさんが書いておられるとおりです。
ただ、テレビの舞台裏って面白いんだなと思いました。

ライブが終わって会場から出ました。
生涯でもっとも好きになったアーティストの初ライブ、初のテレビ生出演、
その現場の最前列にいられたこと。夢のようです。
後何年生きられるかわからないですけど、生涯最高の思い出です。
もう思い残すことは無いです。
これはライブレポートじゃなくて心境告白ですね。

・レポートその2(NGC)

実は前日いろいろ考え事をしていて寝付かれず
結局寝たのは3時間くらい、寝不足ぎみで新幹線に乗って上京
初めて「ゆりかもめ」に乗ってお台場へ・・・

IWiSHとしての初めてのライブ成功して欲しいと思う一方で
川嶋あいのライブより良かったらいやだなぁと思う自分もいたりする
TV中継も入るんだからこれが川嶋あいIWiSH だってのを
全国の人に見せ付けて欲しいとも思う
そして川嶋あいとIWiSHの違いって何なんだろうって
そんな事を考えてたんです(^^ゞ

私の中でIWiSHの曲はビジュアル的に言うとアニメで
川嶋あいの曲は実写の映画またはドラマって感じでとらえていたんですが
今一しっくりこない事もあって今日のライブで1つの答えが出るのでは
と期待もしていました

初めてのお台場は何か殺風景なところだなぁってのが印象でした
トヨタの展示場で暇をつぶして仲間と合流し
少し早い晩飯をファーストキッチンでとって会場のZepp東京へ向かいました

開場時間の18:00を過ぎてもリハーサルが長引いているらしく
開場せず18:40頃からやっと人が入り始める
まわりのBLUESさん達と「大丈夫か?」って言ってましたね(^^ゞ
何とか中に入り真中より少し後ろあたりに仲間で陣取り
IWiSHの登場を待ちました

19:30バンドメンバーの登場のあとnaoさんがピアノにつき
1曲目の「December」を歌いながらあいちゃんが登場しました
最近は黒系の衣装が多いけれど今日は白のワンピースに赤のブーツで
クリスマスを意識したのか胸にはクロスのネックレスを付け
久々のかわいい系の衣装でした

1曲目に続いて2曲目の「☆キラキラ☆」
聞いた事はあるけど2曲とも曲名がわからなかった(^^ゞ
やっぱりアニメかなって思いながら聞いていました
「みなさんこんばんは、初めまして、川嶋あ・・・IWiSHです」
このあいさつを聞いて会場は盛り上がった
みんなどう思ったんだろう?
初めて路上に立ってからいままで700回以上のライブで
時には1日何回も「川嶋あいです」を繰り返してきたんだから
「あいちゃんほこりに思っていいよ!」
私はそう言って励ましたくなりました

「お世話になった人が落ち込んでいる時に何もして上げられず
歌でお返ししようと作った歌です」とMCが入り
3曲目の「Flower2」
そして4曲目の「サマーブリーズにのって」
このくらいから会場はのってきて
それにあわせてあいちゃんも楽しそうに歌っていました

「いろいろな声援ありがとうございます」
「みなさん楽しんでますかー」
とか会場を沸かせるMCが入り観客を立たせて

5曲目「クラスメイト以上…。」
この曲でバンメンバーを紹介し最後に
「私のパートナーのnao!ボーカルは私あい」
場内は最高潮に達した・・・

「次で最後の曲なんです」に対して場内は「えぇー」
「ごめんなさいこのあと特別な事があるので」
と会場を静めて
「私の一番好きな曲です」
「どうか目をつぶって聞いてくださいね」
とあいちゃんのMCが入り

6曲目の「ふたつ星」
あいちゃんが言った通り目をつぶって聞いていると
初めて聞いたギルティや冬の路上で手を真っ赤にして歌っている
あいちゃんの姿が浮かんできてさすがに目頭が熱くなり
思わず天井を見てしまいました
下からのライトがちょうど夜空に浮かんだ星の様に
きれいに映し出されていて
ステージには白いワンピースのあいちゃんが静かに歌っている
まるで月の女神アルテミスが白銀の大地に立ち
天空の星たちにやさしく語りかけるように祈っている
そんな感じがしてステージに釘付けになりました
「ふたつ星」は「ふたつ星」なんだ
川嶋あいとIWiSHの違いなんて考えていた自分が馬鹿らしく思えてきました
今まで何考えていたんだろうって・・・
あいちゃんはその時できる最高の物を作りそして最高の状態で
私達に伝えてくれるためにいつでもがんばってる
川嶋あいだろうとIWiSHだろうと同じ事なんだってこの時実感しました

20:00にフジテレビの内田アナが登場してTV中継の準備
30分後に中継が始るまで間を持たせた
アナウンサーも大変だなぁって思いました

20:30に中継が繋がり練習どおりに会場が盛り上がる所に
衣装替えをしたあいちゃんとnaoさんが登場
FNS歌謡祭の会場との会話のあとCMとELTの曲をはさんで
いよいよ「明日への扉」を歌う

TVなので残念ながら1番2番が混じった「あいのり」のオープニングに
近い感じのバージョンでした
生で聞くのは初めてなのでできればフルコーラスで歌って欲しかった
って言うかフルコーラスも聞きたかった(笑)
「明日への扉」には本当にいろいろな思い出がある
いろんな事があったなぁって考えながら聞きました

中継が終わって
「やっと終わりましたね!ふぅ〜」
「TV中継が入っていたのですごく緊張してたんです!やっとリラックスできます」
「ところでみなさんCD買ったよね」
と本当にリラックスしているらしく愉快なMCが入り

新曲の8曲目「あなたが旅立ったあの春のにおい」
春の風を感じさせてくれるふんわかって感じの曲でした
「みなさんの前で歌えて本当に幸せです、ありがとうございました」
バンドのメンバーとnaoさんあいちゃんが手を繋いであいさつ
その後IWiSHの2人で左、右、真中と3度あいさつをして
なんか初々しくて場内笑いの中で退場していきました

アンコールのコールが続く中場内放送が
「本日の公演はすべて終了したしました」と
アンコール無しかなって思っていたところ
再びIWiSHの2人が登場
「みなさんが立ち上がらなかったら2人で考えてこの曲を歌おうと考えてました」
半分あきらめていたのですごく嬉しかったそして
歌うのが新曲だとわかってさらに倍嬉しくなりました
9曲目「Precious Days」訳すと貴重な日々
naoさんのピアノのみの演奏の中、学校生活のいろいろな場面が浮かんで来る
あいちゃんがこんな曲作るとやっぱりいいですね
IWiSH版「twelve seasons」って感じでしょうか
やっぱりあいちゃんの「ぼく〜♪」はいいですね(笑)
もう一度2人で左、右、真中とあいさつ場内の笑いの中
観客席をバックに記念撮影をして2人で退場
IWiSHの初ライブは終わりました

今回のライブ本当に素敵なプレゼントでした
IWiSHと川嶋あいの違いなんて完全に消してくれたし
私が感じてる以上に「川嶋あいの世界」が広がっているって実感しました
あいちゃん本当にありがとう!

・レポートその1(BLUESさん)

12月3日。日中あまり天気が良くなかったのに、夜は月がくっきりと、
観覧車とのランデブーを見せてくれたお台場。
ライトアップされた観覧車の下の「Zepp東京」は多くの人の開場待ちでごった返してた。
多くの人、と言ってもそれは抽選で当たった人、もしくはなんらかのカタチで
「招待券」を入手した、たった1000人のファンの人々。
「I WiSH Winter Greeting」
あいちゃんが「最大のライバル」という
「I WiSH」の初めてのイベントがこの日のコンサート。
しかもフジテレビ(CX)系の「FNS歌謡祭」向けの「生放送」を含むという内容。。。

かねてから「一番は『川嶋あい』で、『I WiSH』は二番目」と言って来たわたしとしては、
「I WiSH」の曲が「なかなか覚えられない…」というオジサン的なノリの部分もあり、
チケットが当選してもその時点ではあまり感動がなかった。。。
逆に「平日だし、どーしよっかなぁ」と憂鬱な気分になっていた。
が、しかし、当日をむかえ、
(やはり緊張こそしなかったものの)当日初めて入る「Zepp東京」を前にして
「やっぱりあいちゃんの晴れ姿、節目は観ておかないと。…その瞬間に立ち会えると
いうのは素晴らしいことかもしれない」
と思う様になった。。。
「1000人」という枠から外れた人、遠くて東京まで来れない人、
そういう人の事を考えたら素直に喜ばなければいけないんだと。

開場するまでに40分を費やした。。。まるで去年の11月のギルティーを彷佛とさせる(笑)
「まさか『時間が押してるので1曲カットになりました!』なんて言うんじゃないだろうねー」
とNGCさんあたりと冗談を言い合う。
そうとう待った頃、番号を呼ばれ、列に並ぶことに。
入場までをひろなおさんと並び、しゃべり、いよいよ会場へ。。。

Zeppの中は。。。「あ、こんなもんなんだ」という印象。
かつて新宿の日清本社(?)の地下にあった「日清パワーステーション」をふと思い出す。。。
いや、雰囲気で言うと「渋谷AX」の方が近いのかも。
ステージには「明日への扉」を意識したであろう金属のパイプ(?)で作られた
「扉」のセットが組まれていた。
マニュピレーター用のMacG5を観て「おーっ」って隣の十六夜さんたちとステージの
セッティングについてあれこれ語る。、
そうこうしてるうちに7時も25分をまわり。。。
場内に流れてるシカゴの「素直になれなくて」のボリュームがイッパイに上がると
場内のアカリが落ちてメンバーが登場。

nao氏のピアノに導かれて「December」からスタート!
イントロが流れる中を、白いワンピースを身に纏ったaiちゃんが、
センターの扉を開けて登場、ゆっくり階段を降りてくる。
曲名が思い出せず思わず十六夜さんに聞くが
「えっ?わかんないっす(笑)」ということで隣のひろゆき氏に聞くがこれまたわからず、
さらにその隣のしろひげ氏に聞く事に。それでようやく曲名が判明。。。(^^;)
オジサンのせいか、どうも「I WiSH」の曲は耳に残らない。。。
12月に入ったということで「December」がオープニングなのだろうと勝手に推測(笑)。
しかし、aiちゃんの衣装は純白のワンピースに赤いブーツ、胸にはクロスを、
両手に赤いビーズのブレスレット、それとお揃いの指輪を左手のクスリユビにはめ、
左の二の腕に星のシールをふたつ(ふたつ星、ね)。
…というクリスマスモード全開の衣装ですね。

「December」が終わるとすぐに「☆キラキラ☆」へ。
「I WiSH」ならでは、というか「川嶋あい」名義では
お耳にかかったことのない様なメロディーラインの曲ですが。。。
ライブではこういう曲っていうのは盛り上がるんですねぇ。
一九さんは「これ『モナ王』の曲?」をボケをカマしてくれましたが(笑)
サビの部分での「キラキラ光る宝石の〜」の部分での
aiちゃんと客席のサイリウムを左右に振っての一体感は、
まるで「アイドルのコンサートだなぁ(^^;)」って感じでしたが、
かあみんさんから借りた双眼鏡でaiちゃんの顔を覗くと自信満々な顔の様に見えました。
テレビの生中継で緊張はしてるんでしょうけども。。。aiちゃん、大したモノです。
ホント、全国を飛んで歩って、イベントに出て、一体いつリハーサルしてたんでしょう?
そんな事を考えつつ観ていたら、
後ろにいたゆいボンは双眼鏡で観たaiちゃんを「なんとかわいらしい」と評価しました(笑)

さて、2曲終わったところでようやくMC。aiちゃんのご挨拶が。。。
「みなさん、こんばんは! 川嶋あい(はっとして)。。。WiSHです…(^^;)」
普段、ひとりでイベント、コンサート、路上演ってるからね(笑)。
某スポーツ誌には「緊張気味でソロの名前と言い間違えるほど」とか書かれてたけど、
「そうじゃないだろ」と思ったのは私だけ?
「みなさんと素敵な想い出を作りたいです!」
と言って場内をわかせた後、

「お世話になった人が落ち込んでいて、その人のために何が出来るかと。歌で気持ちを返そう」
と思って作ったという「Flower II」。
「I WiSH」にしては重い曲に入るのだろうか。。。
ムラサキを基調としたライティングがなかなか曲調に合ってると思った。
後程「バンマス」と紹介されるギターの方のテレキャスターのソロが印象的。
「Flower II」の余韻を残さず、「サマーブリースにのって」で場内はノって来た。
メロディーに合わせてゆっくりステージを左に右に。
曲が終わって、場内から様々な歓声が飛ぶ。「aiちゃんかわいい」はわかるが、
「naoさんかわいい」っつーのは。。。(^^;)
それを受けて「いろいろな声援、ありがとう(笑)」と。
「外は寒いですね。みなさん楽しんでますかっ!」とイキナリ来たので
「キミは猪木か!」と心の中でツッコム。

そして曲は5曲目「クラスメイト以上…。」。
「☆キラキラ☆」の時と同じ様にサビであいちゃんが
手を右左に振るのに合わせて客席のサイリウムが揺れる。
曲がブレイクすると、aiちゃんが軽いステップを踏みながらメンバー紹介を始める。
えーっと。。。メンバーのお名前はチェック出来ませんでした。。。
キーボード&マニュピレーター、ドラム、ベース、ギター
(並びは左からnaoさんのピアノ、ギター、ベース、aiちゃん、ドラム、キーボード&マニュピレーター)
の順番でご紹介。
バックバンドの方々は基本的に黒を基調とした衣装。
そして「わたしのパートナーnao!」のコールで会場は大騒ぎ(笑)。
「ボーカルはわたし、ai!」でさらに会場は大騒ぎ(^^;)
ホント、アイドルのコンサートみたいです。。。
「川嶋あい」とのギャップを感じる一瞬だった…。どっちも同じあいちゃんなんですがね。

一息ついて「次で最後の曲なんですけど…」のMCに「えーっ!」の会場の声。
「ごめんなさーい! でも、この後に特別なコトがあります!」
と、テレビの中継がある、と言わずに
「最後にわたしの一番好きな曲を聴いてください」と、あの「ふたつ星」を。
弦楽奏者が8人もつく豪華なユニットでaiちゃんは「ふたつ星」を歌い上げる。
プロモを思わせるターコイズのライティングの中で、
かつてあいちゃんが路上で歌っていたときは妄想でしかなかった
「ふたつ星」のオーケストレーションが実際鳴っていた。夢の様だった。。。
そんな夢見心地の時、うしろのママさんから肩を叩かれ、
指差す天井を見ると星型のライティングが天井を被っていた。
「おおっ」って思った目の先にミラーボールがあった。
「こんなライティングしてないで、青白いライティングの中でミラーボール廻せばもっと雰囲気出るのに…」
と、ライティングを気にしてるうちに「ふたつ星」が終わり、メンバーが袖に消えた。。。

8時ちょうどだった。
フジテレビの「FNS歌謡祭」の中継について、アナウンサーの内田恭子女史が登場したので、
別の意味で場内が盛り上がった(笑)。
テレビカメラのクレーンがアタマの上を旋回してるのを見て、
「あー、マジでテレビに流れるんだ」と実感。
まぁ、いろいろ時間の関係もあって内田アナウンサーも大変だったけど、
ここでは割愛しますっ。

さて、約その30分後。。。
aiちゃんのみ、渋公の時の「ダンスパート」の様な(というか、そのまんまだったり…?)
黒基調の衣装に着替えて再び登場。
内田アナと盛り上げの練習をしたりしつつ、その時を待つ。

テレビの中継がつながり、aiちゃんとELTの持田女史との短いやりとり、
ELTの「『あいのり』つながり」の「fragile」をフルコーラスで聴いたあと、
いよいよ「明日への扉」を歌う。。。
イントロが始まるとステージの扉の後ろのカーテンがさーっと開き、
「天使」が向き合う絵が登場。
一瞬場内が「おおっ」って空気につつまれた。
個人的には「どうせ新人だからテレビ中継はテレビサイズ(ワンハーフ)でしか歌わ
せてくれないんだろうから、本編でフルコーラス歌って欲しかったなー」と思ってい
たのだが、やっぱりテレビサイズだった(^^;)
録画するのを忘れたため、
どういうオンエアだったのかは会場の小さいモニタでしかわからないのでコメントしかねるけど、
弦楽奏者まで付けたのに、つくづくテレビサイズでは勿体無いと。
路上で聴いてた曲が変身して、全国ネットに乗ったんですね。
なんか不思議な気分です。
緊張していたとは言え、その歌いっぷりは堂々たるものですね。
まだ画面を観ていないのでどう映っていたのかちょっと気になりますが。

中継が終わりaiちゃんは至極リラックスした笑顔で
「やっと終わりました! 今日はテレビの中継があったので、すぅぅごく緊張してたんですよ!
 でも、これでリラックスできます! …ところで気になってたことがあるんですけど… 
みんな、CD買ったよね?(笑)」
いきなりナニを言い出すんだ!(笑)
「いや、ちょっと不安になって。。。気になってたんですけど、よかった(笑)」
みんなが買わなきゃ結果はついて来ないんだから、そんなに心配しなくてもイイのに。。。
手売りぢゃないからね、実感が湧かなかったんですね。
で、いよいよ新曲の御披露へ。3rdシングルになるという「あなたが旅立ったあの春のにおい」。
「特別ですよー!!!」と「!」マークが三つつくくらい元気良く会場を煽る。
「桜」を思わせるピンクのライティングの中で、「やわらかい」というか「暖かい」
タイトルそのままのメロディーが流れる。
インパクトは「明日への扉」「ふたつ星」に比べるとかなり弱いけど…(^^;)
「みなさんの前で歌えて本当に幸せです! ありがとうございました!!」
とメンバーと手をつないでごあいさつ。
一旦引っ込んだかに見えたが、ai & nao の二人だけで戻って来て、
ギコチナイお辞儀で左。右。そしてセンターでごあいさつ。
それがホントにたどたどしくて場内は爆笑につつまれる。

場内に「本日の公演はすべて終了したしました…」というアナウンスが流れ
帰るお客もいる中、もう一度ふたりがステージに登場!
「このアナウンスが流れたら、さすがにもう…」と気を許してた十六夜さんは
「うわ!!出て来た!」と驚いていた(笑)

「みなさんがお帰りにならなかったら、ふたりで出て行ってこの曲を歌おうって言っ
ていた曲があるんです!」
と言って場内をまた沸せる。うまいなぁ。
aiちゃん、キミはもうリッパな「歌手」です!
「来年、出るカモ(発売されるかも。のニュアンス)、しれませんよ!
『プレシャス・デイズ』」
という「かもしれない」発言で始まったnao氏のピアノの伴奏のみの新曲は、
穏やかなメロディーで、先に歌われた「あなたが旅立ったあの春のにおい」よりも
耳馴染みが良かった。
これから冬が始まるのに「遅咲きの桜で〜」という歌い出しだった。
高校生の等身大の「恋」を描いたその曲はいわゆる青春ソング…
「tweleve seasons」の世界をもっとハッピーなものに置き換えた感じ。
「飲みかけのコーラ分けあった」なんてフレーズもあり、
好感触を持って会場は割れんばかりの拍手が鳴り響いた…。

「あなたが旅立ったあの春のにおい」が終わった時と同じご挨拶を再び。
「新婚さんの様だ」とあちこちから冷やかしの声が飛ぶ中、
nao氏がデジカメを持って来て、二人は客席をバックに記念撮影をしたのだった。
…アンディー・ウォーホールか(笑)
鳴り止まない拍手の中、二人はステージの袖に消えた。
naoさんはついに一言も発しなかった(笑)。そのかわり、aiちゃんの笑顔はとびきりだった。
時計は8時50分を指していた。約1時間20分程の「Winter Greeting」は終わった。。。

初お披露目、大成功と言ったところか…。
基本的に「川嶋あい」での活動が中心になりそうなので、
今後の「I WiSH」がどうなるのか分からないけども、
…まぁヘビーな楽曲は「川嶋あい」名義で、
逆にポップでライトなナンバーは「IWiSH」で。。。という感じなら、
それはそれで面白いかな、と感じた。
ママさんが言っていたのですが、ダンス(振り付け)とか本格的に付くと面白いかも。
でも、やっぱり、あいちゃんも、ああいう感じで「アーティスト」らしくなって行くんですね。
とりあえず、「I WiSH」は新曲を聴けたので、次のイベントでは「川嶋あい」の新曲が聴けたらなァ。
などと無理矢理なことを考えた3日の夜だった。。。